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2011年2月26日 (土)

デニス・コジュヒン リサイタル@浜離宮朝日ホール その2

【前記事からの続き】

ブラームスのソナタは2009年のヌーブルジェのリサイタルの時だいぶ勉強しました。
ヌーブルジェの演奏は、切れ味するどいブリリアントなタッチで、ブラームスの若き情熱を、劇的に、しかしあくまでクールに表現したものでした。
異様な緊張感と集中がありました。

コジュヒンの演奏は、その対極のような表現です。
音は耳に優しく、音楽はホットで緊張が和らぐ。

どちらも良いですねえ。

次は、リストの超絶技巧練習曲から7曲。
リストのこの手の曲になると、キレキレのピアニスティックな鋭さを強調する演奏が多いと思いますが、ここでもコジュヒンは音の厚みを保ってグラマラスな表現をしました。

ですので、高音部よりも中低音部が印象的。
テクニックは十分ながらこれ見よがしのところがない。
オクターブの連打も、決してきたなくならない。

リストらしいか、というとわかりません。
コジュヒンのような演奏の方が音楽を感じます。

やはり太めのマゼッパが終わり、アンコール1曲目は鍵盤の下から上まで駆け上る仰天のリゲティ。
息を飲みました。

ラフマニノフはお国もので得意そう。

バッハ/シロティのプレリュードでようやく静寂が。
素敵でした。涙が出ました。
悲しい曲なのに慈愛に満ちた美しさ。
コジュヒンはきっととてもいい奴に違いない。

4曲目、大サービスでショパン。
最後の最後まで優しい。
きっとショパンも上手でしょう。

良いコンサートでした。

※入りは全体で6~7分といったところ。2階はガラガラでした。
プログラムが地味だった、ということもありますが、もっと聴かれて良いピアニストだと思いました。もったいない。

※人が少ないせいか、浜離宮、よく響きました。
コジュヒンはとても立派な体躯をしており、よくピアノを鳴らせるパワーがある、ということもありましょう。

※バッハ/シロティのプレリュード、楽譜が欲しくなりました。

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コメント

まろんさま:

展覧会の絵ですか、良かったでしょうね。
厚くて豊かな音が想像できるようです。
バッハ/シロティは今日こそ楽譜を探します。

私は武蔵野でコジュヒンの展覧会の絵を聴きました。アンコールは3曲だったのですが、浜離宮の最初の3曲と同じです。バッハ=シロティはもの悲しくも美しい、本当にいい曲ですよね♪ しんみりと聴きました。今後が楽しみなピアニストですね。

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