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2010年10月16日 (土)

ショパンコンクール 3次予選 3日目 前半 ゲニーシャス デュモン 

いよいよセミファイナルも残すところ後4人となりました。

上位6、7人はもうわかる感じなので、この4人を聴いて、ファイナル残りの椅子を予想してみようと思います。

ルーカス・ゲニーシャス(ロシア/リトアニア、1990年生)

2次通過の予想ではずしてしまった人。
いろいろ音楽をいじくり回す癖があります。

幻想ポロネーズ 途中までは普通っぽかったがコーダが荒くなってしまった
ソナタ2番         粗雑さあり。ためる癖頻発
エチュードOp.25 遅くしたり速くしたり、ためたり

やはり同じでした。
今度こそ、この不自然な演奏では厳しいと思います。 ×

フランソワ・デュモン(フランス、1985年生)

2次ですばらしいパーフォーマンスみせたデュモン。
期待をしていました。

即興曲 Op.29  まだやや堅さが残るか。明瞭な演奏
幻想ポロネーズ  ややスローだがセンスでまとめた
子守唄       自然な息づかいと美しい音
即興曲 Op.51  強めでノンレガートのタッチ
ソナタ 
 第1楽章  極めてオーソドックス
 第3楽章  とても良いリズムで、聴かせる
              長く感じない。
        いつまでも聴いていたい
 第4楽章  落ち着いたテンポ
        変奏が進むにつれ、華麗な雄大さ
        インテンポを守りきった感動的フィナーレ

ソナタは鳥肌が立ちました。
特に、3楽章~4楽章は、過去聴いた演奏(コンクールに限らず)の中でも最高レベルのものだったと感じました。
ほとんどのコンテスタントは、4楽章をテクニックのかぎり突っ走りますが、適度なスピードであっても、十分盛り上げられることを、デュモンが示してくれました。

間違いなくファイナルには進めることでしょう。 ○

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