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2011年9月10日 (土)

ダニール・トリフォノフ ピアノ・リサイタル@紀尾井ホール(3)

【2からの続き】

後半は、まずシューベルトの歌曲のリスト編曲版。
昨年、ユジャ・ワンを聴いていらい、すっかり好きになってしまった曲です。

リリックな「春のおもい」こういうのが実は結構トリフォノフに合っているような気がします。
「ます」はややペダル控えめの淡々とした入りから徐々に盛り上げ。
「水の上で歌う」大好きな曲。美しい。泣ける。
「魔王」最高速にはせずに、じっくりとした作り込み。うねる、うなる、変化する。自由です。

続いて、これまた、大大大好きな「献呈」
大好きなだけに、ちょっと辛口なのですが、まだややお客様っぽい感があって、弾きこんでいけば、もっともっと良くなると思います。(※)

ショパンコンクールのアンコールから、何度も聴いている「ラ・カンパネラ」
生では、ショパンガラでの演奏以来です。今日は最後ちょっとハッとした以外は、ほとんど言うことなし。完全に自分のものとしていて、これぞFAZIOLIの音、これぞトリフォノフの音、これぞ紀尾井の音、というべきものを堪能できました。

プログラム最後は「メフィストワルツ」
相当興がのってきたようで、迫力とスリルにあふれた演奏。若さの猛爆といいましょうか、外向きのエネルギーに満ちていました。

アンコールでは、例にもれずリラックスし、お国ものは気楽に。
ショパン、オシャレでまさに華麗なワルツ、そしてマズルカ。

圧巻は「タランテラ」
この曲、ヌーブルジェのオーベル・シュル・オワーズのアルバムで大好きになった曲です。
ヌーブルジェの直線的で清々しい演奏は大好きでした。
トリフォノフは強烈なスピード感とリズム感、変化と自由度のある演奏。
これはこれで、タテノリしてしまうような楽しさでした。

アンコール最後は、優雅なガボットで締めでした。

20歳にしてこれらの表現力はたいしたものです。
本物の天才はここから数年の成長がさらに著しいでしょうから、今後目が離せないピアニストです。

※紀尾井ホールの1階左サイドのバルコニー席に初めて座ってみました。
圧迫感がなく、とても優雅に聴く事ができ、満足でした。音響もまずまず。
たぶん、右サイドの方がもっと音響は良いでしょうから、次に試してみたいと思います。

※「献呈」は別に良くなかったということではなくて、自分のこの曲との出会いの演奏の印象があまりにも強くて、そのイメージに引きずられているのです。きっと。

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