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2010年11月14日 (日)

内田光子&クリーヴランド管コンサート@サントリーホール

超一流の演奏に接すると言葉を失う。

言葉を探すことも忘れ音楽に没入してしまいました。
なんとか反芻して少しは書いてみます。

奇しくも春に聴いたアンスネスとまったく同じ曲です。

管弦楽:クリーヴランド管弦楽団
ピアノ&指揮:内田光子
【プログラム】
モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調 K138
モーツァルト:ピアノ協奏曲 イ長調 K488
モーツァルト:ピアノ協奏曲 ハ短調 K491

まずはディヴェルティメントでオケの挨拶。
チューニングなしでいきなり開始。
とてもふくよかで温かく音量豊か。
期待できます。

いよいよ内田さんが颯爽と登場。
弾き振りでピアノは屋根を取り、客席に背を向けての演奏。
ヴァイオリンは対向。
コンバスは左。

全体的に遅めのテンポ。意外でした。
ピアノは異次元、極上の美音。
エレガントの極致。
オケとの掛け合いはオーソドックスに、カデンツァやアイガンクになると、俄然自由になる。
テーマの繰りかえし部分では装飾もかなり加えていました。

そしてびっくりしたのがオーケストラのコントロール。
たまたま見通しの良いRBだったこともあり、微に入り細に入る指示を堪能できました。
まるでピアノを弾いているようにオーケストラを操る。
ピアノとオーケストラが完全に一体化していました。

23番イ長調は流麗さを表現し、24番ハ短調は内田さんらしく構造をくっきり浮かび上がらせ、両者の性格の違いを明確にしていました。

特に24番の第2楽章から第3楽章にかけては、スローテンポと異様に細やかな管楽器に対する要求が感じられ、凄まじい緊張感でした。
管、破綻しないだろうかとハラハラしてしまいました。

春のアンスネスは推進力があり、楽く素敵な時間を過ごせた、という感じだったのに対し、内田光子は尋常でないものを聴いてしまったというインパクトを受けました。

ホールは本気度200%といった盛大な拍手で、照明が灯っても拍手が鳴り止むことはなく、カーテンコールが続きましたがアンコールはなし。
あれだけの演奏を聴けたらそれ以上望むのは贅沢だったでしょうか。


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コメント

坊主あたまさま:

いらっしゃいませ(^o^)
初コンサートがこのコンサートだったとは、運が良かったですね。

オーディオで協奏曲を聴いていると、ライブとのバランスが違うので
びっくりしますからね。
普通は、ライブだとソロがオケに埋もれがちに聞こえます。

でも、このコンサートは内田さんが完璧にコントロールしていましたので、
ソロが埋もれることもなく、また、ピアノの音も、録音の音に負けぬ美音
が聞こえました。

ライブも良いですが、良いオーディオ環境でも音楽を楽しんでみたいです。

はじめまして。 14日、私はLB席でこの演奏を聴いていました。
実は本格的なクラシックコンサートに接するのは初めての経験で、まずはオーケストラとピアノの音の美しさにびっくり。演奏の素晴らしさには圧倒され、・・涙が出ました。

自宅では、趣味でオーディオを楽しんでいますが、生演奏にはとてもかないませんね。病みつきになりそうでコワいです。

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