2010年印象に残ったコンサート
われながら良く通い、よく書きました(-_-;)
ラ・フォル・ジュルネの17、ル・ジュルナル・ド・パリの12を含めて、レビューを書いたコンサートの数は67。
そして、聴いたショパンのピアノ曲の数、283曲。
レビューを書かなかったものもいくつかあるので、ショパンの曲は300を超えるでしょう。
その中で、特に印象に残ったコンサートを思い出してみます。
【泣いた演奏】
不覚にも、涙があふれ出た演奏がありました。
2010年5月3日 アンドレイ・コロベイニコフ
ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番
空前絶後のスローテンポの葬送行進曲。トリオの部分で思わず感涙。
2010年7月2日 ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
ブラームス:間奏曲 Op.118-2
コンチェルトのアンコール。
はかなくも美しい。主題の再現部で嗚咽。
【凄みに度肝を抜かれた演奏】
ひっくり返りそうになった演奏です。
2010年2月10日 アンナ・ヴィニツカヤ
ムソルグスキー:展覧会の絵
鬼神のごとき演奏。
2010年6月6日 イリーナ・メジューエワ
ショパン:幻想曲
呆然自失
2010年9月19日 ルイス・フェルナンド・ペレス
アルベニス:イベリア
未体験の響き
【とても楽しかった演奏】
笑みであふれた演奏。
2010年2月23日 フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ
バッハ:フランス組曲
ノンペダルの縦ノリバッハ
2010年5月3日 ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
シューマン:ピアノ協奏曲
明るい音と抜群のリズム感
2010年5月4日 ベルトラン・シャマユ
リスト/シューマン:献呈
豊かな響きと抜群のテクニック
2010年11月14日 内田光子
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番、24番
オーケストラと完全一体
その他、上にあげなかったコンサートの数々も、皆それぞれ個性にあふれて、素晴らしい演奏が多かったです。
唯一、もう勘弁して欲しいと思ったのは、ポゴレリッチでした。
彼はもう壊れています。
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