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2010年11月 2日 (火)

メジューエワとアブデーエワ

イリーナ・メジューエワは、昨年から聴き始めてびっくりし、カルチャーセンターやら地方の小さなホールやらで、ここ1年でヌーブルジェの次にたくさんコンサートに通っているピアニストです。(安いということもある)

この秋にもレクチャーコンサートがあるし、メジューエワにはぴったりかと思われるラフマニノフの協奏曲第2番ももうじき聴けそうで楽しみにしています。

ベートーヴェン・ソナタの全曲録音を去年までに終え、現在はおそらくショパンの全曲録音に挑戦しているようで、次々とアルバムを発売しています。
しかも、出すCDがすべてレコード芸術特選版になるという充実ぶり。

何枚か購入しており、確かに充実した演奏ばかりです。

そのメジューエワのロシアにおける師匠が、ウラディーミル・トロッポ
そして、ショパンコンクールに優勝したユリアナ・アブデーエワの現在のロシアにおける師匠が同じトロッポ。

良いと思って追いかけていたメジューエワと、ショパンコンクールで優勝したけれど、どうしてもその音楽が素直に入ってこないアブデーエワが同門とは。
ちょっとショックです。

今日メジューエワの比較的最近のアルバムからショパンのワルツ第1番やら、ソナタ第2番を聴いてみました。

確かに、似ているような気がする・・・・

深いタッチ、ペダルの響かせかた、揺らぎの入れ方。
ソナタでは第1楽章提示部のリピートを冒頭へまで戻る。
第4楽章の表現も似ているような。

でも、メジューエワは大丈夫なのですよねえ。
かなりハートに響く。

なぜなのでしょうか。

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コメント

そうなのです。
モツ晩年ですよね。クラリネット協奏曲2楽章のような。
そういう才能って稀有だと思うのですが、感じない人には感じない部分なんでしょうね。

まとコメです。

うさぎさま:

>彼岸!そう、モーツァルトが見せてくれる彼岸の風景のようなのです。

なるほど、ピアノ協奏曲27番の世界ですね。


じょ さま:

>ソウルメイトではないかと思うほど、なぜか心惹かれてしまいました。

のだめじゃないですが「君にはソウルがある」ってとこですか(^^)

>ミスも結構あったり、まだ未熟だなーと感じる部分もありますが、とても素直で魅力的な演奏だと思います。

まだ自分の才能を御しきれていない、というか、素のままなんですよね。
1次はしっかりコントロールできていたのが、2次以降、ナイーブなところが悪い方に出てしまって、焦ってテンポが速くなってしまったり、やたら大きな音になってしまったり、オケが聴けていなかったりと・・・

無名だったのに、1次で素晴らしい演奏をしすぎて、一気に優勝候補に名乗りをあげてしまい、周囲からの期待感で相当なプレッシャーだったのかもしれませんね。

ファイナルでは唇から血がにじみ、痛々しかった。

>ほんと、これからの成長が楽しみです。日本でコンサートがあったら、ぜひぜひ行きたいです。

来年のチャイコフスキーコンクールあたりにあっさり優勝して、世に出てきてほしいですね。

うさぎさんと、まいくまさんのご感想に、全く同感です。感動を、うまく言葉にできない私ですが、お二人のコメントを読んで、とても嬉しいです。もう、うなずく事ばかりです。私もニコライの演奏に、ソウルメイトではないかと思うほど、なぜか心惹かれてしまいました。ミスも結構あったり、まだ未熟だなーと感じる部分もありますが、とても素直で魅力的な演奏だと思います。ほんと、これからの成長が楽しみです。日本でコンサートがあったら、ぜひぜひ行きたいです。(私も、なぜかアブデーエワに違和感を、たくさん感じます。)

彼岸!そう、モーツァルトが見せてくれる彼岸の風景のようなのです。
離れたところから聴いていても、同じように感じる人がいるのが不思議だし、嬉しいです。
ありがとうございました。

うさぎさま:

>特に下降のスケールにゾクっとする魅力がないですか?

上りも良いです。ノンレガートが特に。

>幻想ポロネーズの出だしいいですよね!

「ディダーン、ダーン」だけで昇天しますね。

>コンチェルトも、1楽章の一番の聴かせところと2楽章は素晴らしかった!

どういう人生を送ると、ああいう彼岸のような演奏ができるのでしょう。

>あとポロネーズ5番の出だしの抑圧されたような音とか、

何に絶望しているんだろう、という感じ。

>ノクターンの陰のある、でもなつかしいような温かみのある感じとか、

初期の淡い作品と思っていたのに、あんなに哀愁のある曲だったとは。

>ソナタ2番3楽章のトリオはもちろん、行進部分の、決して英雄の葬式でないどこか諦めたような生前を懐かしむような感じとか。

悲しみにくれ、何もない。

寂しさや悲しさを表現できる才能。ぜひ大成してほしいです。

お返事ありがとうございます。

特に下降のスケールにゾクっとする魅力がないですか?
フレーズの終わりの音の抜け方もどこの部分をとっても自然で心に沁みます。

幻想ポロネーズの出だしいいですよね!
幻想の中に落ちていくような部分も好きです。

コンチェルトも、1楽章の一番の聴かせところと2楽章は素晴らしかった!
あとポロネーズ5番の出だしの抑圧されたような音とか、
ノクターンの陰のある、でもなつかしいような温かみのある感じとか、
ソナタ2番3楽章のトリオはもちろん、行進部分の、決して英雄の葬式でないどこか諦めたような生前を懐かしむような感じとか。
他の巨匠のCDなどを聴いてもニコライと比べて部分的に物足りないことがあって困っています。(こちらに書けて少しスッキリしましたが)

うさぎさま:

>以前にもコメントをしたのですが、HNを書き忘れていました。

そうでしたか。
HNあるのしか基本お返事してなかったと思います。
ごめんなさい。

>トリフォノフやブンダーより余程アブデーエワの方がニコライの表現方法に近いと思うのです。

トリフォノフは相当個性的だし、ブンダーはいかにもドイツ系ですものね。
ある意味ニコライの方が共通点は多いかもしれません。

>ちょっとしたスケールひとつでも心に沁みるのです。

そうそう。スケールがとても良いです。はかなく、寂寥感があるというか

>アブデーエワの方が完成度は高いと思えているのに、

アーカイブで聴き直すと、確かに良く弾けているんですよねえ。

それに比べるとハジャイノフの2次以降は、歯がゆいくらい弾けてない。
でも、部分部分のゾクゾクするパッセージを聴けるだけで満足。
幻想ポロネーズなどは、最初の1小節だけでジーンとしてしまいました。
(後はあまり良くなかったんですけど)


送信ボタンを押したつもりが反映されていないので、もう一度。

以前にもコメントをしたのですが、HNを書き忘れていました。

私はニコライとアブデーエワについても似ていると感じるところがありました
立体感とか音の効かせどころとか。
トリフォノフやブンダーより余程アブデーエワの方がニコライの表現方法に近いと思うのです。
でもアブデーエワはどうしてもダメなんです。
ニコライで「うーん、素晴らしい」と感動するところが、アブデーエワだと違和感を感じてしまう。
ニコライの音の波の形は私の感情の曲線と重なり合う感じがするのです。
ちょっとしたスケールひとつでも心に沁みるのです。

アブデーエワの方が完成度は高いと思えているのに、
こんなにも曲の感動の仕方が違うなんて、音楽って不思議ですね。

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