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2010年12月26日 (日)

ヴィヴィアナ・ソフロニツキー リサイタル@すみだトリフォニーホール1

たぶん、これが今年のラストコンサートになると思います。
フォルテ・ピアノの復刻モデルによる演奏でした。

《オール・ショパン・プログラム》
【前半】
華麗なる変奏曲 変ロ長調 作品12 (1832)*
夜想曲第20番 嬰ハ短調 遺作(レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ) (1830)*
ワルツ第10番 ロ短調 作品69-2 (1829)*
マズルカ第46番 ハ長調 作品68-1 (1829)*
マズルカ第47番 イ短調 作品68-2 (1826-27)*
マズルカ第48番 へ長調 作品68-3 (1829)*
ワルツ第15番 ホ長調 遺作 (1830)*
夜想曲第13番 ハ短調 作品48-1 (1841)**

【後半】
バラード第1番 ト短調 作品23 (1835-36)**
夜想曲第2番 変ホ長調 作品9-2 (1830-32)*
ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 作品26-1 (1836)**
夜想曲第15番 へ短調 作品55-1 (1843)**
ポロネーズ第5番 嬰へ短調 作品44 (1841)**

* 「1819年グラーフ製フォルテピアノ」のポール・マクナルティによる復刻モデルを使用
** 「1830年プレイエル製フォルテピアノ」のポール・マクナルティによる復刻モデルを使用

【アンコール】
ショパン:ノクターン第13番から
ベートーヴェン:月光ソナタから第1楽章と第3楽章から
シューベルト:即興曲Op.90-3から
シューベルト:即興曲Op.142-3 第5変奏から
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475(ヴァルターにて)

フォルテ・ピアノによる繊細な音が広いホールでどうかと思いましたが、まったく問題ありませんでした。ちなみに、3階の前方。演奏者の姿が小さいことをがまんすれば、すみだトリフォニーホールでは音質が良く絶好の位置だと最近思います。

グラーフが左、プレイエルが右に置いてあり、途中でピアノを替えて演奏するという変わった趣向でした。

まずは、ショパンウィーン時代の曲ということで、グラーフを使った演奏。

「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」は果たして今年何回聴いたことでしょうか。
この曲は楽譜にいろいろなバージョンが存在するし、表現も様々です。
今日は、珍しく初稿譜による演奏でした。
つまり、中間部が左手4拍子、右手3拍子となるバージョンです。
あまりねっとりせず、さっぱりめ。マズルカの部分は相当速弾き。
ピアノの特性を生かし、超デリケート。

ワルツは快速テンポで、同じ3拍子ながら、マズルカとの違いがかなりはっきりわかります。

グラーフのピアノの音は、それは繊細で、特に高音部など線が細くて消え入ってしまいそうです。
とても柔らかく典雅な雰囲気がありました。

ノクターンのところでピアノをプレイエルに変更。
グラーフに比べると、かなり音に厚みがあり、響きも華麗です。
復刻したピアノということもあるのか、以前イヴ・アンリで聴いた昔のプレイエルよりモダンな音に感じました。
演奏はやや速めのテンポで、やはりピアノの特徴を生かした華麗さを感じさせるものでした。

(つづく)

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