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2011年4月18日 (月)

ギドン・クレーメル・トリオ@サントリーホール

4/17(日)19:00~
カティア・ブニアティシヴィリのソロ・リサイタルを聴く予定だったのが、中止となり、クレーメル・トリオが予定変更されて、この日にずれ込んできました。

ツイッターで情報を得て、所在なかったこともあり、急遽足を運ぶことにしました。

ギドン・クレーメル(Vn)
ギードレ・ディルヴァナウスカイテ(Vc)
ヴァレリー・アファナシエフ(Pf)

【プログラム前半】
シュニトケ:ショスタコーヴィチ追悼の前奏曲
J.S.バッハ:シャコンヌ(無伴奏パルティータ 第2番 BWV.1004より)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 op.108

【プログラム後半】
ヴィクトリア・ポリェーヴァ:「ガルフ・ストリーム」
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 op.67

【アンコール】
ベルト:半音階
シューマン:6つのカノン風の練習曲より第3番

ヴァイオリンはあまり聴かないので、論評などおこがましいのですが、それなりに感ずることは多々ありました。

断片的な感想としてみます。

シュニトケはテープ音源も使った不思議な曲。ピアノトリオに繋がる前奏曲。

・バッハ、シャコンヌ。先日河村尚子さんで聴いた。その原曲。
出だしの音が短い鋭い。変わってる。細く切れてしまいそうな、美しく鋭敏で繊細な音。厚みと迫力があるとはいえない。メカニカルな部分は圧巻。

・ブラームス、アファナシエフの音が、厚く、深く、大きく、細いクレーメルのヴァイオリンの音を覆い隠してしまっている。
重いアファナシェフと、繊細なクレーメル。
バランスは良いといえなかったか。

・アファナシエフのピアノの音は異様な緊張感をはらみ、厚いが、美しく、独特の劇的雰囲気のある響きを作り出すことができる人だとわかった。

・ポリェーヴァ:「ガルフ・ストリーム」はクレーメルとギードレ嬢のために作られた新曲。本邦初演。バッハの無伴奏チェロ組曲の上に、バッハとシューベルトのアベ・マリアがのる。ギードレ嬢はまことに音楽性に溢れた素晴らしいチェリストでした。音と音のつなぎが実にレガートで心地良い。

・ショスタコのピアノ・トリオ。以前、映画「譜めくりの女」の劇中音楽で第4楽章を聴いたことがり、面白い印象だった。
テンポは全体的に遅めで、躍動感はやや犠牲にし、音楽の起伏を重視していた。

・第1楽章の序奏のカノン、チェロがヴァイオリンより高い音を奏でる。なんでもハーモニクス奏法というのでできるらしい。細い弦通しのカノンのあと、アファナシェフのドスの聴いたピアノ。

・トリオは弦が厚い分だけ、アファナシエフと互していた。

・繊細に鋭利に奏でるクレーメル、優しく包容力がありレガートな音を奏でるギードレ嬢、深刻で重く憑かれたような音を表現しようとするアファナシェフ。
この個性対極の3人が、よくぞアンサンブルを組んだものだと思う。

・音楽は一番声の大きいアファナシエフの世界観にしたがって構築されていった気がする。そのなかで技巧的に各楽器が絡む部分は、火花が出るようにはじけていた。

・最終楽章も一筋縄ではいかない演奏。
アンサンブルはしっかりしているし、音楽の作りも、はっきりした意図を感じた。でもあれもアファナシエフのリードなのだろうな。

・ショスタコ2番はとても気にいった。

・アンコール、クールダウン

・サントリーのRA、ピアノはよく響く。弦は横向きなので、いま一つ。

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