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2010年8月28日 (土)

小林愛実 ピアノリサイタル@みなとみらいホール

アイミーはサーカス系ではありませんでした。
動画などを見るかぎり、オーバーアクションでテクニカルにガンガン迫ってくるタイプかと想像していたのですが、予想に反し、わりとオーソドックスでむしろ流麗なタイプでした。

今売り出し中の、アルゲリッチも推薦という、若干14歳(9月に15歳)のアイミーこと小林愛実のリサイタルを、横浜みなとみらいホールで聴いてきました。

【第1部】
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13
  ピアノ・ソナタ 第23番「熱情」ヘ短調 Op.57

【第2部】
ショパン:
  スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
  12の練習曲より
    「別れの曲」ホ長調 Op.10-3
    嬰ハ短調 Op.10-4
    「黒鍵」変ト長調 0p.10-5
  マズルカ 第41番 嬰ハ短調 0p63-3
  ワルツ  第14番 ホ短調(遺作)
  バラード 第1番 ト短調 Op.23

【アンコール】
シューマン:子供の情景 Op.15から
    №7 トロイメライ
    №1 見知らぬ国
    №2 不思議なお話
    №3 鬼ごっこ
ショパン:  ノクターン 嬰ハ短調 遺作

まだ勉強途上の若いピアニストですから、1曲づつ細かいことはやめておきましょう。
全体的に、力の入るテクニカルな部分より、力を抜いてデリケートに歌う部分の方が、よく音も響いていたし、上手だったように感じました。
特にアンコールのシューマンが良かったです。

てっきりヴィルトゥオーゾ系のピアニストかと思っていたら、むしろ音楽性に期待の持てるタイプでした。

あまり今から演奏活動しないで、本場でもっと勉強して、良いピアニストになってほしいものです。

※おそらく、最高に近い席だったのですが、どうも響きが今ひとつ、と思ったら、マズルカやワルツ、シューマンあたりは、とても良く響きます。技術的なことなのでしょうか。

※随分と椅子に深く腰掛け、上体を前傾させて弾きます。よく疲れないなあ。

※派手なアクションのわりには、音の出方は派手でない。あんなに上体を動かす必要はないと思うのだけれど。

※礼儀正しく、笑顔できっちり四方に挨拶する姿は可愛らしかったです。

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