腑抜けから復活。弾きたい曲トップ10
昨年4月から本格的にピアノレッスンを受けはじめました。
今年6月には生まれて初めて、音楽専用ホールで発表会。ピアノもスタンウェイのフルコンサートピアノを初体験。
タッチも音もホールも極上で大満足、と言いたいところでしたが・・・
舞台は最高なのに練習の成果は半分しか出せず(;_;)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332。
10ヶ月近く、それは猛練習したというのに・・・
経験が足りませんでした。
しばらくの間「マラドーナコンクールに落選した”のだめ”」と同じ腑抜け状態になってしまっていました。
発表会の後、まず体調をやや崩し、モチベーションも下がり、まじめに練習する気が起こらない。たまに弾いても遊び弾きばかり。
仕事が忙しかったせいと、大阪遠征があって、ここ10日間くらいは、まったくピアノに触れることさえできませんでした。
そして、ヌーブルジェのブラームス・インテルメッツォに涙し、目の前の霧が晴れわたりました。
弾きたい。
ピアノを弾きたい!
今度は「千秋のラフマニノフ2番の演奏に触発されて目覚めた”のだめ”」状態でしょうか。
確かop.118の楽譜があったのでは、と探すも、なんと117と119があって118がない!
ええい、ままよ!
とりあえず、117-1でいいわ!
とそこから弾きまくり。
モーツァルトK.332の第1、第2楽章、バッハインヴェンション1番~3番、フランス組曲第2番のアルマンド、シューベルト即興曲Op.90-3、ショパンノクターン「レント・コン・グラン・エスプレシーネ」等・・・
もちろん、完璧に弾けるものは、いくらもありません(=_=)
完璧に弾きたい。
そのためには、コツコツ地道な練習あるのみです。
大人になってからでも、十分、弾けるようになる。
本気でチャレンジすれば、できないことはないのです(ということがわかった)
スケールはボロボロ、アルペジオに至ってはほとんど弾けなかった者が、1年ちょっとで、まだ24調のうち16調ながら、暗譜でそこそこスラスラ弾けるようになるのですから。
師匠から最初「24調全部のスケールとアルペジオを毎日練習さえしておけば、技術は維持できる。1日10分もあれば十分」と言われたときは「そんなプロみたいなことはとてもできない」と思っていたのが、あながちできなくもない話だ、と最近は思えるようになってきました。
で、完璧に弾きたい曲TOP10。
コンサートで刺激を受けるたびに変わるので、あくまで今日現在、ということで。
1.ブラームス:間奏曲 Op.118-2 もちろん、大阪のヌーブルジェの刺激。
2.シューマン/リスト:「献呈」 ラ・フォル・ジュルネのシャマユの演奏の影響。
3.シューベルト:即興曲 Op.90-3 死ぬ前に弾いてみたい曲。
4.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110 転回のフーガからコーダへ、そして昇天。
5.バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 グールドやアルゲリッチに迫ってみたい。
6.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第1番 ハ長調 プレリュード 宇宙船ボイジャーに積まれて宇宙を旅している曲。
7.モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 K.279 ニ長調のK.576と迷いましたが、チャーミングなモーツァルトにしました。
8.ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 Op.52 意外とショパンが思い当たらない。こんな難曲弾けっこない気もしてしまいますが・・・
9.バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 これはヌーブルジェのサントリーホールライブの影響。
10.ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22 これもヌーブルジェのオーベルシュルオワーズライブの影響。
ちょっと背伸びしすぎですかね。
でも、目標は高くないと、進歩はないですから。
4番以後は順不同です。
2年で3曲くらいのペースであがれば、10年がんばれば結構なレパートリーになるでしょうか。
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