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2011年5月 3日 (火)

相沢吏江子 ピアノソロ@ラ・フォル・ジュルネ(5/3ホールG402)

【プログラム】
シェーンベルク: 6つのピアノ小品 op.19
シェーンベルク: 3つのピアノ曲(1894年)
ルー・ハリソン:組曲
ブラームス:ラプソディ ロ短調 op.79-1

最初に簡単な解説。よどみなくしっかりした説明で、頭の良さを感じます。
シェーンベルクの3つのピアノ曲は先ほど聴いたボファールのとは違う曲で、
20歳頃の習作のようなものらしいです。
まだ無調の世界に踏み入れないころのシェーンベルクの珍しい作品とのこと。
ルー・ハリソンは近年無くなったアメリカの作曲家で、この曲はシェーンベル
クに評価されたものだそうです。

最初の6つのピアノ小品は、もう何度か聴いているので、だいぶ感じがつかめ
てきましたが、皆、そうとう表現が違うので毎回違った印象を受けます。
相沢さんは全身を使ってフレーズやリズムをとらえ、躍動的。
やや打鍵はおとなしめで現代音楽っぽいシャープさというのはさほど感じませ
ん。
譜めくりの間も作品と考えているとのことでした。

3つのピアノ曲は、なるほど、普通に調性があり、知らずに聴いたらシェーン
ベルクとはとても思えませんでした。なかなかドラマティックなロマン的な曲

ハリソンの曲は初めてだし、無調だし、長いし、なかなかきつかったです。
打楽器的にピアノを扱うところが結構ありましたが、そういうあたりはもうち
ょっと切れ味がほしかったでしょうか。タッチの弱さを感じました。

最後、ようやく聴き知ったブラームスの曲が登場。

相沢さん、水を得た魚のごとく、全身をバネにして、情感たっぷりに歌い上げ
ました
彼女はとても小さな方で、手も小さく、なかなか厚みのある連打はきつそうで
したが、その分、身体全体を使って補っていました。

なかなかすばらしい演奏でした。

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