最近のトラックバック

« ホールの音響問題@ラ・フォル・ジュルネ | トップページ | ヌーブルジェ@ラ・フォル・ジュルネのネット評判 »

2010年5月 9日 (日)

映画「ドン・ジョヴァンニ」

ラ・フォル・ジュルネで、ショパンの『「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲』を聴き、「ドン・ジョヴァンニ」が気になっていたところ、タイミングよく、映画が上映されていたので観てみました。

モーツァルトのオペラの台本を3本書いたイタリアの詩人・台本作家のロレンツォ・ダ・ポンテが主人公。
主演はイタリアの若手俳優ロレンツォ・バルドゥッチ。
かなりのイケメンです。

オペラの主人公ドン・ジョヴァンニを、ダ・ポンテ自身と重ねあわせ、実際のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の劇中劇を絡めて映画化したものでした。

モーツァルトと妻コンスタンツェ、ウィーンの宮廷音楽家のサリエリ、啓蒙君主のヨーゼフ2世など、映画「アマデウス」でおなじみの面々が登場。また、イタリアの伝説のプレイボーイ・カサノヴァが重要な役割を演じています。

ダ・ポンテの恋人役のソプラノ歌手で「ドン・ジョヴァンニ」でドンナ・エルヴィーラ役を務めたケテワン・ケモクリーゼは、本当のオペラ歌手だというから驚きです。

「ドン・ジョヴァンニ」自体が放蕩三昧のプレイボーイの話ですので、映画の方もそれは惚れたの腫れたの嫉妬しただのというお話満載。
イタリア語がまた甘ったるい言葉に実にあっている。

映画後半はかなりオペラのシーンにさかれており、「ドン・ジョヴァンニ」の有名なシーンが頻出。
騎士長との決闘の場面、恋人のカタログの歌、そして聴きたかった「お手をどうぞ」の場面、エルヴィーラのアリア、そして最後の地獄落ちの場面。

「お手をどうぞ」は口説きの歌だったのですね。
かなり官能的な演出でした。

オペラはまだ「魔笛」しか観たことがなく、ピアノの練習を進めるうえで、もっと知りたいと最近思っています。
アリアの二重唱などを聴くと、今弾いているK332のソナタにも、台詞の掛け合いのような部分が多数あるのがよくわかります。

オペラ初心者には取っつくきっかけになる映画でした。

(以下、つっこみ)
※主演のバルドゥッチは、今年聴いて感銘を受けたピアニストのフランチェスコ・トリスターノ・シュリメに似ていたのでびっくり。
映画の公式サイト 
http://www.don-giovanni.jp/
シュリメの画像 http://www.barks.jp/news/?id=1000058005

※ダ・ポンテが「ドン・ジョヴァンニ」を書いたころは40歳近く。モーツァルトより7歳年上ですが、主役はどう見ても20代にしか見えませんでした。

※モーツァルトのキャラは、かなり「アマデウス」から影響を受けていたようです。というか、やや二番煎じ的。

※ダ・ポンテが恋に落ちたアンネッタ役のエミリア・ヴェルジネッリは、宝石のように透き通ったブルーの瞳がとても魅惑的でした。

※同じ音楽を題材にしながらも、こういうヨーロッパの猥雑な映画に比べると「のだめカンタービレ」などが、いかに健康的かがよくわかります。

※エルヴィーラ役のケモクリーゼはオペラで表情たっぷりの熱演。

« ホールの音響問題@ラ・フォル・ジュルネ | トップページ | ヌーブルジェ@ラ・フォル・ジュルネのネット評判 »

クラシック関連映画」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画「ドン・ジョヴァンニ」:

« ホールの音響問題@ラ・フォル・ジュルネ | トップページ | ヌーブルジェ@ラ・フォル・ジュルネのネット評判 »

twitter

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ