ヌーブルジェのリスト協奏曲まであと4日
ヌーブルジェの所沢でのNHK交響楽団とのリスト:ピアノ協奏曲第2番の協演まで、あと4日と迫ってきました。土曜日にはパルテノン多摩でコンサートですから、ぼちぼち来日している可能性もありますね。
1月14日にチケットを購入しているので、かれこれ5ヶ月以上も待ったことになります。
5ヶ月前にはこの曲のことを全く知りませんでしたが、随分聴きこんだので、曲想はほぼ頭にはいりました。
人気がないだけあって(!)さすがにわかりやすいとは言えない曲です。
形式らしい形式もなく、ドラマ仕立ての音楽が、次から次へと移ろいます。
はじめのうちは、なかなか叙情的で美しいいくつかのメロディーが登場します。
中盤から後半にかけて、行進曲風のリズムが多くなり、オーケストラでは金管がが活躍します。あとシンバルも。
このリズムと、金管のファンファーレのような使い方、シンバルの使い方あたありが、とてもチープです。
リストは、何十年にもわたり、何度も何度もこの曲に手をいれたらしいです。
その最終形がこれだというのですが、どうも成功しているとはいえない気がします。
ヌーブルジェがどんな切り口でこの曲を弾いてくれるのか、楽しみです。
タイプ的にはとても合ってますので、はまったら面白そうです。
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コメント
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まゆまおさま:
おー、連チャンで行かれるのですね。
さすがです。
『亜麻色の髪の乙女』は、昨年の大阪でのモーツァルトの協奏曲のアンコールで弾いたはずでしたよね。
東京では『月の光』だった。
今日のアンコールも楽しみですね!
※チェロとの掛け合いなんかも良いのじゃないでしょうか
投稿: まいくま | 2010年6月27日 (日) 09時08分
まいくま 様
即答有難うございました!
>「ピアノ付きの交響詩」…
なるほど。
そういえばパンフにもそのようなことが書いてありました。
コンチェルトと思って聴くからダメなんですね。
お蔭さまで明日は違った観点で聴けそうです。
>もし間に合えばiPadから
お手元に届いたんですね!
明日間に合わなくても、是非レポートして下さい。
iPadについても。
先ほど書き忘れましたが、
アンコールは『亜麻色の髪の乙女』でした。
偏見かもしれませんがフランスらしいennui~な感じで
ステキでした。
投稿: まゆまお | 2010年6月26日 (土) 23時43分
まゆまおさま:
早速レポートありがとうございます!
あの曲は、ピアノ協奏曲というより、「ピアノ付きの交響詩」と思った方が良いようです。
楽譜を見ると、上へ下へとなかなか忙しい曲です。
私は聞き所は前半のむしろおとなしい部分ではないのかなと思っています。
最後はあっさり終わってしまいますしね。
明日聴いて、もし間に合えばiPadからアップします。
くたくたの状態で、明日の午前中までに設定ができれば、です。
投稿: まいくま | 2010年6月26日 (土) 23時20分
まいくま 様
こんばんは。
本日N響多摩公演、行ってまいりました。
リストのコンチェルト2番、
オケもヌーブルジェ氏も素晴らしかったですが、
如何せん私には曲がしっくりいきませんでした…。
私の浅学故なのでしょうけど、
どこを楽しめばよかったのだろう…?
とちょっと物足りなさを感じてしまいました。
最終楽章(?)のAllegro animatoでは観せ場があったと思うのですが、
それも束の間というかんじで、伴奏ばっかり…という印象でした。
もちろん、ヌーブルジェ氏の演奏に起因するものではない筈ですが。
今更ながら、ピアノコンチェルトとしての聴きどころはどこだったのか
是非お教え下さい。
ちなみに、今日もメガネ姿での演奏でした。
先月のラ・フォでのことがありましたので、ちょっと不安になりましたが、
今回はリストらしいハデ目のアクションでもずり落ちることなく
バッチリでした!
投稿: まゆまお | 2010年6月26日 (土) 23時08分