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2010年9月13日 (月)

イヴ・アンリ ピアノ・コンサート@紀尾井ホール(その1)

ファミレスに入ったら、三つ星レストラン級の食事をいただいてしまったような得した気分です。

紀尾井ホールでのショパン生誕200年の特別企画「ショパン三夜」の第一夜、フランスのイヴ・アンリによる「サロンの響き」を聴いてきました。
フランス流エレガンスの極地を堪能。
3回セット券で、1回あたりたったの3,333円。演奏は超一流。
申し訳ないようです。

ソロ曲はすべて1848年製のプレイエルを使用した演奏。
(トリオとデュオはスタンウェイ)

【出演】
イヴ・アンリ(ピアノ)
遠藤真理(チェロ)
川田知子(ヴァイオリン)

【前半】
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 第5番 ホ長調 KV542
ショパン:ノクターン第16番 変ホ長調 Op.55-2
      舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
     練習曲
      ・嬰ハ短調 Op.25-7
      ・変ト長調 Op.10-5「黒鍵」
      ・変イ長調 Op.25-1「エオリアンハープ」
     子守歌 変ニ長調 Op.57

【後半】
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
     24の前奏曲 Op.28 より
      ・第15番 変ニ長調「雨だれ」
      ・第16番 変ロ短調
      ・第17番 変イ長調
     3つのマズルカOp.63
      ・第1番 ロ長調
      ・第2番 ヘ短調
      ・第3番 嬰ハ短調
     ワルツ
      ・第3番 イ短調 Op. 34 - 2
      ・第5番 変イ長調 Op. 42

【アンコール】
ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作
            (レント・コン・グラン・エスプレシオーネ))
          ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.64-2

モーツァルトのピアノ三重奏曲。
初めてでした。
三重奏というより、弦の伴奏付きピアノ・ソナタと言えるくらい、ピアノが活躍。スタンウェイを弾くアンリの音は、とても華麗。

そして、いよいよプレイエルによるショパンのソロです。

ノクターン16番。とてもゆっくりなテンポ。ため息をもらすようなためらいがちな表現。プレイエルの音はか細くも雰囲気満点。高音部などは本当に音が小さく、チェンバロのような弦の素の音がします。
実に感動的な名演。

舟歌。遅い部分はより遅く、早い部分はより早く。かなりアゴーギグを駆使します。微妙なニュアンス。音が減衰するのが早いため、特にデクレシェンドの効果が大きい。フッと音が消えていく。勇壮でテクニカルな部分も、モダンピアノとはまたひと味違った盛り上げ方。力技ではなく、パッセージの流麗感でフォルテを表現しています。
また響きに音が埋もれないので、すべての音が見える。中音域はかなりしっかりとした音が出るので、いつもと違った旋律が聞こえたりもしました。
面白い。

エチュード。特に25-7は出色の出来。そそります。「黒鍵」「エオリアンハープ」もただテクニカルに上手いだけでなく、エレガントとニュアンスに富んでいる。

子守歌
モダン・ピアノによるグラスハーモニカのような響きとはまた違った、透明感と清涼感のある音。一切の夾雑物が剥ぎ落とされるようです。

【その2に続く】

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