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2010年9月11日 (土)

高橋多佳子 ピアノリサイタル@浜離宮朝日ホール

ポッカリ予定が空いたので、当日券で聴いてきました。
1990年のショパンコンクールで5位入賞という経歴。
ワルシャワ音楽院で、あのヤン・エキエル(ナショナルエディションの楽譜を校訂している人)に師事したそうです。

最近はやり(?)のお話し付きでした。

【プログラム】
シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ショパン:バラード全曲

【アンコール】
シューマン:謝肉祭から「ショパン」
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 第2楽章

今年はこの手のプログラムを何回聴いたことでしょう。
それらをいろいろ思い出しても、今日の演奏はなかなかのレベルだったと思います。
音楽が自然で無理がなく変なくせもない。安心して聴けるタイプ。
びっくりするような刺激はないけれど、音楽を充分堪能できました。
音色はオレンジ色っぽく、暖かくて華のある音でした。
ホールの音響も申し分なし。

シューマンのクライスレリアーナは、もちろん今風のスマートで流麗な演奏でして、十分上手。でも、ホロヴィッツの魔力からまだ逃れられていない私は、ついついシューマンにはスマートさよりも、倒錯した演奏を期待してしまいます。
ショパン:バラードはさすがにワルシャワ音楽院出身らしく、極めてオーソドックスで自然で違和感のない演奏。過度にベタベタ、ユラユラすることはなく、左手のリズムはしっかりインテンポできざむ派のようです。
無駄のないテクニックで、大げさな立ち居振る舞いはほとんどありません。
ピアノを習っているとおぼしき若い女性がたくさん客席にいましたが、良いお手本だったのではないでしょうか。

アンコールはたいがいのピアニストは肩の力が抜けてプログラムとは一味違った演奏が聴けます。今日もそうでした。
シューマンの「ショパン」は、軽やかなタッチでとてもデリケート。まさにショパンらしい。
ショパン第2協奏曲第2楽章は、大好きなのになかなか弾く機会がないので自分でソロにアレンジしてしまったとのこと。
即興性と技巧性に溢れ若きショパンのパッションがよく伝わってきました。結構楽しかった。本当に大好きなのだなあと思わせる演奏だったと思います。

今日は何だかショパンを生で聴きたいなあ、と思った気分にピッタリはまった嬉しいコンサートでした。

※バラード4番のコーダのところで、弾き直しか!と思わせるような致命的なミスをしてしまったのですが、アンコールの時の挨拶で「ちょっとボケが出てしまいまして・・・なんだかわかります?・・・まあいいか」と照れていらしたのが好印象でした。

※イギリスの民謡「グリーンスリーブス」とバラード2番の冒頭、4番の中間部の左手のリズムが同じ、というのを演奏つきで教えていただきました。なるほど!

※お話しはよどみなく、また声がとても綺麗。

※前半ピンク、後半ブルーとドレスを替えてきました。クラシックの演奏家もいろいろとサービスを工夫されています。

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