最近のトラックバック

« 【再告知】本日8/16深夜、ヌーブルジェ・ウェブ・ラジオ放送 | トップページ | 2011年来日ピアニスト情報~ヌーブルジェはどうした! »

2010年8月17日 (火)

ヌーブルジェによる「サン=サーンスピアノ協奏曲第2番」の演奏

昨晩のスペインのウェブ・ラジオで放送された、ヌーブルジェの貴重なライヴ録音を聴きました。

凄かった(*_*)

2008年5月30日
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調
オーケストラ:香港シンフォニエッタ
指揮:イヴ・ウィンシー
ピアノ:ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ

ここのところ動画づいていて、音だけにじっくり集中する機会が以前より減っていました。
久しぶりに、目を閉じてじっくり傾聴した気がします。

サン=サーンスの2番というのは、初めてだったので、事前にYou Tubeで予習しておきました。
演奏はアルトゥール・ルービンシュタイン
ヌーブルジェが尊敬するピアニストのうちの一人です。

ルービンシュタインは、上体にまったく力みがなく、美しいフォームで、その年齢にもかかわらず軽々と難曲を弾きこなします。
サン=サーンスのこの曲は、大変ピアニスティックで、ピアニスト冥利につきるような曲です。

第1楽章のオーケストラによる出だしのトゥッティは、モーツァルトのドン・ジョバンニを思わせます。
フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」に似た曲想も出てきます。

さて、ヌーブルジェの演奏です。

序奏から、深々とした低音の響きで、あっという間に掴まれてしまいました。
ルービンシュタインが余裕をもったテンポで、軽々弾くのに対し、ヌーブルジェはやや早めのテンポながら、確固たるタッチで堂々たる表現。
思わず、スンゲ~~、とのけぞってしまいそうでした。

アンダンテの主題、例によって明るくブリリアントなタッチで、過度にべったりせずサン=サーンスのロマンを奏でていきます。
そして、盛り上がり部分は目くるめくテクニックと音響。

第2楽章のスケルツァンド。
サントリーホール・リサイタルでの、ハンマークラヴィーア・ソナタの第2楽章でも感じたことですが、こういうスケルツォ風リズムもヌーブルジェは上手だと思います。

そして、今回の圧巻は第3楽章

な、なんというスピード間とリズム感
ルービンシュタインで曲を仕込んでいたものの、まるで違う曲のよう。
ベートーヴェン第1番の終楽章や、シューマンの終楽章は必ずしも猛スピードで突っ走るのではなく、小気味良いリズムをきざんでいたものですが、このサン=サーンスでは指示がプレストということもあるのでしょうか、猛烈かつ爽快
でも、超スピーディの中でも決してタガが外れることがないのがヌーブルジェらしいところ。

曲想は、タランテラ風というようですが、ちょっとブロードウェイっぽい感じで、なじみやすかったです。

また好きな曲が増えてしまいました。

こんなお宝配信がこれからもどこかであるやもしれませんので、海外の情報にしっかり網をはってみようと思います。

※プロコフィエフやラヴェルなども凄そうだなぁと想像できました。聴きたいです。

« 【再告知】本日8/16深夜、ヌーブルジェ・ウェブ・ラジオ放送 | トップページ | 2011年来日ピアニスト情報~ヌーブルジェはどうした! »

ヌーブルジェコンサート鑑賞記」カテゴリの記事

コメント

La Vaise★さま:
まゆまおさま:

やはり皆さんインパクトあったのですね!
私も仕事の移動中しか聴けないにもかかわらず、もう通しで5回は聴きました。
すっかり曲は覚えました(^^;)

BBCが出所だったのですね。
まだよく調べていないのですが、BBCは動画も要チェックという噂もあり、興味を持っています。

まいくま様

こんばんは。
またまたブログ主様を通り越して
失礼致します。

La Vaise★様

>何度リピートしていることか。

私もです。
それはもう、取り憑かれております…。
曲の魔力か、演奏の妙か…。

>昨年12月にBBCでも放送されてるみたいです。

早速BBCをチェックしてみたら、
2009年の9月には1時間以上に渡って
2008年ヴェルビエ音楽祭での演奏が放送されていたんですね!
聴きたかった~。

外国での放送を聴けること自体、
スゴイことで、全くもって贅沢な話なんですが…。

まいくまさま
まゆまおさま


> エアチェックして聴き込んでおります。

私もです
時間さえあれば聴いてます~何度リピートしていることか。
本当に素晴らしい演奏です

サンサーンスのP協2番。
演奏会などで取り上げられることも少ないような気がします。
あんなに美しい曲なのに。。。不思議


> 2年前の香港での公演が、
> スペインで放送されるとは此は如何?ですが

昨年12月にBBCでも放送されてるみたいです。
BBCではバッハのアンコールまで放送されてるんです。
また、何処かで放送される可能性もあるかもですね。

あふらっとさま:

>もともとサン=サーンスの5曲あるコンチェルトの中でも1番好きな曲だったのですが

全部ご存じなのですか、凄いですね!
私もおかげさまで、十分、ガツンときました。


まゆまおさま:

>放送から2日ほど経ちましたが、まだまだ魅了され続けています

モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、リスト、ブラームスと聴いてきて、それぞれが感動的な演奏でしたが、このサン=サーンスが一番インパクトあったかもしれません。

>2年前の香港での公演が、
>スペインで放送されるとは此は如何?

確かによくわかりませんね。
まあ、ファンとしてはスペインだろうが、ロシアだろうが、嬉しいことです。

La Vaise★ さまには、ほんと感謝です。


まいくま 様

こんばんは。
連日の更新、ありがとうございます。

そしてLa Vaise★ 様
お蔭様でサン=サーンスのピアノコンチェルト2番、聴けました。
放送から2日ほど経ちましたが、まだまだ魅了され続けています。

恥ずかしながらサン=サーンスと言えば「白鳥」止まり、
しかも事前の勉強もせず…の状態でしたので、
エアチェックして聴き込んでおります。

2年前の香港での公演が、
スペインで放送されるとは此は如何?ですが、
ともあれあんな素晴らしい演奏を聴ける機会を与えて頂き幸せです。

まいくま様の仰るとおり、
特に第3楽章は、スゴイですね!
ルービンシュタインのYou Tubeも観てみたところ、
とっても優雅でステキなんですが、
ヌーブルジェ氏の演奏の方が、よりドラマチックに感じました。

暫くは、虜です…。

まいくまさんのリマインドがなければ聴き逃しているところでした!ありがとうございました。
もともとサン=サーンスの5曲あるコンチェルトの中でも1番好きな曲だったのですが、
ヌーブルジェの演奏でさらに良さが解ったというか・・・すごい演奏で、文字(音?)通りガーンとやられました!

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヌーブルジェによる「サン=サーンスピアノ協奏曲第2番」の演奏:

« 【再告知】本日8/16深夜、ヌーブルジェ・ウェブ・ラジオ放送 | トップページ | 2011年来日ピアニスト情報~ヌーブルジェはどうした! »

twitter

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ