ショパンコンクール ファイナル 2日目 ヴンダー
本日最後の3人目。
前の2人はヤマハでしたが、3人目はスタンウェイ。
・インゴルフ・ヴンダー(オーストリア)
ピアノ協奏曲第1番
第1楽章
やや堅めの入り
オーソドックスで自然な音楽
カクカクしてした感じに聞こえる
コーダの作り方がうまい
第2楽章
タッチが堅くて強い
思いは伝わる
第3楽章
クリアなはじけ方が良い
楽しい雰囲気
安定感があった
コーダのコロコロ感は爽快
予選の時はもう少し暖かく柔らかい音だと感じていました。
今日はとても硬質なタッチ。
流麗さや音色の変化には乏しいけれど、構成感がしっかりし、安心して聴ける演奏でした。
オケともよく合っていました。
会場はスタンディングオベーションで大盛り上がり。
3楽章コーダの持って行き方が上手なのですね。
後味のとても良い演奏でした。
今日の評価は難しいですね。
曲の完成度から言ったら文句なくヴンダーでした。
でも、持っている雰囲気、音楽の大きさからするとハジャイノフ。
第1楽章の冒頭 ハジャイノフ>ヴンダー
第2楽章 ハジャイノフ>ヴンダー
第3楽章 ハジャイノフ<ヴンダー
優勝争いは、いよいよわからず。
もしかしたら、1位なしかも、という気もしてきました。
ファイナルの順位予想は、今のところ自信なし。
特にハジャイノフの扱いがどうなるのか予想がつきません。
優勝かもしれないし、選外かもしれない。
今日の第2楽章などを聴くと、間違いなく素晴らしい芸術家だとは思うのですが。
審査員は彼の才能をどの程度認めるのでしょうか・・・
とりあえず、好みで並べます。
暫定予想
1位 なし
2位 トリフォノフ、ハジャイノフ
4位 クルティシェフ
5位 ヴンダー
6位 ヴァカレッチ
7位 アヴデーエワ
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