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2010年10月30日 (土)

ショパンコンクール落ち穂拾い3

ラ・フォル・ジュルネやル・ジュルナル・ド・ショパン、パリでは、一度にたくさんの一流のピアニストの演奏を聴くことができ、ピアニストの個性、ということについては、いろいろ感じさせてくれます。

しかし、それらに出演するピアニストは、皆それぞれに一流なので、技術的に問題があったり、音楽がよれよれだったりすることはありません。

今回のショパン・コンクールは、プロピアニストの卵ばかりですから、明らかに技術が足りなかったり、クラシック音楽としてどうかと思ったり、上手なのだけれど音楽が?だったり、逆に技術は最高ではないのだけれど音楽は魅力があったりと、いろいろバラエティに富んだ演奏を聴くことができ、とても考えること、感じることが多かったです。

アメリカのアンドリュー・タイソンはそこそこ技術があり、ノリノリのとても楽しい音楽を提示しました。
ただ、いかんせん、クラシックの枠をはみ出してしまっている感がありました。
エンタメとして聴く分には十分楽しい。
3次予選では批判があったせいなのか、彼の音楽としては萎縮してしまっていて、普通っぽくなって精彩を欠いてしまっていました。

中国人に多かったのが、切れ味鋭いブリリアントなタッチで曲芸のようなテクニックを披露するコンテスタントでした。
中国の育成方法には、何か独自のものがあるのでしょうか。
ただ、その猛烈なテクニックを最後まで破綻なく披露できた人がおらず、皆崩れてしまったので、ファイナルに進めた人はいませんでした。

何度も言及したロシアのユーリ・シャドリンは、切れ味鋭いテクニックを持つわけではないのに、心に響く大きな音楽を聴かせてくれました。
日本の岩崎洵奈さんは、素直で流麗な音楽を聴かせてくれたのですが、いかんせん引っかけが多くて先に進めませんでした。

日本の岡田奏さんは、自己表現はよくできていたと思いますが、ピアノの音を鳴らし切れていなかったのが評価されなかったのかもしれません。

いろいろ考えてるにつれ、下手な素人ピアノ弾きなので、完璧な技術を身につけることは無理でも、もっと音楽的にピアノを弾くことは可能かもしれない、と、少しレッスンのモチベーションがあがったしだいです。

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コンクール」カテゴリの記事

コメント

こっこさま:

コメントありがとうございます。

技術はないけれど表現したい。
表現したいから、もっと技術を磨きたい。
それがレッスンのモチベーションになる。

ちょっと記事の補足でした。

ピアニストにさまざまな個性があるからこそ、同じ曲を何度でも聴く楽しみがあるし、必ずしもプロでなくても楽しんで弾き、表現してよいのだ、という、まいくまさんの言葉に共感しました。

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