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2010年10月16日 (土)

ショパンコンクール 3次予選3日目 タイソン、ティスマン

3次予選の最後の2人となりました。

アンドリュー・タイソン(アメリカ、1986年生)

例によって明るく軽い、超モダン演奏。
プログラムは自分の個性によく合わせているようでした。
ソナタは跳んだりはねたり、最後はスピード違反して自爆ぎみ。
全体としては爽快に弾ききってはいまいた。
前のデュモンとは、180度違った価値観の演奏です。
1次、2次よりはまだ普通っぽく弾いていたと思います。

個人的にはまったく受け付けません。
しかし、どうも10人の本戦枠が、実力者でピッタリ埋まらないので、もしかするとボーダー争いになるかもしれません。 というわけで△

メイティン・スンは頭でコントロールした確信犯的ノリがありますが、タイソンは天然っぽいので嫌みは少ないです。

エレナ・ティスマン(フランス、1982年生)

ソナタ2番 
音も音楽もしゃがれている、音がヒステリック
葬送行進曲はレガートに弾けておらず

疲れも出たし、残念ですが、この先聴く気が失せてしまいました。

通過は無理でしょう。 ×

結局圧倒的な優勝候補は現れず。
最後のコンチェルト勝負となってしまったようです。

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コメント

伝統を継承することは確かに重要だと思います。しかし、その受け継ぐべき伝統とは何なのでしょうか?少なくとも、僕は、昨今の演奏は過去の名演奏家たちにあった演奏の魅力が薄れていっているように感じます。
タイソンにはそういったものに通じる魅力があった気がしたので、非常に残念でした。。

過去の演奏が今受けないという発想は悲しい気がします。
演奏スタイルに新しいや古いなどの区分けをするのは好きではありませんが、確かに、演奏スタイルに変化があるのは事実です。しかし、伝統を守るためにも、過去の演奏の魅力に注目する必要があると思います。

演奏はもっと自由で、受け継ぐべき伝統はもっと他にあるように感じます。

あかつきさま:

クラシカルというのは、特に古典的という意味で使ったわけではありません。
古典の伝統をふまえた、という意味です。

表現スタイルは時代時代で変化するのは、もちろんのことだと思います。
今、ショパン本人が彼のスタイルで弾いても、まったく受けないでしょう。
クラシカルな伝統を、いかにモダンに表現するかが、現代の「クラシックピアニスト」の課題でしょう。

つまり、表現のベースとなる素養は、西洋クラシック音楽が成立してきた18世紀から、師匠から弟子、その弟子へと、脈々と受け継がれてきているものなのです。
私も昨年からきちんと本場で修行した先生に習い始め、ようやくそれがわかってきました。
下手っぴですが、私もベートーヴェン、リストからつながる伝統承継の末端に加わったような気がしています。

今回のコンテスタントの中で、日本人はそもそも理解できるレベルにさえ達しておらず、アメリカ人は確信犯的に伝統を無視し、中国人はサーカスしかしていない。唯一、韓国人のみが、クラシカルな伝統をモダンに表現できる力と素養を持っていると感じました。

その点大量に残ったロシア人たちは、個性は皆まちまちながら、そのベースにはしっかりと西洋クラシック音楽の伝統が根付いているように感じます。

国でくくるのは荒っぽいですが、傾向としてはそんなことがあると思います。


アジア勢が落ちたのはもっと別な理由のような気がします・・・クラシカル(古典的)と言うならば、なるべく古い、ショパンたちの時代に近い演奏を基準にすべきだと思います。それらは、ここ数十年で活躍している演奏家とはまったく違います。SPとかピアノロールとか、ショパンの孫弟子やリストの直弟子の演奏も残っています。そう考えると、最近のコンクールの評価基準はここ数十年だけで創られた偶像を基準にしているにすぎないと思います。
いい演奏の定義は難しいと思いますが、個人的には、細かいテクニックやルバートではなく、いかに聴かせる演奏をするかということのみにかかっている気がします。

あかつきさま:

コメントありがとうございます。

タイソンはいろいろと物議をかましているようですね。
タイソンの3次予選は、彼にしては相当抑えて普通っぽく弾いていたように見えました。
ファイナルを意識してしまったのでしょうか。

今回の現役演奏家主体の審判団をもってさえも、抑えたタイソンの演奏を通すことができませんでした。

これはクラシカル音楽とは何か、というところに関わってきてしまう話になってしまうと思います。
ただ音楽を、消費者が楽しめれば良いのなら、何でもありですから。

特に今回、日本、中国、韓国、アメリカのコンテスタントがすべて落とされたことで、クラシカル音楽のベースについての考え方を、現役演奏家たちからつきつけられたような気がしています。

おひさしぶりです。
僕はタイソンは最高だったと思います。落ちちゃいましたが・・・。
誰よりも自分の音楽を確立していたし、特にマズルカやワルツが素晴らしかったです。
今はショパン演奏に対して、変な偶像が出来上がっているきがします。ショパンやリストの時代に近い、録音機器が出始めの19世紀半ば-20世紀前半の録音が残ってる演奏家たちは今からすると、変わったルバートや即興演奏の嵐です。要するにもっと自由な演奏がおおかったのです。タイソンのような演奏家が評価されないということは、有名所ではコルトーやホロヴィッツといった独自の演奏をする人たちはいまのショパコンでは評価されないことになってしまうのではないでしょうか。しかし、彼等は紛れも無い名演奏家なので、それは演奏の評価基準自体を見直す必要があるの気がします。

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