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2011年1月22日 (土)

エフゲニー・スドビン ピアノ・リサイタル@彩の国さいたま芸術劇場1

ここのところ、中堅・ベテランピアニストの円熟した大人の演奏に傾倒していた傾向があったのですが、今日は若手のロシア人ピアニスト、エフゲニー・スドビンの素晴らしい演奏に涙してしまいました。

【前半】
スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K466
スカルラッティ:ソナタ ト長調 K455
スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K27
ショスタコーヴィチ:前奏曲第6番 ロ短調 作品34-6
ショスタコーヴィチ: 前奏曲第2番 イ短調 作品34-2
ショスタコーヴィチ:前奏曲第17番 変イ長調 作品34-17
ショスタコーヴィチ:前奏曲第24番 ニ短調 作品34-24
ショパン:バラード第3番 変イ長調 作品47
ショパン:バラード第4番 ヘ短調 作品52

【後半】
リスト:超絶技巧練習曲第11番 「夕べの調べ」
ラヴェル:夜のガスパール

【アンコール】
ラフマニノフ:前奏曲 Op.23-5 ト短調
ラフマニノフ/スドビン編曲 「春の洪水」

「彩の国さいたま芸術劇場」のピアノ・エトワール・シリーズの一環。これまでアンドレイ・コロベイニコフやアレクサンダー・ガブリリュク、フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ、上原彩子といった若手で将来有望な新鋭ピアニストが紹介されてきました。
料金も良心的で、アーティストも素晴らしく、なかなか良い企画です。

エフゲニー・スドビンは1980年、ロシアのサンクトペテルブルク生まれで、今回日本デビューということでした。

登場したスドビンはスラリと背の高い~おそらく180センチ後半はあろうかと~青年で、椅子に深く腰掛け、長い足はピアノについてしまいそうです。

最初のスカルラッティのK466のソナタがおもむろに始まると、なんと清涼で慈しみに溢れた音楽であることか!あっという間に心をつかまれ、目頭が熱くなってしまいました。ゆっくりしたインテンポで淡々と淋しくそして美しく響くソナタ。純かつ透明な音でスカルラッティのロマンが伝わってきます。

この時点でこのピアニストはとても高い次元にいることがわかりました。

次のK455のソナタは最近ではユジャ・ワンの演奏を聴いていましたが、彼女のはまだ技術優先で若干サーカス気味で、今日のスドビンはずっと大人。クリアで軽やかながら落ち着きやしっとり感もある。

3曲目のK27は対位法的な線の音楽なのだけれども、案外と響かせて、厚みのある和声に聞こえました。そして、そっと淋しく終わる。

【つづく】

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