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カテゴリー「随想」の129件の記事

2012年5月12日 (土)

ヌーブルジェを呼びたい

ヌーブルジェが最後に来日してから、早、2年近くが経過しようとしています。

本当なら去年の5月のラ・フォル・ジュルネで来日していたはずが、東日本大震災でおじゃん。

今年のラ・フォル・ジュルネも、ナントでは出番があったのに、結局来日せず。

2年前にカジモトに問い合わせた時には、来日がありそうなことを言っていたのに、その後、何回か問い合わせても、返事をくれなくなりました。

今年に入って、2012年のシーズンには来日、という情報が入ったものの、2012年中の情報は未だなく、シーズンということですから、2013年前半に望みをかけているところです。

しかし、どうも最近手をこまねいているのがじれったくなってきました。

いっそ、フランスへ遠征してしまおうか、とも思います。

でも、その前に、強烈にラブコールを送って、来日してもらえないか行動してみたくもなりました。

どなたか協力してくださる方は、いらっしゃらないでしょうか?

音楽関係のコネがある方、英語やフランス語に堪能な方、実際にヌーブルジェのお知り合いの方など、大歓迎です。

プロフィールに連絡先メールがあります。

2011年12月31日 (土)

2011年 ベスト・ピアノ・コンサート

本格的なライヴ通いを始めて4~5年経ちました。
今年もたくさんのピアニストに出会いました。
聴いたことがないピアニストを優先で通っている、ということもあります。
そして、才能あふれる若いピアニストをみつけるのがとても楽しみになっています。

今年は残念ならヌーブルジェの来日はありませんでした。
しかし、いくつもの素晴らしい演奏を体験することができました。

1月
アリス=沙羅・オット
エレーヌ・グリモー
エフゲニー・スドビン
ユリアンナ・アブデーエワ
ダニール・トリフォノフ
インゴルフ・ヴンダー
ルーカス・ゲニューシャス

2月
中野翔太
長富彩
アンドラーシュ・シフ
デニス・コジュヒン

3月
パヴィエル・ペリアネス
ユジャ・ワン
イリーナ・メジューエワ
エフゲニー・ザラフィアンツ

4月
河村尚子
マーティン・ヘルムヘン

5月
シャニ・ディリュカ
北村朋幹
広瀬悦子
相沢吏江子
フランク・ブラレイ
フローラン・ボファール
アンドレイ・コロベイニコフ
ルイス・フェルナンド・ペレス
パーヴェル・ネルセシアン
リーズ・ド・ラサール
ビョートル・アンデルシェフスキ

6月
ニコライ・デミジェンコ
イリーナ・メジューエワ
フランチェスコ・トリスターノ
アレクサンダー・ガブリリュク

7月
藤原由紀乃
佐藤彦大
サー・チェン

8月
イリーナ・メジューエワ
パーヴェル・ネルセシアン
アンドレイ・ピサレフ
ピーター・ゼルキン

9月
ダニール・トリフォノフ
鷲見加寿子
浜尾夕美
レイフ・オヴェ・アンスネス
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー

10月
ケマル・ゲキチ
ハオ・チェン・チャン
シプリアン・カツァリス
河村尚子
内田光子
北村朋幹

11月
金子三勇士
奥村友美
アレクサンダー・ムトゥッキン
ソン・ヨルム
クシシュトフ・ヤブウォンスキ
内田光子
イリーナ・メジューエワ
ダヴィッド・フレイ
ミシェル・ベロフ

12月
ミハエル・ヴォスクレンスキー
アレクセイ・リュビモフ
エフゲニー・ザラフィアンツ
アンドレイ・ピサレフ
セルゲイ・シェプキン

これだけ聴いて、ベストを決めるのは普通大変だと思いますが、今年はすんなりです。

なんといっても、12月に聴いたアレクセイ・リュビモフです。
シューベルト即興曲全曲。
泣きました。とにかく、ボロボロ泣きました。
この「ロシア・ピアニズムの継承者たち」シリーズは今後も非常に注目です。

あと印象的なのを思い出すと・・・

皆、印象的だ!
これ以上選べません。

なんだか最近、演奏の受容の幅が広がったというか、いろいろな個性を楽しめるようになってきた気がします。

しかたないので、感動のタイプ別に分けてみました。

1.泣かされる
まずは、リュビモフ。即興曲D899-3でボロボロ。
スドビン、スカルラッティL118でやられました。
シャニ・ディリュカ、ブラームスOp.118-2でキュン。
ニコライ・デミジェンコ、リストソナタでこんなに泣かされるなんて。

2.技巧に酔いしれる
泣く子もだまるユジャ・王。おみそれしました。
強烈ガブリリュク。怪我をしたとは思えない。
顔色ひとつ変えないピサレフ。音楽性も抜群。
若さはつらつ、ハオ・チェン・チャン。
韓流スネーク、ソン・ヨルム。繊細さもあり。

3.美しい
シフのシューベルト、ベーゼンドルファーの繊細な響き。
ルイス・フェルナンド・ペレス、電気的なありえない響き。
シェプキンのゴールドベルク、究極の美意識。

4.とにかく上手い
シフのバッハ平均律、神。
内田光子のシューマン、ブラームスクインテット、神。
ヤブウォンスキのベートーヴェン、神。

5.奇才
グリモー、ホールが壊れそうでした。
トリフォノフ、美しいけど逝ってます。
トリスターノ、内部奏法の嵐。
ゲキチ、リストが憑依。

6.ほのぼの
コジュヒン、厚く温かい。
奥村友美、優しく心地良い。

7.オシャレ
河村尚子、飛んだり跳ねたりチャーミング。
ブラレイ、仏流デリカシー。
カツァリス、茶目っ気もあり。

8.繊細
ネルセシアンの四季。
フレイのバッハ。

来年も、また様々な個性に出会えることを祈って今年最後の記事とします。

2011年11月11日 (金)

リスト ピアノ・ソナタ ロ短調

今年はリストの生誕200年だけに、特に好きでなかったリストを、相当聴くことになりました。

ライヴに通いだしてからというもの、必然的に自分の好み以外のプログラムを聴く機会が増え、慣れ親しむうちに愛着も湧いてくるものです。

リストの曲の中では、ピアノ・ソナタ ロ短調は、例外的に昔から聴き親しんできました。ホロヴィッツにはまっていたころ、新譜が出て聴いてみて、ひっくり返ったのが最初でした。すばらしい装丁のLPジャケットでした。

若い頃は感受性が豊かですから、その頃衝撃を受けた曲はずっと心にきざまれています。

ヌーブルジェを発見してから、彼が日本デビューリサイタルでリストのロ短調ソナタを弾いたことを知りました。
『ライヴ・アット・サントリーホール』
ホロヴィッツでひっくり返った以来の衝撃でした。

《amazonのサイト↓》
http://www.amazon.co.jp/Jean-Frederic-Neuburger-Live-SUNTORY-HALL/dp/B001E1TGNQ

先日聴いた、ソン・ヨルムの演奏は、ヴィルトゥオジティにあふれ、かなり刺激的でした。

また、6月に聴いた、ニコライ・デミジェンコの演奏は、ソン・ヨルムとはまた対極にあるような、メカニックの存在を忘れさせるような、音楽そのものを聴かせる演奏でした。

明日は、イリーナ・メジューエワの演奏をまた間近で聴けます。

今年どれだけ聴くことになるのだろうと、ひろいだしたら、

1.エフゲニー・ザラフィアンツ(来月)
2.ミッシェル・ベロフ(今月)
3.イリーナ・メジューエワ(明日)

4.ソン・ヨルム
5.佐藤彦大
6.ニコライ・デミジェンコ
7.広瀬悦子
8.長富彩
9.エレーヌ・グリモー

(10.デジュー・ラーンキ 去年の暮れ)

もっと聴いたような気もしますが、こんなものでした。

でも、1年でこんなに聴くことは、もうないでしょうね(^^;)

2011年10月23日 (日)

キーシンは未だにバブっているらしいけど、地方公演の実態は・・・

今日は横浜の上大岡というところ(横浜から京浜急行で約10分南下)の港南区民センター「ひまわりの郷」で、河村尚子さんのリサイタルが開かれました。

演奏はたいそう素晴らしいもので、一流と言えるものでした。
チケットは5,000円。

そのプログラムがこの写真です。

Kawamurahisako

ちょっと上質のコピー用紙というところで、印字は印刷に出したというより、自前でプリンタ出力したような感じです。可哀想に、河村さんの写真など、ぼやけたモノクロです。

なんでも、今晩行われたキーシンのリサイタルは、プログラムだけで1,000円だったといいます。

上大岡のコンサートは、企画のプロデューサーから、悲痛ともいえるメッセージを記した用紙が一枚配られました。
やや長くなりますが、市民としての広報も兼ねて引用します。

 本日は、「ひまわりの郷コンサート・シリーズにご来場いただきありがとうございます。今回は、まずお願いから。このコンサート・シリーズは、税金(市の補助金)を使うことなく、ということは独立採算で運営されています。
 クラシック音楽の世界では、近年、一般的な社会的現象としての一極集中を遙かに凌ぐ勢いで集中化現象が進んでいます。といいますか、地方ではコンサートの開催ができない! ところが、昨今の地方財政の悪化は、一般にはまず文化予算を直撃し、予算の減少→回数の減少・質の低下→聴衆の減少といったことになるわけです。
 というわけで、このコンサート・シリーズは、質を落とすことなくコンサートの数を維持した上で、総体として赤字を出さなければ、コンサートを続けることができるのではないか! という取り組みなのです。
 380席しかない「ひまわりの郷」でもほとんど宣伝せずに満席になってくれれば一定の黒字となるのですが・・・ とはいってもそう簡単にはいかないのが現実です。もちろん、「いつもよい演奏なので、毎回優先予約で。」となっていただけるよう、努力はしているのですが・・・
 当面の課題としては、限られた予算で、いかに有効な広報・宣伝を行うか、なのです。今回、その有効性を確認する目的で、多少予算を増やしていつもより幅広い広報活動をしてみました。実際は「広く、薄く」ですが。

ちなみに、今日のリサイタルは、空席が舞台裏の15席ほどで、ほぼ満席でした。
主催者の努力が実ったということですね。

河村さんは、すでに売れっ子の様相を呈してきていますが、日本人の若手や、海外の若手の中には、実力はあるけれど、それほど売れていないアーティストがたくさんいることでしょう。
やりようによっては、聴衆もアーティストも、幸せな関係を築ける可能性はいくらでもある気がします。

主催側の眼力や企画力が問われる時代となったのだと思います。

ファンの側も、Twitterなどネットを使った便利な情報ツールが利用できる時代になったわけですから、メジャーでなくても良い企画はお互いに紹介しあいたいものだと感じたしだいです。

※今日は2階最後列の端で聴きましたが、大変音響が良く、以前、河村さんを紀尾井ホールや東京文化会館小ホールで聴いた時よりも、感動が大きかったです。

2011年8月 7日 (日)

ピアニスト、ライジング世代

今年にはいってから、コンサートを聴きにいったり、ネット配信の動画を観たり、CDを聴いたりと、若い才能あるピアニストたちの演奏をかずおおく聴いています。

それで感じるのが、どうもある年代に、ごそっと素晴らしく個性的な才能が集結しているのではないか、ということです。

わがヌーブルジェを基準に、思いつくまま何人か上げてみます。

1984年生まれ   アレクサンダー・ガブリリュク(ウクライナ)

1985年生まれ   ユリアンナ・アブデーエワ(ロシア)
            ラファウ・ブレハッチ(ポーランド)

1986年生まれ   ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(フランス)
            デニス・コジュヒン(ロシア)
            アンドレイ・コロベイニコフ(ロシア)

1987年生まれ   ユジャ・ワン(中国)
            カティア・ブニアティシヴィリ(グルジア)

今年24歳~26歳。

もの心ついたころには、ベルリンの壁が崩壊し、東西の文化的な垣根がとりはらわれたころです。そのあたり、教える師匠の側に、何か精神的影響があったとするのは考えすぎでしょうか。

若き天才がさらに成熟して、音楽にますます磨きがかかりつつある過程をリアルタイムに観察することができる。

なんて、良い時代になったことでしょう。

それにしても、この年代、職場でいえば、まだ2~3年の新人、ペーペーもいいところの年頃です。
教えること、経験させなきゃいけないことがやまほどある。

天才と凡才との差は天と地くらい違います。 

※この年代で「××がなぜ入っていないんだ」というのありましたら、ぜひ教えてくださいませm(_ _)m     

 

2011年6月13日 (月)

お遊び~プロコフィエフ ソナタ 第7番 第3楽章スピードくらべ

アレクサンダー・ガブリリュクのプロコフィエフの第7番ソナタの猛烈な迫力とスピードがまだ耳に残っています。

あまり趣味はよろしくないですが、簡単に調べられるところで、第3楽章の聴き比べをして、速さを記録してみました。

ミハイル・プレトニョフ      3:05 重量級
マルタ・アルゲリッチ       3:09  全部猛烈
マウリツィオ・ポリーニ      3:14  キレキレ
ウラディーミル・ホロヴィッツ   3:15  ラスト猛爆
アレクセイ・スルタノフ      3:15 ラスト爆裂
イム・ドンヒョク           3:15 軽め
ラン・ラン              3:26 モダン
グレゴリー・ソコロフ        3:30 跳躍
ボリス・ベレゾフスキー      3:35 メガトン
グレン・グールド          3:42 丁寧
スヴィアトスラフ・リヒテル    3:43 安定

たぶん、ガブリリュクはスピードはアルゲリッチ、プレトニョフ級です。

ラストの爆発ぶりは、ホロヴィッツ、スルタノフ級でした。

ラン・ランなどは意外でした。

この曲を初演したリヒテルは、若い人たちがこんなに速く弾くとは思いもしなかったかもしれません。

ヌーブルジェは弾くのでしょうか?
協奏曲の2番弾いてますから、レパートリーではあることでしょう。
想像するだけで卒倒しそう。

ユジャ・ワンは6番弾いてますが、7番はまだみたいです。
こちらも、頭振り乱す姿が見えるようです。

2011年5月16日 (月)

追悼曲いろいろ

311以来、追悼曲をずいぶん聴きました。

まず、これからルービンシュタインコンクールに登場するダニイル・トリフォノフがバッハのプレリュードを祈りを込めて弾いてくれました。

まだ地震のダメージが相当残っている時だったこともあり、タイミング的にも、大変感動を誘う演奏でした。

直接追悼ではなかったのですが、3月26日に聴いたイリーナ・メジューエワのショパン:スケルツォの4番は、いつも以上にメジューエワの集中が凄かった感じで、聴衆は凍りついていました。

仙川のファツォオリでエフゲニー・ザラフィアンツは、ショパンの遺作嬰ハ短調ノクターンを弾いてくれました。
まだいつ余震がくるか、という緊張感の中、大変心がこめられた演奏でした。

ラ・フォル・ジュルネ東京では、シャニ・ディリュカがブラームスの間奏曲Op.118-2を、追悼として弾きました。
これがまた涙なしには聴けない演奏でした。

そして先日のパーヴェル・ネルセシアンはショパンのハ短調ノクターン。
素晴らしかった。

ナイーブなアーティストたちには、今回のような出来事は特別表現意欲をかきたてるものなのでしょうか。

聴く側も”追悼”という言葉で思い入れが深くなる、ということもあって、よけいに心に響くのかもしれません。

2011年5月 1日 (日)

本歌取り?(2)バッハ/ペトリ:コラールから

今年、河村尚子さんのアンコールで聴いて、申し訳ないけれども、違う曲の旋律にとらわれてしまいした。

これが、アンコールで弾かれた曲
バッハ/ペトリ:コラール「羊は安らかに草を食む」BWV208

カーペンターズ:シング
序奏がそっくり

</p>

Yankee Dlldle(アルプス一万尺))
序奏に続く部分がそっくり

2011年4月30日 (土)

ショパン:チェロソナタから本歌取りしたような曲

久しぶりに、ヌーブルジェ&ヴァシリエヴァのショパン:チェロソナタを聴いてみました。

【送料無料】Chopin ショパン / ショパン:チェロ・ソナタ、序奏と華麗なポロネーズ、アルカン:演奏会用ソナタ ヴァシリエヴァ、ヌーブルジェ 輸入盤 【CD】

第1楽章のある旋律が、どうしてもどこか別の曲で聴いた気がして、なかなか思い出せず、しばし悶々してしまいました。

ようやく思い出すことができました。

かなり昔、NHKの「趣味のピアノ」という番組があって、ピアニストの西村由紀江と作曲家の宮川泰が出演しており、そこでザ・ピーナッツの「愛のフィナーレ」をピアノにアレンジした曲が取り上げられました。
その「愛のフィナーレ」の一部に似ていることがわかりました。
楽譜が残っていました。

宮川泰によると、当時はやっていた「花の首飾り」を参考にした、と言っているので、それがさらに元の曲ということになります。

タイガースがショパンのチェロ・ソナタを聴いていたのかどうかは、まったく不明です。

本当に似ているかどうかは、聴いて判断してください。

(チェロ・ソナタの演奏は、ヌーブルジェ&ヴァシリエヴァではありません)

【ショパン:チェロソナタ第1楽章 1:16~のあたりの旋律

【宮川泰:愛のフィナーレ(ザ・ピーナッツ) 0:25と0:47あたりの旋律】

【タイガース:花の首飾り 1:25~あたりの旋律】

2011年4月 3日 (日)

モーツァルト:アダージョロ短調 K.540 by アンドレアス・シュタイアー

曲との出会いはいろいろあって、この曲はカール・ベームの追悼のためマウリツィオ・ポリーニが確かザルツブルク音楽祭で弾いたものが、FMでオンエアされたのを聴いて胸にしみたのが始めてでした。

以来、この曲を聴くたびに、”追悼”という感じを覚えてしまいます。

早く逝きすぎた友人に捧ぐ。

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