ショパンコンクール3次予選 1日目 後半 トン・フェイ・フェイ
3次予選は案外接戦になるような気がしてきています。
1日目後半のトップは日本、韓国が全滅するなか、2人通過した中国人のうちの1人フェイ・フェイから
トン・フェイ・フェイ(中国、1990年)
中国のコンテスタントはいずれもが超絶技巧の持ち主。
ブリリアントで切れ味鋭い音を出します。
どういうトレーニングをしているのか知りたいくらいです。
荒削りすぎて、落ちてしまった人もいますが、フェイ・フェイは純な感じがあって、将来性を感じさせます。
幻想ポロネーズ
ショパンの晩年の曲の境地を20歳の初な感じの女性が表現するのは、なかなか難しいようです。きれいで透明感のある音楽ではあります。抜いた終わり方にびっくりしました。
ソナタ3番
何人かのコンテスタントが息切れしてしまう大曲。フェイフェイを大汗をかきながらの熱演でした。深みは足りないかもしれませんが、元気いっぱいのソナタ。
あれだけの技術の持ち主でも、コーダは崩れてしまいました。
最後の崩れがなかったら、通過ラインだったような気がしますが、微妙です。△
さすがに疲れてきて、この日はここまで。このあとフアンチ、ヴァカレシー、ボジャノフと実力者がどんどんでてきます。1日目から相当レベルが高いです。
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