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2011年6月20日 (月)

パシフィカ・カルテット@サルビアホール

猛烈、疾風怒濤のカルテット。
息もつかせぬ大熱演。
死人も蘇る演奏とはまさにこのことでしょう。
ピアノバカが室内楽に目覚めてしまいそうです。

【プログラム】
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調 Op.110
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 Op.59-1
                「ラズモフスキー第1」

【アンコール】

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 Op.130
          第5楽章 カヴァティーナ

               
               

基本、ほとんどピアノばかり聴いているので、論評めいたことは言えるものではありませんが、感じたままを書き留めます。

・とにかく驚異的な集中力と迫力と切れ味。ダイナミックレンジが広い。まばたく暇さえ与えない、という感じでした。

・感情の発露がもの凄い。特に第1ヴァイオリンのガトーナラとチェロのヴェイモス。全身をつかって叙情を表現。かといって、ネチネチしているのではなく、極めてモダンでスッキリしており、格好良い。

・当たり前ですが、完璧で一糸乱れぬアンサンブル。アイコンタクトを頻繁に取り合っていたのが印象的。

・ショスタコーヴィチは一番衝撃を受けました。
ラルゴは深淵で、アレグロモルトは猛烈でグルーブ感あふれる。
自然と身体が前のめりになり、引きずり込まれていく。
かなりの人が身体や頭、揺らしていました。
チェロとビオラのピアノのモノトーンの上に、ヴァイオリンのメロディが乗ってくるところはゾクゾクしてしまいました。

・ショスタコーヴィチは、自作などいろいろな曲からの本歌取りがあるそうですが、私にはよくわからず。唯一、ピアノトリオの有名な旋律がアレグロモルトに出てくるところはわかりました。
迫力満点。感動。

・ベートーヴェンはシンフォニックで、まるでオーケストラを聴いているようでした。

・もちろん、クラシック音楽の枠で演奏していますが、受ける印象はもはやモダンな音楽。現代人の感覚。今そこで生まれたような音楽に思えました。

※メンデルスゾーンの後にコール2回。ショスタコーヴィチの後にコール3回。
最後も拍手鳴り止まず。スタンディングオベーションも7~8人。
聴衆の集中もほぼ抜群で、とても一体感がありました。

※横浜鶴見駅前2分のサルビアホールは初めてでした。
たった100席の親密な空間。
ウッディーな作りで、室内楽には最適。
音響効果抜群で、音に酔いしれてしまいました。

※ピアニストを追っかけているだけで破綻しそうなのに、この上好きなものが増えたらどうしましょう。
といいながら、すでに、この後のサルビアホールでのカルテット3連発をどうしようかと考えている。

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