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2010年10月18日 (月)

ショパンコンクール 予選で散ったMIP

あともう少しでいよいよショパンコンクールもファイナル。

ショパンの命日でしばしの休憩の間、アーカイヴを見て、予選を通らなかったけれども、とても印象に残った演奏を振り返ってみました。

・キム・ダソル(韓国)@1次予選

歯切れのよいテクニックと、確固たる構成力。
インテンポによる知的で深い表現。
バラード4番は絶品でした。

舞曲があまり得意そうでなかったのと、ややミスタッチがめだったため、2次予選で姿を消してしまいました。
ソナタの演奏を是非聴いてみたかったです。

・ユーリ・シャドリン(ロシア)@1次予選

ある意味今回のコンクールの風雲児でした。
1次予選は、あっと驚くマイ椅子で登場。
決して切れ味の鋭い技術や上質の音質を持っているわけではなく、表現もモダンとはいえないのに、なぜか、心を打つ。
音楽の懐が深く、暖かい。

情感のこもった「別れの曲
骨太で音楽的な「革命
大きく、優しく、心に響く舟歌
思わず涙が溢れた演奏でした。

3次予選を棄権したことで、伝説となることでしょう。
名演が少なかった幻想ポロネーズを、彼の演奏で聴いてみたかったです。

レオノーラ・アルメリーニ(イタリア)@2次予選

素直で伸びやかで、明るい音楽。
聴いていて、幸福感に包まれる。
リズム感が抜群で、心地良いことこの上ない。

マズルカはとても18歳と思えない表現力。
ワルツはとても華麗。
そして、やや地味なバラード3番が、なんとも楽しく美しく、極上の演奏でした。

もしかしたら優勝もあるのでは思うくらいの素晴らしいパーフォーマンスでした。

しかし、3次予選、ソナタ第3番を最初に弾いたのが災いしたのか、その後、本来の躍動感を失ってしまい、最後は魂の抜け殻のような演奏になってしまいました。

コンチェルトを弾かせてあげたかったですが、審査員の判断は無情でした。

こういう人たちの演奏だったら、お金を払ってコンサートとして聴く価値が十分あります。
何もメジャーなビッグネームだけがピアニストではない。

自分の耳で、良いと思う音楽を、これからも探していきたいという意をますます強くしています。

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