最近のトラックバック

« 2012年1月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年2月の4件の記事

2012年2月29日 (水)

『ピアニストの脳を科学する』(古屋晋一:春秋社)(新刊)

Photo_2

http://amzn.to/wUxAQi

ピアニストの超絶技巧は、どのような脳や神経や筋肉のメカニズムから生まれるのでしょうか。
ピアニストの指の筋肉は、一般人に比べて決して強いわけではないらしい。
では、どうして?

また、ピアノを練習する際にうるさく言われる「脱力」とはいったいどういう物理現象をいうのか。
わがジャン=フレデリック・ヌーブルジェのような「硬質な音」と、つい先日、強烈な感銘を受けたラリッサ・デードワのような「柔和な音」との違いは、どういうタッチの違いから生じるのか?
ピアノの「音色」ということがよく言われるけれども、本当にそんなものがあるのか?
音楽の感動とは、どのような演奏によって引き起こされるのか?

こういう疑問は、ある程度経験的にわかるものもあるし、ピアノの師匠からもそれなりの理屈を教わったりもします。
しかし、それらは科学的な知見に裏付けられたものとは、必ずしもかぎりません。
ピアノの技術は、伝統的に師匠から弟子へと伝承されてきた、秘技のようなものです。

このような疑問を本気で科学的に解明してみたいというところから出発して、「音楽演奏科学者」という肩書きを持つにいたったのがまさに本書の著者です。
古屋氏は3歳からピアノを始め、大学生の時、練習で手を痛めてしまってから、ピアノを弾く身体の働きに対する興味が増していき、とうとう、工学・医学の道に進んだということです。

述べられていることは、経験に基づく教えや実感を裏付ける内容といえましょう。
実は、脳の働きが重要、ということは、本格的な師匠についてから、私自身もなんども教えてもらいました。
練習は筋力を鍛えるものではなく、脳と指の筋肉とを結ぶ神経回路をきっちり結びつけるためのものであるということ。
そのために行うべき練習は、決して闇雲にハノンを弾くことではない

ある種の練習を5分行うだけで、今まで弾けなかったパッセージが突然弾けるようになる。
まさにそれは筋力の問題ではなく、脳の問題であることの証左にほかなりません。
こんなことを何度も経験しています。

もちろん、幼少の時に、ある程度の量の練習を積むことは、脳の発達という意味において、大きな意味があることは、本書においても悲しくなるくらい、科学的なデータに基づき、述べられています。

かといって、大人になってからの練習がまったく無駄かというと、そういうことではなく、それなりに、脳をきちんと刺激する練習が積めれば、上達も夢ではないようです。

幼少期のピアノ教育をどう考えるか、プロやプロを目指す人のピアノの練習過多による身体の怪我をどう防ぐか、大人になってからの趣味のピアノの練習をどう効率的に行うか、など、いろいろな立場のピアノ弾きにとって、本書は多くの示唆を与えるものであることでしょう。

2012年2月28日 (火)

【ヌーブルジェ動画】フィガロの結婚 by8手・・・あまり出番はないけれど

ひさびさにヌーブルジェの動画を発見しました。

が、どうも脇役で、リーズ・ド・ラサールばかり映っているのが残念。

こんなんで遊んでいないで、LFJで弾いてもらいたいものです。

などと言ったら怒られますか(^^;)

2012年2月16日 (木)

ヌーブルジェ来日せず(-_-;) LFJ。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの有料プログラムが早くも発表されました。

ナントでは2コマあったヌーブルジェ。

東京のプログラムを目を皿のようにして眺めましたが、名前はありませんでした。

悲しい。
と て も 悲 し い。
悲  し  す  ぎ  る!

これでもう2年以上ヌーブルジェのライヴを聴けなくなることが、ほぼ確定です。

なんだか、見知った名前が多く、LFJもぼちぼち新鮮味が薄れてきたような気がしてしまうのは、落ち込みのせいでしょうか。

とは言っても、勘定してみると、まだまだ聴いていないピアニストはかなりいるものです。

以下に、ざっとひろった今回の参加ピアニストの名前と、聴いたことのあるなしをリストにしてみました。

○=聴いた  ×=聴いていない

1.プラメナ・マンゴーヴァ ○
2.ルイス・フェルナンド・ペレス ○
3.クレール・デゼール ○
4.ユーリ・ファボリン ×
5.アダム・ラルーム ○
6.アレクセイ・ヴォロディン ○
7.ブリジット・エンゲラー ×
8.ジャン=クロード・ペヌティエ ○
9.クレール=マリ・ルゲ ×
10.リディヤ・ビジャーク ×
11.サンヤ・ビジャーク ×
12.ピエール=イヴ・オディク ×
13.アブデル・ラーマン・エル=バシャ ○
14.北村朋幹 ○
15.アルフォンス・スマン ×
16.エマニュエル・シュトロッセ ○
17.イリーナ・メジューエワ ○
18.エカテリーナ・デルジャヴィナ ×
19.広瀬悦子 ○
20.有森博 ×
21.児玉桃 ○
22.ボリス・ベレゾフスキー ○
23.酒井茜 ×
24.アンドレイ・コロベイニコフ ○
25.ダヴィッド・カドゥシュ ○
26.アンヌ・ケフェレック ○
27.シャニ・ディリュカ ○
28.菊地裕介 ×
29.伊藤恵  ×
30.イム・ドンヒョク ○
31.フィリップ・ジュジアーノ ○

2012年2月 2日 (木)

今日から、ナントでラ・フォル・ジュルネ

早いもので、今年のラ・フォル・ジュルネの幕がきっておとされます。

今年のテーマはロシア作曲家たち。

相変わらず公式サイトは見にくいです。

http://www.follejournee.fr/index.php

動画や音声の配信もあると思いますが、まだよくわかりません。

ヌーブルジェはショスタコービッチのピアノ協奏曲とクインテットをやります。

« 2012年1月 | トップページ | 2012年4月 »

twitter

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ