最近のトラックバック

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月の33件の記事

2010年8月31日 (火)

いよいよ芸術の秋突入

記録ずくめの猛暑の夏がまだまだ続きます。
ただ、今晩などはかなり涼しい風がそよぎ、秋の気配を感じずにはおれません。
8月は暑すぎて、コンサートに行ってもどうも落ち着かず、聴き終わるとぐったり、という状態でした。

もう数時間で9月。芸術の秋に突入。クラシック・ピアノ音楽界もいよいよ活気づいてきます。

まず、9月はなんといっても「ル・ジュルナル・ド・パリ」です。
ルネ・マルタン氏の新企画。ケフェレック以下4人のピアニストの演奏によって、近代フランス音楽を堪能できます。
私は19日、20日の8公演を聴く予定。ラ・フォル・ジュルネで聴けなかった、ルイス・フェルナンド・ペレスに注目しています。
また、近代以降のピアノ曲には弱いので、良い勉強の機会と思っています。

あと、パリ音楽院の教授イヴ・アンリによるプレイエルを使用しての演奏にも行きます。

その他、神奈川県立音楽堂での「ショパン伝説のラストコンサート」も楽しみです。作家の平野啓一郎氏企画による、1848年2月16日のショパンのコンサートの再現。
ピアニストは1995年のショパンコンクールで5位入賞した宮谷理香さん。彼女はイリーナ・メジューエワのレクチャー・コンサートで、お隣だったことがあります(その時にはどなたか存じあげなかった)
神奈川県立音楽堂の音響も楽しみのひとつ。随分昔に行ったきりで、その時にはとても音が良かった記憶があるもので。

10月に入ると、ビッグネームが来日します。
ミシェル・ベロフ、マウリツィオ・ポリーニ、ラドゥ・ルプー。最近は若いピアニストを聴くことにシフトしていますが、たまにはベテランも良いでしょう。ただ、今回ポリーニは行きません。理由は以前書いたとおり。私の中では、もうコスト・パーフォーマンスが合わないからです。

若手では、ショパンコンクール覇者ラファウ・ブレハッチを初めて聴き、まだ15歳ながら今年のポーランドのショパン記念祭で演奏したヤン・リシエツキ、去年に引き続き最近では珍しいウィーン生まれのいかにもドイツ系といったティル・フェルナーを聴きます。

あと、オケで、最近人気上昇中の日本人指揮者、上岡敏之氏率いるヴッパータール交響楽団を体験。最近出したピアノソロCDでのシューベルトのピアノ・ソナタ21番はリヒテルにも匹敵しようかという素晴らしい出来です。そう、彼はピアニストでもあるのです。

コンサートではありませんが、10月にはショパンコンクールが開催されるので、その動画配信もおおいに気になるところです。

11月も聴き逃せないコンサートが目白おし。
まずは内田光子の協奏曲。モーツァルトの23番、24番の協奏曲を聴きます。3月に聴いたアンスネスとまったく同じ曲。ベートーヴェン4番も聴きたかったですが、このあたり、連チャンになるのであきらめました。

それから、去年に引き続きセルゲイ・シェプキン。プログラムが凄い。バッハ:パルティータ1番、ベートーヴェン熱情ソナタ、ムソルグスキー展覧会の絵等。
あとは、おなじみのアンヌ・ケフェレック、私と同門ということになった(師匠が兄弟弟子)デジュー・ラーンキも聴きます。ちょっと残念だったのが、河村尚子がケフェレックとかぶって行けないことです。

もう冬ですが、12月にはマルタ・アルゲリッチのコンチェルトを2曲。シューマンとラヴェルが聴けます。なぜか今まで聴く機会に恵まれなかったで楽しみ。
そして、出すCDがことごとくレコード芸術で高評価を得るセルゲイ・エデルマン
フランス人で現代ものを弾かせたらピカ一で、ヌーブルジェと似ているというピエール=ローラン・エマール。去年はブラームスの協奏曲を聴きましたが、今年はリサイタルを。協奏曲だとなかなか初めてでは特徴をつかみきれないところもあるので。

コンサート日程は意外と一定時期に集中していて、ぽっかり抜けている期間もあるので、ポッと身体があいたら、他にも行くかもしれません。何せ選ばなければ毎日どこかでコンサートをやってますので。

こんなにコンサート予定が詰まったことは初めてですが、長いようで長くない人生、楽しめるときに楽しんでおこうと思っています。

※この時期のヌーブルジェの活動はポツポツとしか公開されていないので、引き続きアンテナを張ってお宝情報を逃さないようにしたいです。動画配信などがあるかもしれません。

※なかなか楽ではないのですが、引き続き「日本一早いコンサート・レヴュー」をめざそうという気ではおります。

2010年8月30日 (月)

【ヌーブルジェ動画】2台ピアノとパーカッションのためのシンフォニア@ラ・ロック・ダンテロン2010

2010.8.19、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭におけるヌーブルジェの演奏模様。
ヌーブルジェ自作自演の新曲。
もう一人のピアニストはベルトラン・シャマユ

タイトルをつけるとしたら「雷(いかづち)」なんてのはどうでしょう。

2010年8月29日 (日)

ヌーブルジェ来日情報未だ確認できず

以前問い合わせたときは比較的すぐ返事がもらえたカジモト。
先日、音楽の友の来年の来日アーティスト情報の中にヌーブルジェの名前がないことを問い合わせましたが、未だ回答をいただけません。
前回がサービスだったのか、今回、何かの事情があるのか、気になるところです。

いざとなったら、別ルートの確認手段もないことはないので、早いところ気分をスッキリさせたいものです。

※PCがまたトラブってしまい、ネットに接続できません。エプソンダイレクトのエンデバーpro4700という上位機種です。購入してすぐ不安定になり、さんざんサポートを受け、うんざりしたものです。
また格闘しなければならないかと思うと、金返せと言いたくなります。
出張保守の契約はしているものの、結局リカバリーするようなことを言われています。リカバリーなんて自分でできるのです。
問題はその後の現状復帰作業。
考えただけでぞっとします。
まあ、いつも新しいOSには1年間は関わらないようにしていたのが、PCの故障でやむなく7マシンを購入してしまったので、こういう目に合う可能性はあったわけで、ある程度はしかたないとはいえ、やるせないです。
とりあえず復元ポイント遡ってみますか。

※ちなみにこの文章は、iPadで打っています。
ソフトウェアキーボードには大夫慣れてきたとはいえ、入力スピードはたぶん半分程度。別売りのブルートゥース対応キーボードが必要かも。

※iPadの3G接続は遅く、wi-Fi接続は不安定。なかなか思うようには運ばないものです。

2010年8月28日 (土)

小林愛実 ピアノリサイタル@みなとみらいホール

アイミーはサーカス系ではありませんでした。
動画などを見るかぎり、オーバーアクションでテクニカルにガンガン迫ってくるタイプかと想像していたのですが、予想に反し、わりとオーソドックスでむしろ流麗なタイプでした。

今売り出し中の、アルゲリッチも推薦という、若干14歳(9月に15歳)のアイミーこと小林愛実のリサイタルを、横浜みなとみらいホールで聴いてきました。

【第1部】
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13
  ピアノ・ソナタ 第23番「熱情」ヘ短調 Op.57

【第2部】
ショパン:
  スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
  12の練習曲より
    「別れの曲」ホ長調 Op.10-3
    嬰ハ短調 Op.10-4
    「黒鍵」変ト長調 0p.10-5
  マズルカ 第41番 嬰ハ短調 0p63-3
  ワルツ  第14番 ホ短調(遺作)
  バラード 第1番 ト短調 Op.23

【アンコール】
シューマン:子供の情景 Op.15から
    №7 トロイメライ
    №1 見知らぬ国
    №2 不思議なお話
    №3 鬼ごっこ
ショパン:  ノクターン 嬰ハ短調 遺作

まだ勉強途上の若いピアニストですから、1曲づつ細かいことはやめておきましょう。
全体的に、力の入るテクニカルな部分より、力を抜いてデリケートに歌う部分の方が、よく音も響いていたし、上手だったように感じました。
特にアンコールのシューマンが良かったです。

てっきりヴィルトゥオーゾ系のピアニストかと思っていたら、むしろ音楽性に期待の持てるタイプでした。

あまり今から演奏活動しないで、本場でもっと勉強して、良いピアニストになってほしいものです。

※おそらく、最高に近い席だったのですが、どうも響きが今ひとつ、と思ったら、マズルカやワルツ、シューマンあたりは、とても良く響きます。技術的なことなのでしょうか。

※随分と椅子に深く腰掛け、上体を前傾させて弾きます。よく疲れないなあ。

※派手なアクションのわりには、音の出方は派手でない。あんなに上体を動かす必要はないと思うのだけれど。

※礼儀正しく、笑顔できっちり四方に挨拶する姿は可愛らしかったです。

2010年8月27日 (金)

パリ管千々岩英一氏のヌーブルジェに関するつぶやき

ヌーブルジェの演奏を聴いた千々岩氏が、ツィッターでつぶやいています。

ヌーブルジェはピエール=ロマン・エマールに似ているそうな。

作曲はまだまだだとか。

http://twitter.com/EiichiChijiiwa

2010/8/19のつぶやき

2010年8月26日 (木)

いつのまにやら50,000PV突破

2009年2月11日にこのブログを開設して以来、約1年半。今日でアクセス・カウンターが50,000を突破しました。

まさか自分の書く拙い文章が、こんなにも多くの人に読まれるとは思ってもみませんでした。しかも、基本的にたった一人のマイナーなアーティストを追っかけるという、それこそマイナーなネタなのに・・・

発見した!と思った若いアーティストであったジャン=フレデリック・ヌーブルジェ。その後も想像以上に着実に成長を遂げてくれているようで、こんなに嬉しいことはありません。

最近では熱心な読者の方にも恵まれ、一人ではとてもみつけられない世界中のレアな情報もお寄せいただき、ネタ切れの心配もなくなってきました。

今後もヌーブルジェ・ファン、クラシックピアノ・ファンの方に楽しんでいただけるような、深くマニアックな内容を追求していきたいと思います。
(何よりも自分の楽しみのためではありますけれど。)

2010年8月25日 (水)

ベルリン・フィル・デジタル・コンサートホールの無料配信

8/27(金)のベルリン・フィル・デジタル・コンサートホールの無料招待メールが届きました。
何だか日本人向けを意識しているのか、とってもわかりやすい英文なので、ちょっと私でも翻訳できそうです。

○○様

拝啓 
 来る8月27日午後7時、ベルリン・フィルとサイモン・ラトル卿によっていよいよ幕がきって落とされる、2010年/11年シーズンの偉大な交響音楽の夕べ。
 このコンサートはまた、別の意味での開幕でもありまして、それは、さらに進化を遂げるデジタル・コンサート・ホール-ネット上のベルリン・フィル仮想コンサート会場-のことであります。

 コンサートの内容は、ベートーヴェンの第4交響曲、及びマーラーの第1交響曲で、マーラーは今回を初回とし、全曲演奏が2011年にかけて行われます。

 ドイツ・バンクはベルリン・フィルのパートナーに1989年からなっておりまして、独占スポンサーとしてデジタル・コンサート・ホールに今回あなたをご招待いたす次第です。是非とも、ご覧になり、デジタル・コンサート・ライブを体験していただきたいと存じます。www.db.com. です。

単にwww.db.com. に入って、チケットを入手していただくだけですので、もちろん無料ですし、何ら義務も生じません。ただ、チケットの数には限りがありますので、入手するのは、今日すぐのほうが、確実です。どうかお聴き逃しのないように。特別なコンサートですので。

ベルリン・フィルとドイツ・バンクは、ご訪問くださることを心待ちにしております。
敬具
ベルリン・フィル・メディア  GmbH

とまあ、こんな感じでしょうか。

以前、英語翻訳について、目から鱗が出るような本に出会いまして、それは、「英語の単語の出てくる順番どおりに、できるだけ日本語に置き換える」ということでした。

だって、欧米人は、出てくる単語の順番にしたがって、意味を理解しているのだから、翻訳も、順番をひっくり返すのはおかしい、と。

いやー、それ読んだだけで、英語の和訳能力が10倍アップしたような気がしたものでした。

上の拙い訳ですが、例えば最期の部分のところの種明かしです。

《原文》
①so  ②do it ③ today  ④to make sure ⑤ you don’t miss out  ⑥on this very special concert.

《学校英語的和訳》
①だから、⑥この特別なコンサートを ⑤聴き逃さないことを、 ④確実にするため ③それを今日 ②行ってください。

見事に語順がひっくりかえります

《逐語訳》
①なので、②入手するのは、③今日すぐの方が ④確実です。 ⑤どうかお聴き逃しのないように。⑥特別なコンサートですので。

こちらは、見事に語順が一致しています。
ちょっと意訳もしていますが、工夫すると逐語的に訳せるものなのです。

で、こういう発想にたつと、英語は単語さえわかれば、意味はどんどんわかってくる。

はずだ。

と言い聞かせ、海外サイトの情報と格闘している次第です(^^;)
英語は実際のところは、あまり得意ではありません。

※補遺
自分で発見してしまったことの確認も兼ねて。
つまり、やれ、英語は論理的で、日本語はあいまい、とか言いますが、そうことじゃないな、と思ったのです。

英語は実は、言いたいことをどんどん先に言ってくる。
日本語で文法的に英文を解析すると、どうしても、修飾語ばかりが先にきて、言いたいことが後になる。

日本語だって、話し言葉は、そんなまどろっこしい言い回しは、普通しない。

「だからさあ、その特別なコンサートを聴き逃さないことを確実にするためにはだな、今日のうちに、サイトに入って登録しなきゃいかんのだよ」

って話すような奴、嫌われそう。

「だから、すぐ登録しなきゃ。今日のうちにさ。それが確実だよ。聴き逃しちゃ損。なんたって特別なんだから。」

英語ってこういうノリなんだなあ、って、思ったら、氷解したわけです。

2010年8月24日 (火)

宮田大、田村響、イム・ドンヒョク@サントリーホール

ひとつのコンサートで複数のピアニストの演奏を聴くと、ピアニストの個性が本当にはっきりわかります。
ル・ジュルナル・ド・ショパンしかり、ラ・フォル・ジュルネしかり。
今回は江副財団(あのリクルートの!)の奨学生だったという、3人の若いコンクール覇者の演奏を同時に聴く機会を得ました。

指揮 : ダン・エッティンガー
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団

【前半】
1.カバレフスキー / チェロ協奏曲第1番 ト短調
 (チェロ独奏 : 宮田 大)
2.ショパン / ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
 (ピアノ独奏 : 田村 響)

【後半】
3.ヴェルディ / 歌劇『運命の力』序曲
4.フマニノフ / ピアノ協奏曲第2番 ハ短調
 (ピアノ独奏 : イム・ドンヒョク)

チェロの宮田大は、2009年のロストロポーヴッチ国際チェロ・コンクールの日本人初めての覇者。去年は辻井伸行で大騒ぎでしたが、こちらも一般紙でそこそこ取り上げられていたので、よく覚えています。

ただ、私チェロはよくわからないし、曲もカバレフスキーなど聴いたこともなかったので、論評などできません。
ピアノと違って、チェロは音がでないので、2000人のホールでは音はやや寂しい感じです。オーケストラも相当音を抑えて奏でていました。
オケのメンバーが演奏後足を踏みならして讃えていましたので、上手だったのでしょう。

ピアノの田村響。2007年のロン=ティボーの覇者。
去年の11月に、横浜みなとみらいの小ホールで、リストとショパンを聴き、「骨太で艶やか」という感想を書いていました。
ところが、今日の演奏は違った印象でした。
繊細で流麗。体躯に似合わない。
あれれ?どっちが本当なんだろう。

まず音は非常に美しい。特に右手。左手は、今日はとても抑え気味。ショパンということもあったのでしょうが、もうちょっと出してもよいのに、と思うくらいでした。
テンポも全体的に抑えめで、特に第2楽章は相当遅い。ポゴレリッチとまではいかないものの、止まってしまうのではないかとハラハラするようでした。オーケストラはよく合わせたなと。第3楽章も落ち着いていて、はっきり遅れるわけではないのですが、オーケストラより前に出ない。その分、ややもたついた感じに聞こえるきらいはありました。

この人はもう一度リサイタルを聴いて、確かめたいです。

後半最初のヴェルディ、とても良かった。
オケ全開。エッティンガーの指揮はまことにキレが良く、オケもしっかり応えていました。各パートの特徴がよくわかって、スッキリ爽快。

トリのイム・ドンヒョク。2001年のロン=ティボーの覇者。
10歳からモスクワで勉強したということですから、ロシア音楽は得意でしょう。
そして、ラフマニノフの第2番は素晴らしいものでした。

この曲、ラフマニノフ自身の演奏がCDで聴けます。
作曲者の解釈がわかる、珍しいメースです。
その演奏は、テクニカルな部分と、ロマンティックな部分を、テンポも含め、非常に明確に弾き分けています。猛スピードで荒れ狂ったかと思うと、たっぷりルバートして歌う、という感じです。
ドンヒョクの演奏はまさにその通りでした。
ロマンティックなところは、かなりクネクネと揺らしました。そして、テクニカルな部分は、ヴィルトゥオジティをいかんなく発揮。

全体的にはノリの良いテンポで、決めもうまく、魅せる演奏でした。
田村響が幾分こもる抑制的な演奏だったの比べ、イム・ドンヒョクは外向きに訴求力のある演奏だったと思います。

同じロン=ティボーの覇者であっても、こうもタイプが違うものなのかと思ったしだいです。

※イム・ドンヒョクは2001年、田村響は2007年、ヌーブルジェは間の2004年に出場して3位。
※田村響、宮田大とヌーブルジェは同年齢。

2010年8月23日 (月)

ヌーブルジェはジャズ!@ラ・ロック・ダンテロン

ようやく今日未明に配信されたラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭の映像を見ました。
発表されていたプログラムとは若干異なっているプログラムもありました。
30周年記念の最終日ということで、エンタメ気分満載

期待していたヌーブルジェの出番は2度。

はじめは元バスケット選手で16歳からピアノを始めたという異色のジャズ・ピアニスト、ヤロン・ヘルマンとのジャム・セッションでした。
2009年の東京のラ・フォル・ジュルネのミュージック・キオスクにおいて、小曽根真とセッションしていたのを聴いていたとはいえ、サプライズではありました。

ヘルマンはキーズ・ジャレットに続く、と言われているように、モダンでクールなタイプのジャズピアニストのようです。
ジャズではあるけれど、クラシックの現代音楽を聴いているような感も。
その前に演奏した、小曽根真とチック・コリアのセッションが、これぞジャズという感じだったので、違いを感じました。

ヌーブルジェは幾分、髪の毛を伸ばし、少女コミックに出てくるイケメン王子さまのよう。

2度目は、ブリジッド・エンゲラー、エマニエル・ストロサー(?)と、6手のピアノ曲。
ジャック・カステレドという作曲家によるもので、おふざけ感いっぱいの曲。ヌーブルジェがおどけ役でした。

ガッツリしたクラシック曲でなかったため少々残念ではありましたが、相変わらず多弁で楽しげなインタビューなどもあって、演奏の時は求道者のようでありながら、やはりまだまだ20代前半の若者なのだな、という一面を見ることができました。

その他、気になったプログラムなど。

ネルソン・フレイレのショパン:ピアノ協奏曲第2番の第2楽章は素晴らしかった。ベテランもたまには良いです。

アルド・チッコリーニがショパン:タランテラを弾いていましたが、ヌーブルジェに親しんでいると、切れやスピードがなく、ややもの足りず。リストのコンソレーションは素敵でした。

ニコラ・アンゲリッシュとグルジアカティア・ブニアティシヴィリのブラームスの連弾。かっこよい曲です。ブニアティスヴィリ、色っぽすぎ。

バッハの4台のピアノのための協奏曲。ほとんどバッハの協奏曲は聴かないけれど、ライブなどでは楽しくて良いかも。
ラーンキ、随分久しぶりに見ました。白髪になってしまった。

モーツァルト3台のピアノのための協奏曲K.242。レベルの違う3人のために書かれたそうで、評価はわかれているようですが、初期のモーツァルトらしく、チャーミングで悪くないです。エンゲラー、シャマユ、ラルームの3人、幾分アンサンブルが乱れていたかなあ。

6台のピアノ、12人で演奏する、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲」のトランスクリプション。
そこまでやるか、といったところ。
バル・シャイの椅子の高さが際立っていました(^_^;)

2010年8月22日 (日)

【再告知:訂正あり】ヌーブルジェライブ@ラ・ロック・ダンテロン30周年記念コンサート

現地時間22日夜、ヌーブルジェが出演するラ・ロック・ダンテロンのコンサートがフランスarte.tvでライブ放送されます。

しばらくの期間、配信されているようなので、夜中に無理矢理見ることもなさそうですが、何せフランス語のサイトなので、そのあたりは自己責任でご判断ください。

なお、先日記載した記事に重大な誤りがあったので、訂正いたします。
日本時間の記載が間違っていました
(ライブのみだったら大変なことでした)

【配信開始】
2010年8月22日(日) 現地時間 19:00~
日本時間   23日(月)深夜 2:00~ (22日26時)

【プログラムの掲載サイト】
http://www.arte.tv/fr/programmes/242,day=2,week=34,year=2010.html

【ライブ映像の配信サイト】
http://liveweb.arte.tv/

Arte_live

ライヴが始まると、上部中央に表示され、次のライヴが始まるまでは掲載されていると思われます。
次のが配信されても < を押せばしばらくは戻って見られるはずです。

【出演者】
ピアノ:
 アダム・ラルーム
 アンヌ・ケフェレック
 ベルトラン・シャマユ
 ブリジット・エンゲラー
 ダヴィッド・カドゥシュ
 デジュー・ラーンキ
 エディット・クルコン
 ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
 ヤロン・ヘルマン
オーケストラ:ローザンヌ室内管弦楽団
指揮とピアノ:クリスチャン・ツァハリス

マルタン・ファミリー勢揃いといったところです。

【プログラム】
バッハ:4台のピアノのための協奏曲 イ短調 BWV1065
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調K.365
(5台のピアノと10人のピアニストで?)

誰がどちらを弾くのかは不明。
モーツァルトは10人全員で弾く模様か?

2010年8月21日 (土)

ヴァシリエヴァ、ヌーブルジェを語る

「レコード芸術9月号」に、チェリストのタチアナ・ヴァシリエヴァのインタヴュー記事が載っています。その中で、ヌーブルジェと共演したアルカンのソナタについて語っており、ヌーブルジェにも言及しています。

・・・(アルカンのソナタは:引用者)素晴らしい曲なのに、ピアノが難しすぎたから埋もれていたんじゃないでしょうか。演奏会で弾きたい!といつも思うんですけど、まずピアニストを探すのが大変で(笑)。今回共演しているジャン=フレデリック(・ヌーブルジェ)はほんとに素晴らしかった。まだ24歳(ママ*)なのにすっかり成熟して頭も良くて・・・・・・もうこの歳でパリのコンセルヴァトワールの教授なんですから。ソリストとしてはもちろん、室内楽ピアニストとしても非常に優れた存在です。この共演はほんとに特別な経験でした。
*2010年12月で24歳です

なるほど、あの曲はピアノ・パートが難しかったのか。

ヌーブルジェは訳なく弾いているように見えましたから、わからないですね。

ショパンのチェロ・ソナタもはいったアルバムは、ジャケットが何やら意味深長-ショパンとジョルジュ・サンドを模しているのではないか-などと、確かHMVか何かで書いてあったような気がします。

【送料無料】ショパン / ショパン:チェロ・ソナタ、序奏と華麗なポロネーズ、アルカン:演奏会用ソナタ ヴァシリエヴァ、ヌーブルジェ 輸入盤 【CD】 【送料無料】ショパン / ショパン:チェロ・ソナタ、序奏と華麗なポロネーズ、アルカン:演奏会用ソナタ ヴァシリエヴァ、ヌーブルジェ 輸入盤 【CD】

販売元:HMV 楽天市場ストア
楽天市場で詳細を確認する

2010年8月20日 (金)

iPadで楽譜を持ち歩く

家のピアノはクロイツェルのアップライトです。
(古いクロイツェルは良いピアノです。ヤマハのアップライトとは雲泥の差)

たまに、グランドピアノで練習したいので、外でレンタル練習室を借りて練習することがあります。

その際には、重たい楽譜を3冊も4冊も持っていくので、なかなかしんどい。

練習中の楽譜のコピーをとっておいて、それを持っていくこともありますが、紙がペラペラでうまく立てかけられないし、製本などしていないので、ページ送りが面倒だし、うまくありません。

そういう状況が、どうやら iPad のおかげで解消しそうです。

まだ実行していませんが、楽譜のコピーをスキャナーでPDFファイルにして、それを iPad に放り込んでおけば良いからです。
いわゆる「自炊」というやつですね。

あとは、iPad神アプリのひとつ、GoodReader などで閲覧するだけです。

今はまだ無料楽譜のIMSLPの楽譜で、遊び弾きする曲などをダウンロードして試しているところです。

サイズが小さいながら、概ね差し支えないし、譜めくりも、もしかすると本物の楽譜より、やりやすいかもしれません。

iPadで本当に生活に革命が起こります。

イメージはこんな感じになります。(隣に実際の楽譜「ショパンのワルツOp.64-2」を置いて比較してみました)

Ipad

iPadの中身が光って見えないので、iPadだけを映すとこんな感じ。

Ipad_2

今度は、iPadの外郭が見えなくなってしまいました。

曲は、リスト:シューベルトによる「12の歌」からNo.8「糸を紡ぐグレートヒェン」
そう、ユジャ・ワンが今年のヴェルビエ音楽祭で最初に弾いた曲です。

2010年8月19日 (木)

シューマンとショパン

両者は同い年で、今年生誕200年で随分取り上げられています。
もちろん、取り上げられる頻度はショパンの方が圧倒的ではあります。

そのショパンに関する著作物が何冊も出版され、かなり読みました。

シューマンはショパンの「ドン・ジョバンニ『お手をどうぞ』の主題による変奏曲」を評して「諸君、脱帽せよ、天才だ!」と書いたことはつとに有名です。
変奏曲のひとつひとつに、それはそれは具象的な情景をあてはめて評論したところ、それを知ったショパンは「このドイツ人の想像力には死ぬほど笑った」と、驚くべき冷淡な感想を手紙に残しているそうです。

さらに後年、シューマンの「謝肉祭」については、曲の中に「ショパン」があるにもかかわらず、当のショパンは「こんなの音楽じゃない」と友人に語ったとあります。

ショパンの曲の中には、例えばバラードは元となる詩があったと言われています。しかし、音楽は別にその詩をなぞって作られたわけではなく、あくまでインスピレーションを得た、という次元だという説が普通のようです。

その意味では、コミック「ピアノの森」で、雨宮がショパン:バラードの情景を父親に語るのは、やや筋違いといえるかもしれません。

岡田暁雄氏のベストセラー「音楽の聴き方」では、音楽とその言語的受け止め方、ということについて述べています。
言葉による音楽のイメージ化が、案外大切だ、と。
しかし、言語はあくまで音楽にたどり着くための方便であって、言語的表現そのものが音楽とイコールでないことは言うまでもありません。

シューマンは一生懸命、言語的にショパンの魅力を表現してショパンにラヴコールを送ったものの、ショパンにとっての音楽は、簡単に言語化やイメージ化できるような代物ではなかったようです。

音楽は音楽である。

これらのエピソードをもって、ショパンがシューマンより優れている、と言いたいわけではありません。

こういうエピソードに、ショパンとシューマンの異なる芸術的特性が端的に表れている、と思うわけです。

他のクラシック音楽作曲家たちも、ショパン的に音楽を作る人と、シューマン的に音楽を作る人に、概ね二分されるような気がします。

あまり感心できることではないのですが、数日前、ちょっと気分がむしゃくしゃして、ピアノでなぜかシューマンを弾きたくなり、「謝肉祭」の終曲「フィリシテ人と闘う『ダヴィッド同盟』の行進」を弾いてみました。

といっても、ほとんどまともに弾けないので、左手は添える程度で、主に右手だけを”狂ったように”ガツガツと弾いたならば、なんだか、ぴったり気分にはまってしまいました。

あの小節線を無視した、本来の拍子とずれたリズムの取り方と、セカセカとフィナーレに向かうスピード感が、むしゃくしゃした気分に、ちょうど合ってしまったようです。

2010年8月18日 (水)

2011年来日ピアニスト情報~ヌーブルジェはどうした!

だまだ酷暑が続いているこの時期に、早くも来年2011年の海外演奏家の来日予定が「音楽の友9月号」に掲載されました。

主な来日ピアニストの情報をまとめてみます。

●絶対に聴きたい
▲興味あり
○過去聴いた
■チケット入手済み

【1月】
▲アリス=沙羅・オット
  最近売り出し中の日独ハーフ
▲アレクサンドル・タロー
    ここのところ注目の中堅フランス人
■エフゲニー・スドビン
  ロシアの新星、らしい
▲エレーヌ・グリモー
  フランス音楽を好まない中堅フランス女性
▲レオン・フライシャー
    右手があまりきかないけど深いアメリカの老巨匠

【2月】
○アブデル・ラーマン・エル=バシャ
    マルタン・ファミリー
アンドラーシュ・シフ
    ハンガリーの大巨匠
▲デニス・コズキン
    2010年エリザベート優勝者
▲フレディ・ケンプ
    独ケンプの親戚というイギリス人テクニシャン
ユジャ・ワン
    中国の次世代スター
▲ラン・ラン
    中国のエンタテナー

【3月】
ユジャ・ワン
    すべて行きます
   
【4月】
○マリア・ジョアン・ピリス
  最近スピリチュアルなベテラン
▲マルタ・アルゲリッチ
    値段次第

【5月】
○アレクサンダー・ガブリリュク
    ロシアの中堅ヴィルトゥオオーソ
○ミシェル・ベロフ
  フランスの巨匠
ピョートル・アンデルシェフスキ
    ここのところ注目のアーティスト
【6月】
○ダヴィッド・カドゥーシュ
    マルタン・ファミリー
▲ニコライ・ディミジェンコ
    ロシアの中堅ヴィルトゥオーソ
フランチェスコ・トリスターノ=シュリメ
  バッハとテクノを演じる鬼才
▲マルティン・シュタットフェルト
  新時代のバッハ弾き

【7月】
○アレクセイ・ゴルラッチ
    コンクール荒らし?
○ケヴィン・ケナー
    ショパン・コンクール最高位

【9月】
○ブルーノ=レオナルド・ゲルバー
  アルゼンチンの巨匠
レイフ・オヴェ・アンスネス
    ノルウェーのリリシスト

【10月】
○ウラディーミル&ヴォフカ・アシュケナージ
    ロシア人巨匠親子
▲エフゲニー・キーシン
    ロシアの元神童
○ミシェル・ダルベルト
    フランス人教授

【11月】
○コルネリア・ヘルマン
    ザルツブルク生まれの美女
○ジャン=マルク・ルイサダ
    ショパコン入賞したフランス人
○スタニスラフ・ブーニン
    ショパンコンクール優勝でブーム発生
○ピエール=ロマン・エマール
    モダン音楽を紹介するフランス人
ベルトラン・シャマユ
    今年みつけたフランスの逸材
▲マレイ・ペライア
    アメリカの巨匠

なんと、肝心のヌーブルジェの情報がありませんでした
日程未定の情報にもなし。
さっそく、カジモトに問い合わせしてしまいました。
回答待ちです。

●つけたものは、絶対聴きに行くつもりです。
特に期待したいのは、若手のユジャ・ワン、シュリメ、シャマユです。

あとは、プログラム、値段、日程の兼ね合いになりましょう。

この他、たぶん、メジューエワはあるでしょうし、日本人の河村尚子あたりも期待したいです。

5月のラ・フォル・ジュルネは当然通いつめます。

2010年8月17日 (火)

ヌーブルジェによる「サン=サーンスピアノ協奏曲第2番」の演奏

昨晩のスペインのウェブ・ラジオで放送された、ヌーブルジェの貴重なライヴ録音を聴きました。

凄かった(*_*)

2008年5月30日
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調
オーケストラ:香港シンフォニエッタ
指揮:イヴ・ウィンシー
ピアノ:ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ

ここのところ動画づいていて、音だけにじっくり集中する機会が以前より減っていました。
久しぶりに、目を閉じてじっくり傾聴した気がします。

サン=サーンスの2番というのは、初めてだったので、事前にYou Tubeで予習しておきました。
演奏はアルトゥール・ルービンシュタイン
ヌーブルジェが尊敬するピアニストのうちの一人です。

ルービンシュタインは、上体にまったく力みがなく、美しいフォームで、その年齢にもかかわらず軽々と難曲を弾きこなします。
サン=サーンスのこの曲は、大変ピアニスティックで、ピアニスト冥利につきるような曲です。

第1楽章のオーケストラによる出だしのトゥッティは、モーツァルトのドン・ジョバンニを思わせます。
フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」に似た曲想も出てきます。

さて、ヌーブルジェの演奏です。

序奏から、深々とした低音の響きで、あっという間に掴まれてしまいました。
ルービンシュタインが余裕をもったテンポで、軽々弾くのに対し、ヌーブルジェはやや早めのテンポながら、確固たるタッチで堂々たる表現。
思わず、スンゲ~~、とのけぞってしまいそうでした。

アンダンテの主題、例によって明るくブリリアントなタッチで、過度にべったりせずサン=サーンスのロマンを奏でていきます。
そして、盛り上がり部分は目くるめくテクニックと音響。

第2楽章のスケルツァンド。
サントリーホール・リサイタルでの、ハンマークラヴィーア・ソナタの第2楽章でも感じたことですが、こういうスケルツォ風リズムもヌーブルジェは上手だと思います。

そして、今回の圧巻は第3楽章

な、なんというスピード間とリズム感
ルービンシュタインで曲を仕込んでいたものの、まるで違う曲のよう。
ベートーヴェン第1番の終楽章や、シューマンの終楽章は必ずしも猛スピードで突っ走るのではなく、小気味良いリズムをきざんでいたものですが、このサン=サーンスでは指示がプレストということもあるのでしょうか、猛烈かつ爽快
でも、超スピーディの中でも決してタガが外れることがないのがヌーブルジェらしいところ。

曲想は、タランテラ風というようですが、ちょっとブロードウェイっぽい感じで、なじみやすかったです。

また好きな曲が増えてしまいました。

こんなお宝配信がこれからもどこかであるやもしれませんので、海外の情報にしっかり網をはってみようと思います。

※プロコフィエフやラヴェルなども凄そうだなぁと想像できました。聴きたいです。

2010年8月16日 (月)

【再告知】本日8/16深夜、ヌーブルジェ・ウェブ・ラジオ放送

スペインのウェブ・ラジオ放送の再案内です。

今のところ、放送予定に変更はない模様。

スペイン時間:2010年8月16日(月)17:00~
(日本時間:8月16日(月)24:00~)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調

《以下、当日のプログラム等の英語翻訳》

Concert held in the City of Hong Kong, May 30, 2008 . Recording of RTHK , Hong Kong.

Gounod: Ballet Music from ' Faust '( 17'40 ").
Saint-Saens : Piano Concerto No 2 in G minor , Op 22 ( 22'47 "). Rimsky-Korsakov : Scheherazade , Op 35 ( 47'18 ")

J. F. Neuburger ( p.)
Hong Kong Sinfonietta
Dir : Y. Wing- Sie .

《サイトリンク》
http://www.rtve.es/rne/rc/programa/20100816

2010年8月15日 (日)

東京交響楽団&横山幸雄 コンサート@ミューザ川崎

フェスタサマーミューザのフィナーレコンサートを聴いてきました。先日、新日本フィルを聴いたのでオケによる音の違いも興味がありました。

東京交響楽団
指揮:飯森範親
ピアノ:横山幸雄

【前半】
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

【後半】
ベルリオーズ:幻想交響曲

【アンコール】
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲

いつもながらオケには疎いので、演奏自体云々はあまり言えません。
曲はどれも華麗なオーケストレーションで、管楽器がソロで縦横に活躍する。オーケストラって楽しいなと思わせてくれます。
指揮者の飯森氏はアグレッシブ。

ですが、今日も含めて、最近気づいたことがあります。
ストーリーやら具体的情景が背景にあったり、オーケストラを操って遊んでいるような曲は、楽しくてもあまり感動しないな、ということです。

やはり私の守備範囲は、古典派や初期ロマン派くらいまでなのでしょうか。ロマン派でも、抽象的で純音楽的なもののほうがしっくりきそうです。

ピアノは最近アニバーサリーということもあって、シューマンを聴く機会が増えましたが、ああいう標題のついた、イメージを固定するような曲は、なかなか感動に結びつきません。
その点、ショパンの曲はニックネームがついていても、皆、他人の後付け。本来はほとんど純音楽ですから、私の好みには合っています。

ラヴェルも標題がついているものが多いですが、音響的な要素が多く、それほど具象的なイメージの強要はない気がします。
今日のト長調協奏曲は「のだめカンタービレ」でブレイクした曲。
ライヴで聴くのは初めてでした。
ピアノもオーケストラの楽器の一部のように扱われていて、溶け込んでいました。横山幸雄の演奏がまた突出しない、ソフィストケートされたものだったこともあります。
横山氏は相変わらず安定感抜群でした。

短い期間で、新日フィルと東京交響楽団を同じホールで聴いてみて、色が違うものだなぁと感じました。
新日は先日記事に書いたとおり、オレンジ色。今日の東京交響楽団は紫ってとこでしょうか。

ミューザ川崎は、確かに他のホールと一味違う雰囲気のある良い音が出ると思います。ただ響きはステージ周りに固まっている感があります。あと、ピアノの音はどうももうひとつのような。

以下音楽とあまり関係がなさそうで、実は関係ある話。
*昨日久しぶりにハリウッド映画を観ました。
デカプリオ主演のインセプション。
アイデアもあり、映像も凝っていて、楽しくはあるんだけれど、陳腐な印象を受けてしまう。あれ、音楽の好みと一致してるかも。

*今日は終戦というか敗戦記念日で、NHKで「15歳の志願兵」という、とても重い、しかし、すばらしいドラマをやっており、観てしまいました。
真っ当なドラマは、やはりもうNHKしか作れないのかもしれません。散ってしまった主人公の友人のピュアな芸術魂に共感を覚えました。

2010年8月14日 (土)

ユジャ・ワン@ヴェルビエ2010のアンコール曲やっと判明(埋込動画あり)

ライヴ映像配信以来、ずっと気になっていた、ユジャ・ワンのアンコール曲名にやっとたどり着きました。
がんばれば何とかなるものです。
判明してみると、案外知られた曲だったことがわかりました。
まだまだ修行が足りません。

1曲目は言わずと知れた、ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2でした。

2曲目のメロディアスな曲。
その名も「メロディ」
今日、たまたま食事したレストランで、フルートで奏でられていて、これはバロックの頃だ!と思ったものです。
てっきり、ロマン派の歌曲かと思っていました。

ただ、結局バッハ近辺の編曲ものを探しても見つからず、答えは海外ブログの中にありました。

グルック/ズガンバーティ編:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》から 「メロディ」

3曲目は、旋律は良く知った曲なのに、どうしても思い出せず、いらいらしていたのですが、ハッと思い「運動会の音楽」で検索かけて判明。
ヴォロドス編曲というのは、やはり海外ブログからでした。

ヨハン・シュトラウス2世/ヴォロドス編
「トリッチ・トラッチ・ポルカ」

またフランスの arte.tv に、ヴェルビエ音楽祭のユジャ・ワン・リサイタルがノーカットで配信されているのを発見し、こちらは medici.tv と違って埋込可能な形式でした。

ずっと消えないでくれると嬉しいです。
(ところが、どうしても埋め込めず、やむを得ずリンクします)

http://liveweb.arte.tv/fr/video/Yuja_Wang_interprete_Liszt__Schumann__Scriabine_et_Prokofiev_au_Verbier_Festival/

ついでに、ヴェルビエのボーナス映像で、ユジャ・ワンのインタビュー
はきはきと、自己主張の強そうな声です。

http://pt.euronews.net/2010/07/27/festival-verbier/

ヌーブルジェは、間違ってもヴォロドスの編曲ものは弾かないでしょうね。
自己主張が強そうなのは同じ。

2010年8月13日 (金)

ピアノYou Tube動画

クラシック・ピアノの動画がweb上でかなり増えてきて、You Tubeなどで検索すれば、いくらでも見られるようになりました。

そんな中、クラシック・ピアノ動画ばかりを体系的に集めた、とても見やすいサイトをみつけました。

【ピアノYou Tube動画】

http://pianodouga.blog76.fc2.com/

作曲家別、演奏家別、新着順、人気順など、大変な労作サイトです。
今年の4月にできたばかりのようです。
管理人は、どういう方なのかまだわかりません。
完全な個人趣味サイトなのか、団体が運営しているのか?

どちらにしても、クラシック・ピアノ・ファンには貴重な情報源であることは間違いありません。

コンサートの予習をしていくときには便利そうです。
さっそく、ル・ジュルナル・ド・パリの予習を、このサイトでしようと思っています。

※これだけ情報収集してありながら、なぜか、ヌーブルジェがありません。
一般的には、まだマイナーなのですね。
また、ユジャ・ワンもありません。

2010年8月12日 (木)

【ヌーブルジェ動画】フロラン・シュミット:ピアノ五重奏曲 Op.51

フランスのロマンティック・ピアノ祭?のプロモーション映像。

2010年4月15日 
モディリアーニ弦楽四重奏団と。
多弁なインタビューあり(フランス語)。

ピアノは1902年製のエラール。
アンティークな音です。

http://www.classiquenews.com/voir/lire_article.aspx?article=3754&identifiant=201051041S7CGJ8UMBD6ETNBJ3XADGFD

(情報提供:La Valseさま)

2010年8月11日 (水)

【ヌーブルジェ動画】ラ・ロック・ダンテロンのショート・ムービー

30周年を迎えたラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭の舞台裏を紹介するショート・ムービーです。

ラヴェルの左手のための協奏曲を練習するヌーブルジェが、ほんのちょっとだけ登場。

http://videos.arte.tv/en/videos/le_festival_du_piano_roi-3365374.html

そのほか、チャイコフスキー「四季」を練習するアンナ・ヴィニツカヤ、ジャズ・セッションの練習をするフランチェスコ・トリスターノ・シュリメも登場しています。

(情報提供:La Valseさま)

2010年8月10日 (火)

【ヌーブルジェ動画ライブ予定】ラ・ロック・ダンテロン30周年記念コンサート

動画の配信はない、と思い込んでいたラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭
最終日の記念コンサートが、フランスのARTE.tvでライブ放送されることがわかりました。
プログラムをよーく見ると書いてあるのに、気がつきませんでした。
(今回も、情報提供はLa Valseさま)

http://www.arte.tv/fr/semaine/244,broadcastingNum=1137966,day=2,week=34,year=2010.html

2010年8月22日(日) 現地時間19:00~
日本時間だと、23日(月)の朝6:00 2:
00~です。
ライヴのみなのか、しばらく配信されるのかはわかりません。
ライヴのみでも、時間的には視聴可能です。

【出演者】
ピアノ:
 アダム・ラルーム
 アンヌ・ケフェレック
 ベルトラン・シャマユ
 ブリジット・エンゲラー
 ダヴィッド・カドゥシュ
 デジュー・ラーンキ
 エディット・クルコン
 ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
 ヤロン・ヘルマン

オーケストラ:ローザンヌ室内管弦楽団

指揮とピアノ:クリスチャン・ツァハリス

マルタン・ファミリー勢揃いといったところです。

【プログラム】
バッハ:4台のピアノのための協奏曲 イ短調 BWV1065
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調K.365(5台のピアノと10人のピアニストで?)

誰がどちらを弾くのかは不明。
モーツァルトは10人全員で弾く模様か?

【バッハの動画】
アルゲリッチ、キーシン、プレトニョフ、レヴァインという凄いメンバーによる演奏。

【モーツァルトの動画】
キース・ジャレットとチック・コリアが昔来日した時の貴重な映像と思われます。私、たぶん、聴いている。
映画「アマデウス」のサントラにもあり、聴いたら思い出しました。

2010年8月 9日 (月)

【ヌーブルジェ動画情報】ブラームス:スケルツォ 変ホ短調 作品4@e+ムービー

2007年のサントリーホールでのデビューリサイタルの前に公開されたプロモーション動画です。

アルバムになっているブラームスのソナタ集にカップリングされている、スケルツォOp.4の中間部の一部を弾いています。

まだふっくら幼く、幾分明るい感じで、今のヌーブルジェを想像できません。
弾き方などは確かに同じなのですが、今は痩せて顔つきも骨張り、表情は深刻で、音楽の方もより求道的になったように感じます。

埋め込めないのでリンク。
http://mv-classic.eplus2.jp/article/56322638.html

(情報提供:La Valseさま)

※当時はまだ「ジャン=フレデリック」で売り出そうとしていたのですね。
古いCDの日本語の帯などにも「ジャン=フレデリック」とあったりして、??と思ったこともあります。
日本人だったら「幸雄」とか「貴史」ってことです。

軽すぎますから、「ヌーブルジェ」に落ち着いて良かったです。

2010年8月 8日 (日)

大人の本格的ピアノレッスンの現状

今日は3週間ぶりにピアノのレッスンを受けてきました。
今まで恥ずかしかったので、あまりレッスンの模様を記事にはしていませんでした。
ヌーブルジェのファンのためのブログですから、私のピアノが上手くなろうがどうか関係ない。

ただ、今日も音楽的・技術的に重要なことを山ほど教わり、今後のピアノ鑑賞に影響を及ぼすことも多かったので、たまにはレッスンの様子も書いてみることにします。

今日の課題は、

【1.スケール(音階の上り下り:↑ドレミファソラシド ↓シラソファミレド、実際は4オクターブ)】

 1調づつ、右手と左手を別々に。
 速度は126拍/分。
 2音/1拍のスタッカート4音/1拍でレガート
  最後に両手でカデンツ(ダン、ダン、ダン、ダン、ジャーンってやつ)を弾く
  現在♯5個のgis-mol(嬰ト短調)です。

 ハ長調から始まって、♭1,2,3,4,5,6ときて折り返してA-dur(ロ長調)の次ですから、全24調のうちの16調目ということになります。
  約1ヶ月で1調というペースです。
  短調の場合は、和声短音階と旋律短音階がありますので続けて1度にやります。
       
  練習の時は、2拍の長さで2㎜練習をまずします(2㎜の高さから打鍵しその後脱力して半分戻し、維持したまま次の音をまた2㎜の高さから打鍵して音を進める。これが結構つらい)
   次に、1拍の長さで、ハイフィンガー奏法で弾きます。つまり、指を高くあげ、縦に力強く打ち下ろします。
   次に、2音/1拍のスタッカート4音/1泊のレガートと練習していきます。
   ここまで、10分から15分くらいはかかります。
       
   辛く長い道のりですが、師匠の教えは実に的確なので、信じてやってこられました。 そして、成果は着実にあがってきています。
       
【 2.アルペジオ(分散和音の上り下り:↑ドミソドミソド ↓ソミドソミド。実際は4オクターブ)】
 スケールと同じ調を2音/1拍の速度で。
 これは両手で弾きます。
  はじめのころアルペジオは全然弾けませんでした。
  ですが、最近はだいぶ手首が柔軟になってきたようで、スケールよりも弾きやすいような気がしてきました。
  でも、速度が2音/1拍と遅いですからね。 
 いずれは4音/1拍で弾かなければなりません。
  ショパンのエチュードOp.10-1が弾けるようになるには、あと何年かかることやら。
   
【 3.バルトークのミクロコスモス】
 初見に近い状態で2~3曲。
   ミクロコスモスは全153曲からなる練習曲です。
   1番から66番までが初級です。今31番まできました。
   そろそろ対位法的な曲が増えてきて、初見では辛くなってきています。
   初級のうちは、ただ弾くだけならすぐ弾けてしまいます。
   でも、実はその簡単な曲の中に、重要なエッセンスがたんまり入っていて、たった10小節ほどの小曲を弾くにも、師匠の嵐のような指摘が入ります。
 今はまだ技術が簡単なので、その指摘はほとんどすべて「音楽性」にかかわる部分です。
  今日は、シンプルなカノン(輪唱)の曲がなかなかうまく弾けず、例の左手を歌って右手を弾く、右手を歌って左手を弾く、という練習をやりました。
 はじめは脳が分裂していて、全く歌えないのですが、数度やると歌えるようになり、そうなった状態で両手で合わすと、あら不思議弾けるようになっているのです。
 指の問題ではないのです。脳の神経回路の問題なのです。
   
  そんなこんなで、今日はここまででレッスン時間が1時間近く経過してしまいました。
   
  延長してくださり、次が「曲」です。
   
【4.モーツァルト:ピアノ・ソナタ K.332 f-dur 第2楽章】
  2部形式のゆったりした曲です。
  その前半部分の今日は2回目です。
  大好きな曲だったので昔自己流で弾いていましたが、今思うとショパンのように弾いていました。
  いかにモーツァルトとして弾くか。

   打鍵のしかた、手首の使い方、モーツァルトっぽいアーティキュレーション(音の切り方など)、装飾音、ペダルの使い方、フレージング、楽譜には書いていないディナーミク(自然なクレシェンドやデクレシェンド)、テヌートすべき音と、その音に対するアゴーギク(少し速度に変化をもたせる)などなど。

  今日も、たった2ページの中で、20や30のポイントを学びました。
   
とまあ、こんな風に濃密に1年4ヶ月ほど練習してきたわけです。
でもまだたった1年4ヶ月なのです。
そして、この間に長足の進歩を遂げたことが自分でわかります。
(ちなみに練習は毎日できるわけではなく、休日も含めて1週間に4~5時間弾ければ良いほうで、1週間で1時間しか触れないときもあります)

子供のころ、ヤマハ音楽教室で2年間オルガンを、その後個人レッスンで5年間ピアノを習いましたが、その期間で教わったことの、何倍ものことを、すでにこの1年4月の間に教わり、そして実現できた気がします。
   
昔は、嫌々やらされていたし、何も頭で考えてませんでしたからね。
時間がない中、いかに考えながら、脳を変えていくかが重要で、指先の技術作りは、その脳の指令を効率よく実現すべくトレーニングしていくのです。
   
 もし、まったくピアノ経験がない方でも、年齢が40歳代くらいまでの方でしたら、「簡単な安っぽいアレンジの曲」などの練習をするより、辛くてもこういう基礎練習を3年5年じっくりやれば、ポップスの簡単な曲など難なく弾けるようになること請け合いです。
   
   50歳代以上の方は、相当指がこちこちになってしまっているでしょうから、より大変だとは思います。
でも、逆にお仕事が少なくなってきていたりすれば練習時間はたくさん取れますから、やはり基礎練習も取り入れた方が、深い楽しみには到達できると思います。   

 さて、ヌーブルジェを発見したのが2008年11月で、ピアノを習いだしたのが2009年4月ヌーブルジェも進化していますが、聴く側の私も随分と変化しました
  それでも、ヌーブルジェがピカイチのピアニストであるという最初の直感は、もちろん今でも崩れていません。

徒然:マ・メール・ロワ、マルチェルロの主題による協奏曲、モーツァルトK.330、verbierの配信

最近はネタに困ることがなくなってきました。
昨日(日付が変わっていた)も、いろいろ楽しいピアノ体験をたくさんしました。
仕事もきっちりやってますので、人生濃密です。

【ラヴェルのピアノ連弾:マ・メール・ロワ】

ピアノの師匠から、連弾をやってみないかと提案を受けています。
候補のひとつが、マ・メール・ロワ。(マザーグース)
管弦楽は聴いたことがありましたが、ピアノ連弾が原曲とは知りませんでした。
ウェブでチェックしたところ、アルゲリッチと海老彰子のすんばらしい動画がありました。
こんなの弾けたら陶酔ものです。

残念ながら、埋込禁止となっていたのでリンクです。

http://www.youtube.com/watch?v=U1Fzfr1iNyU&feature=related

【バッハが編曲したマルチェルロの曲】

未完のイタリアン・アルバム 未完のイタリアン・アルバム

アーティスト:グールド(グレン)
販売元:ソニーレコード
発売日:1997/05/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

フジテレビでオンエアしていた映画「剣岳 点の記」の最初の方をちょっと見ていたら、どこかで聞き覚えのあるゆったりした美しい曲が、管で奏でられました。
うーん、何だっけと記憶を引っ張りだして、思い出しました。
グレン・グールドの「未完のイタリア・アルバム」の1曲目に収録されているバッハによるトランスクリプションで、「マルチェルロの主題による協奏曲」の第2楽書アダージョ、でした。

それで、さっそくiPodで聴いてみる。
前も思っていましたが、あらためて聴いてみて、これまた素敵な曲、と再感激。
この曲、弾きたいと思って以前ヤマハの輸入楽譜を探してみたところ、みあたらず、取り寄せするほどではなかったのでそのまま放置していました。
今は、ウェブのIMSPから、簡単に無料でダウンロード可能。
第2楽章ならすぐ弾ける感じです。
でもグールドの左手のアルペジオは絶妙なんですよねえ~♪
とても真似できそうにない。

【パブリックドメインの楽譜 by IMSP】http://imslp.info/files/imglnks/usimg/2/23/IMSLP05913-Bach_-_BGA_-_BWV_974.pdf

【ユンディ・リによるモーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調K.330】

ユンディ・リ・イン・ウィーン ユンディ・リ・イン・ウィーン

アーティスト:ユンディ・リ
販売元:ユニバーサル ミュージック クラシック
発売日:2005/09/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

紹介されてiTunesでダウンロードして聴いてみました。
今年ライブに行きましたが、実はCDは持っていなかったのです。
スカルラッティ、モーツァルト、シューマン、リスト、すべて素晴らしい。
中でもモーツァルトのK.330はかつてはまったことがあり、相当研究しました。
ウィーン原典版(赤いやつです)の楽譜(新訂版)のアーティキュレーションやディナーミクの指示はほぼ頭に入っているくらいです。
ユンディ・リの演奏は、それは原典に忠実で、音楽も魅力に満ちていました。
今、師匠についてきちんとレッスンを受けたらこんな風に弾きたい、と思うような演奏でした。

ウィーン原典版(227) モーツァルト ピアノソナタ集2 新訂版 (ウィーン原典版 (227)) ウィーン原典版(227) モーツァルト ピアノソナタ集2 新訂版 (ウィーン原典版 (227))

著者:ショルツ,ライジンガー,レヴィン
販売元:音楽之友社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

【verbier音楽祭のライブ動画配信】
音楽祭は終わりましたが、動画はまだ見られます。
ユジャ・ワンの魅惑演奏がどうしても落とせないので、脳に焼き付けるべく、見まくっています。
今日はクロイツェル・ソナタ
黒に赤の素敵なドレス、髪を揺すって入れ込む演奏、少し口元を緩めほのかに歌うさま、楽しそうに笑顔でリズムを取る、少し上を向いてうつろな目をして感情を込める。
もう、惚れ惚れです。って、外見ばかりじゃん(^^;)
もちろん、演奏はいうことなしです。

※いよいよJ.F.ヌーブルジェ&ユジャ・ワン ファンサイトとする可能性も出てきた感じがしてきましたかねぇ

2010年8月 7日 (土)

【ヌーブルジェ・ラジオ放送】サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番@RTVE(スペインの放送局)

2008年5月30日に香港で行われたヌーブルジェのコンサートの模様が、スペインのウェブラジオ曲で放送されます。
(情報提供:La Valseさま)

スペイン時間:2010年8月16日(月)17:00~
(日本時間:8月16日(月)24:00~)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調

この曲はまだどのメディアでも聴けていないと思うので貴重です。
日本では深夜になってしまいますが、ファン必聴

《以下、当日のプログラム等の英語翻訳》

Concert held in the City of Hong Kong, May 30, 2008 . Recording of RTHK , Hong Kong.

Gounod: Ballet Music from ' Faust '( 17'40 ").
Saint-Saens : Piano Concerto No 2 in G minor , Op 22 ( 22'47 "). Rimsky-Korsakov : Scheherazade , Op 35 ( 47'18 ")

J. F. Neuburger ( p.)
Hong Kong Sinfonietta
Dir : Y. Wing- Sie .

《サイトリンク》
http://www.rtve.es/rne/rc/programa/20100816

※英語に翻訳は本当に目から鱗。Angelinaさまには返す返す感謝。

2010年8月 6日 (金)

ピアニストの成長時期

去年のverbierでのユジャ・ワンの演奏を見ても、うまい、とは思いつつ、魂を持って行かれるようなことはなかったのですが、今年のverbierのリサイタルでは完全にノックアウトされました。

ショパンの嬰ハ短調ワルツ Op.64-2を2年続けて弾いています。
これを聴き比べると、この1年間でどれだけ表現力が増したかがよくわかります。

22歳~23歳。

一般的にも子供から大人になり、人としてぐっと成長する時期だけに、才能のある芸術家なら、めざましい変化をとげることができるのでしょう。

ヌーブルジェを追ってみると、

2007年11月 サントリーホール・リサイタル 20歳
         バッハ:イギリス組曲など

   《この間、ダイエット》

2008年11月 ル・ジュルナル・ド・ショパン 21歳
         ショパン:ポロネーズなど

2009年6月 サントリーホール・リサイタル 22歳
         ベートーヴェン:ハンマークラヴィーアなど

2010年7月 ザ・シンフォニーホール・コンサート 23歳
         ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

最初のサントリーの時も、鮮烈で素晴らしい演奏を聴かせていましたが、2回目のサントリーのあたりまでの間に、さらに音楽が深まり、格段の成長を遂げている気がします。

今も進化しつつあるヌーブルジェ。
来年のリサイタルで、どんな変貌ぶりを見せてくれるのか、ますます楽しみです。

※ヌーブルジェは1986年12月生まれ。今現在(2010年8月)、まだ23歳です。ユジャ・ワンは1987年生まれ。誕生日はわからないので、今22~23歳。2人はほとんど同世代というわけです。

※ヌーブルジェは、上記の他、

2009年2月 大阪フィルとモーツアルトピアノ協奏曲「ジュノム」
2009年5月 ラ・フォル・ジュルネでモーツァルト、バッハ
2009年6月 N響とベートーヴェンピアノ協奏曲第1番
2010年5月 ラ・フォル・ジュルネでショパン
2010年6月 N響とリストピアノ協奏曲第2番

と、かなり日本で演奏活動を行ってくれていることになります。
それでも待ち遠しくてしかたがないのですが。

2010年8月 5日 (木)

新日本フィル・コンサート@フェスタサマーミューザ川崎

1時間の短いコンサート。
S席3,000円とリーズナブル。
酷暑の夏にはちょうど良かったです。

新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:梅田俊明

チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」より
「ポロネーズ」
ハチャトゥリアン:組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」
ラフマニノフ:前奏曲 op.3-2 「鐘」(管弦楽編)
グラズノフ:バレエ音楽「四季」より「秋」~プチ・アダージョ
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」

アンコール
ボロディン:だったん人の踊り

オールロシアの親しみやすい曲。
指揮者の梅田氏のユーモアたっぷりのお話しつきで、クラシックというより、エンタテイメントでした。

毎度書くように、オーケストラは入門レベルなもので、曲の作りの良し悪しはよくわかりません。
音とか音程とかある程度のアンサンブルならなんとか。

新日本フィルはかなり昔に行ったきりでほとんど思い出せません。
弦の音がよく出ていて、管楽器のレベルも高い気がします。
梅田氏はとても明確でわかりやすい指揮。

一番印象に残ったのは、「はげ山の一夜」の終結部のクラリネットと、フルートのソロの部分でしょうか。
独断場で緊張するだろうなぁ、とハラハラしながら聴いていましたが、見事なものでした。

ミューザ川崎はほぼ1年ぶり。
生なのに、PA使ったような音がします。
音がオレンジ色です。
ホールの音なのか、オケの音なのか?
15日には東京交響楽団を聴くので、よく確かめてみたいです。

ワインヤード(ブドウの段々畑)形式のゆったりとした作りのミューザ川崎。
圧迫感がなく、舞台をとても近く感じます。
また、上の階がかぶさらず、天井からの反響音を遮ることもない。
日本(世界?)最高レベルの音響、という噂もあります。
確かに音はよく出るし、臨場感にあふれていて、独特の響きがあります。
そういえば、ここでピアノ・ソロを聴いていません。
そのうち聴いてみたいものです。

※ああいうノリなら、何もこの暑いのに、燕尾服でなくて良かったのに、と思いました。真っ黒集団は、やや異様にも映ります。

※梅田俊明氏は”のだめ”の指揮指導をした方らしいです。とてもお話上手でした。

※今日の音楽は、みな聴いていて、何かの情景が浮かんでくるようなものでした。エンタメとしては良いですが、芸術としてはあまり好きとは言えないです。純粋に音楽だけに浸れる方が、私は好きです。

2010年8月 4日 (水)

verbier音楽祭終わる(;_;)

すばらしい動画配信で、日本にいながらにしてスイスの本格的音楽祭を堪能できました。

去年までこの配信を知らなかった自分が悔しいです。

くどいですが、今回のユジャ・ワンには本当にびっくりさせられました。

去年のverbierでのリサイタルは、すべて YouTube で見られます。
どう考えても、この1年で著しい成長をとげたように思えます。
子供から大人に脱皮したというか。

今日のmedici.tvのトピックは、ユジャ・ワン・リサイタル。
あの、リスト/シューベルトの冒頭の音楽が、もう耳について離れません。

それで、なんとか今年の動画を、手元に残したいとあがいているのですが、公式にも非公式にも、どうやってもできません。

前にヌーブルジェの配信を見たときは、1タイトル1,500円だかで、購入できるようなことが記載してあったように記憶しているのですが、今回は、どう探しても、一定期間の視聴権しか買えないようです。

フリーで配信しておいて、本当にそれに価値を認める人には有料で買ってもらう。
なんで、そういう発想ができないのでしょうか。
verbierはフリー配信があるというだけでも、相当柔軟といえるものの、さらに一歩進んでもらえれば嬉しいのに。

今回のユジャ・ワンやアルゲリッチの映像が1,500円で買えたら、全く問題なく購入するし、仮に3,000円であっても考えると思います。
何せ一回かぎりの貴重なライブ映像なわけですから。

※結果的に、腕のあるだれかがプロテクトを解いてダウンロードし、違法的にYouTubeなどにアップすることになるのでしょう。
正規市場がなければ、闇市場が動くだけ。
いまやiTunes Storという正規市場で活発に取引されている音楽配信を考えれば、どうすればよいか、自ずと答えはでることでしょう。

2010年8月 3日 (火)

第30回ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル公式アルバム 発売予定

Twitterで あふらっく さまから教えてもらったのと、今日アラートにもひっかかりました。

MIRAREレーベルの新譜情報です。

9月10日発売予定のCD
 HMVのサイト↓
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3880991

【収録情報】の一部です。

・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番Op.109より第1楽章/アンドレイ・コロベイニコフ
・ベートーヴェン:エリーゼのために イ短調 WoO59/ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
・ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66/アンヌ・ケフェレック
・ショパン・マズルカ イ短調Op.17-4/イド・バルシャイ
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2 第2楽章/ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
・ショパン:夜想曲ヘ長調Op.15-1/ルイス・フェルナンド・ペレス
・メトネル:4つのおとぎ話 Op.26~第2曲変ホ長調/ボリス・ベレゾフスキー

ヌーブルジェは小曲で登場。
たぶん、ハンマークラヴァーア・ソナタのアルバムからでしょう。

今回のフェスティバルでの演奏ということではなさそうです。

「熱狂の日」フレンズ メールマガジンのあまり嬉しくない記事

忘れたころにポツポツと配信されるlfjメルマガ
今日Vol.173がきて、

 1. NHK教育テレビで、8月6日(金) 23:00~25:15
    ラ・フォル・ジュルネのハイライトが見られる。

 2.ラ・ロック・ダンテロンが開催されており、
   シュリメのコンサートが喝采をあびた。

ことが書かれていました。

ようやく地上波でLFJが見られるのは良いとしても、中身は既出のもの。
目新しさなし。
しかも、ヌーブルジェの出番なし
ちっとも嬉しくありません。

ラ・ロック・ダンテロンは公式サイトへのリンクがありましたが、
    (仏語・速報写真や公演スケジュールなどご覧いただけます)
ということだし、そんなことはとっくにリサーチ済みです。

きょう日、演奏模様の「写真」見て喜ぶファンがいるのでしょうかねえ。
これは、ラ・ロック・ダンテロンのサイトのせいで、別にlfjメルマガのせいではないとはいえ、ありがたがって紹介するほどのものではない。

詳細レポートを何本もあげてもらうより、たとえ5分でもよいから、コンサートの動画でも交渉してもってきていただけないものか、と身勝手なことを考えてしまいました。

それよりか、ヌーブルジェファンとしては、それほどビッグニュースではないものの、MIRAREからの新譜情報の方が新鮮味があります。
これは次の記事で。

2010年8月 2日 (月)

【ヌーブルジェ動画】スクリャービン&ショパン エチュード@ラ・ロック・ダンテロン2008

2008年7月29日 ラ・ロック・ダンテロン音楽祭での演奏模様。

スクリャービン:エチュード Op.2-1
ショパン:エチュード Op.10-10

ダイエット途上で、ふっくらしていたときの面影が幾分残っています。

埋め込めないのでリンク。

http://www.concertclassic.com/index_Antheron_Neuburger_Scriabin.asp

(情報提供:La Valseさま)

2010年8月 1日 (日)

【ヌーブルジェ動画】フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調 @ルーヴル

2009年10月21日のヌーブルジェのコンサート。
ロシア語サイトです。
全3編。完全版。
ヌーブルジェの美点があますところなく堪能できます。

(情報提供:La Valseさま)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

twitter

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ