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2011年6月19日 (日)

トリフォノフ、ソン・ヨルム、シンチュク、ドゥボフ@チャイコフキーコンクール

本日の未明にダニイル・トリフォノフがチャイコフスキーコンクールに登場。
相変わらず素晴らしいトリフォノフの世界を聴かせてもらいました。

音に対する美意識は本当に抜きんでています。
ショパン舟歌などはますます上手になってきている。
もうリサイタルを聴いているようです。

激しい部分になると、感情がのりすぎて、メカニックが少々不安定になる感があるところが、コンクールとしてはやや不安ではあります。

でもコンチェルトに余程の事故がないかぎり、優勝に絡んでくることでしょう。

審査員のバリー・ダグラスとネルソン・フレイレが聴衆と同じように最後まで拍手しているのが印象的でした。

トリフォノフの演奏の興奮冷めやらぬ中登場したのは韓国のソン・ヨルム
音楽的にはトリフォノフの後だけに、やや物足りないところはあったのと、ベートーヴェンでは慎重すぎたのか、ややリズムがもっさりした感じに聞こえました。
しかし、メカニカルな曲では非常に高度な超絶技巧を発揮しました。
チャイコフスキーの悲愴交響曲の第3楽章のピアノ編曲版は、猛烈なスピードで技巧の嵐。

メカニックでアピールしましたが、果たして審査員がどう受け取るのか。

演奏後、ダクラスはあまり気のない拍手。フレイレは無表情で拍手していませんでした。

その他、You Tubeにさっそくいくつか動画がアップされはじめ、何人かもう一度聴きなおしてみました。

アレクサンダー・シンチュクや、アンドレイ・ドゥボフも、なかなか立派な演奏だと思います。

本日が一次予選最終日。
明日の朝には二次予選の進出者が決まっています。

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