最近のトラックバック

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年4月の30件の記事

2010年4月30日 (金)

有料公演出場者の無料公演@ラ・フォル・ジュルネ

もう今日あたりはプレナイトで東京国際フォーラムは盛り上がっていることでしょう。
2日からいよいよ有料公演が始まります。
私など、かなり予定を埋め尽くしてしまったものの、まったく余裕がないわけではありません。

有料公演の出場者を、無料で聴けてしまうおいしい企画がいくつかあるので、時間が合えば行ってみようと思っています。
予定は以下のとおり。

【ミュージック・キオスク】
(地上広場)

5月3日(月)
 16:10~16:30
 19:10~19:30

5月4日(火)
 14:40~15:00
 16:10~16:30※
 17:40~18:00
 19:10~19:30※

【ヴァレ・ノワール広場コンサート】
(地下2階 展示ホール)

5月3日(月)
 13:00~13:20
 14:50~15:10※

5月4日(火)
 16:30~16:50※

ちなみに、※はヌーブルジェが出演する可能性のある時間帯です。
出演者は朝発表ですので目を離せません。

2010年4月29日 (木)

のだめカンタービレ#24(アンコールオペラ編)発売

原作では本編が終わってしまった「のだめ」ですが、引き続きアンコール編の連載が続いており、単行本が発売されました。

内容はオペラ編

千秋が市民オペラでモーツァルトの魔笛を振る話です。
魔笛は唯一私が観たことがあるオペラなので、多少筋書きがわかりました。

オペラは生を観ようと思うととても高いし、時間も長いし、言葉の問題もあるし、日本人には敷居が高いと思っていました。

しかし、なんといっても、本場のクラシック音楽はオペラなしには語れません。モーツァルトにしても、オペラを知らなければ、その半分も理解したことにはならないのかもしれません。

敷居が高くてとっつきにくいオペラが、「のだめ」でまた親しみやすい存在になってくれるとありがたいです。

今回の巻は、そういうわけで「のだめ」のピアノ演奏場面はほとんどありません。唯一、ハリセン宅でモーツァルトのK.333のソナタを弾く場面がちょこっと登場します。

K.333というのが嬉しいですね。
さすが二宮知子さん、安易な選曲はしません。

それにしても、パリのコンセルヴァトワール卒業後の「のだめ」、一挙にパリ管弦楽団、ニューヨークフィル、フィラデルフィア管弦楽団などと協演とは、凄いことになっています。

2010年4月28日 (水)

【動画】2010ナント・ラ・フォル・ジュルネで編曲を指導するヌーブルジェ

ナントのラ・フォル・ジュルネでは、ヌーブルジェはジャンルが違う音楽家に編曲の指導をしているようです。

2010年もショパンの編曲をしたようで、その模様の動画がみつかりました。

ヌーブルジェはキーボードで「別れの曲」を弾いています



Découvrez Chopin version métal et folk aux ateliers de transcription de la Folle Journée sur Culturebox !

2010年4月27日 (火)

ショパン・コンクールの覇者シリーズ

一昨日のユンディ・リを皮切りとして、これから戦後のショパンコンクールを制したピアニストを次々に聴くことになります。

後にも先にも、こんな体験はもうできないでしょう。

ちなみに優勝者(最高位)のリストです。

1955年 アダム・ハラシェビッチ
1960年 マウリツィオ・ポリーニ
1965年 マルタ・アルゲリッチ
1970年 ギャリック・オールソン
1975年 クリスチャン・ツィメルマン
1980年 ダン・タイ・ソン
1985年 スタニスラフ・ブーニン
1990年 ケビン・ケナー(2位)
1995年 フィリップ・ジュジアーノ&アレクセイ・スルタノフ(2位)
2000年 ユンディ・リ
2005年 ラファウ・ブレハッチ

ハラシェビッチとオールソンは知る限り来日はなし。
スルタノフは亡くなってしまっています。
ポリーニとアルゲリッチはコスト・パーフォーマンスを考えてパス。
ブーニンはショパンコンクールが一番好きだったのでパス。
というわけで、

ツィメルマン、ダン・タイ・ソン、ケナー、ジュジアーノ、リ、ブレハッチの6人を聴きます。

実はあまり優勝者を追いかけてはいなかったのですよね。
積極的に聴いたのはツィメルマンのみ。
ジュジアーノはル・ジュルナル・ド・ショパンでたまたま聴くことができた。
他のピアニストはすべて初めてです。

ここのところ、ようやく日本でのメジャー度にかかわらず、演奏そのものを虚心に楽しむことができるようになってきた気がするので、すべてのコンサートが非常に待ち遠しいです。

それにしても、日本に居ながらにして、これだけのピアニストたちのコンサートに通えるなど、良い時代になったものです。

それでも一度は本場に足を運んでみたいところではありますが・・・
特にパリ
クラシック・ピアノの聖地はパリなのだ、ということを最近になってやっと知ったので。
もちろん、ヌーブルジェの地元ということもあります。

2010年4月26日 (月)

ユンディ・リのおかげで、ジュルネでのヌーブルジェの期待倍増!

昨日のユンディ・リのリサイタルは素晴らしいものでした。
ノクターンの美しい響きには心を奪われました。

しかしです、わがヌーブルジェも美しい音にかけては負けていません。
ユンディ・リとはまた違った、硬質でキラキラとクリスタルガラスのように輝く美しさです。

そして、ラ・フォル・ジュルネでは、リと同じ、
    ノクターン第2番 Op.9-2
    英雄ポロネーズ

を聴くことになります。
(ノクターンOp.15-2もありますが、チケットを取っていません)

実に楽しみになってきました。
ノクターンは動画で見られるし、英雄ポロネーズはル・ジュルナル・ド・ショパンで聴いているので、だいたい想像はつくのですが、間をおかずにライブで聴き比べできるとは、嬉しいかぎりです。

英雄ポロネーズは、たぶんヌーブルジェの演奏に圧倒されると思います。テクニカルな曲はヌーブルジェの方が迫力がありそうだからです。
ノクターンは、かなり両者アプローチが違うと思うので、好みが分かれるところだと思います。

ラ・フォル・ジュルネまで1週間をきり、いよいよ興奮が高まってきました。

ユンディ・リ ピアノ・リサイタル@横浜みなとみらいホール(その3)

【前記事からの続き】

アンコールでは、まずノクターンの2番を再演しました。
2番には異稿がたくさんあるので、趣向を変えて弾くのかと思いきや、基本的には、プログラムと同じでした。
ただ、相当リラックスして、くずしており「サロンで気楽に弾くとこんな感じです」というような演奏でした。
左手はアルペジオを多用。右手は装飾を変えたり増やしたりということはせず、「適当感」を演出しているようでした。

アンコール2曲目は、葬送行進曲とその後の第4楽章
軽めのノクターンのあとに、集中を要する葬送行進曲ですか。
プログラムでの演奏が十分立派だったので、二度目はおなかいっぱいでしたでしょうか。
アタッカ(切れ目なし)で再び第4楽章。すっとび気味でした。

変わったアンコールでした。
私はこれならなしでも良かったのでは、と思ったものですが・・・

私にとってすべてが最高というわけではなかったですが、ユンディ・リが今や世界最高峰のピアニストの一人であることは十分にわかったリサイタルでした。

実は、この日のプログラムは、2009年のマウリツィオ・ポリーニのオール・ショパンプログラムとかなりかぶっていました。

 ノクターン Op.27-2
 マズルカ  Op.33
 ピアノ・ソナタ 第2番
 英雄ポロネーズ

またポリーニ・ファンには怒られてしまうかもしれませんが、はっきり言って、現時点ではすべてにおいて、ユンディ・リの方が優れていると感じます。

ポリーニがショパンコンクールで優勝したのが1960年。ユンディ・リは2000年。40年経って、世代は完全に交代したといえるのかもしれません。

ユンディ・リ ピアノ・リサイタル@横浜みなとみらいホール(その2)

【前記事からの続き】

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズは、ショパンがフランスに出て、自らよく演奏した曲とのことです。
演奏効果が高く、ポロネーズでポーランドをアピールしたかったのだ、と、以前山本貴史のレクチャーコンサートで習いました。

アンダンテ・スピアナートはともかく、ポロネーズの方は音楽的にはやや大味で、しかも演奏効果狙いで技巧がくどすぎるきらいがあり、以前はあまり好きな曲ではありませんでした

しかし、ヌーブルジェのアルバムでの演奏を聴いて、その悪い印象は払拭。一気に好きになってしまいました。優れた演奏家が弾けば、素晴らしい音楽になるのがわかりました。

ユンディ・リの演奏もまた素晴らしいものでした。特にアンダンテ・スピアナートが良かった。インテンポで全く端正を崩さないヌーブルジェと違い、もう少し自由に、柔和に音楽を作っていました。そして、右手と左手のバランスが素晴らしい。左手はあくまで伴奏に徹し、決してでしゃばりません。
ポロネーズはリズムにあふれ、決して前のめりにならず、引き締まったものでした。

後半はまずマズルカから。
中期の名作群。
ショパンの中で、マズルカだけはあまり親しんでこなかったものの、やはりここ数年、ライブに行く回数が増えたのと相まって、聴く機会が増えてきました。
だんだん良さがわかってきました。
ただ、CDでホロヴィッツの奔放な演奏などを聴き親しんでいると、どうも現代のモダンなピアニストのマズルカは「らしくない」ように、ずっと感じていました。

この日のユンディ・リの演奏は、ホロヴィッツ級に楽しいものでした
微妙に崩す左手のリズム、右手もかなり奔放で予測しずらい。
左右のバランスは絶妙。
そして、ノクターンと同じく、一つ一つの音にまったく無駄がない。
これまたエクサレント!

メインと言って良い第2ソナタ
ここでユンディ・リは、それまでの知的にコントロールされた演奏から一転、パッションを前面に押し出してきました。
快速なテンポ、豪快なフォルテシモ。
しかし、彼の良さが出るのは、やはり静かな部分。
第1楽章だと第2主題、第2、3楽章だと中間部のトリオなど。
特に葬送行進曲のトリオの緊張感のあるピアニシモによる再現など、鳥肌ものでした。
第4楽章は、葬送行進曲の最終和音が終わるか終わらないかのうちに、アタッカで始まりました。
不協和音のような疾風の中にも、聴かせたいメロディーがほのかな旋律となって現れている。
素晴らしいものでした。

最後の英雄ポロネーズ
こちらもソナタの延長で、かなりアグレッシブな演奏でした。
中間部のオクターブの連打による行進曲風の部分などは上手だし、それから続く緩徐部分もさすが。
ただ、メインメロディーは若干空回り的で、いくつか技術的な問題もあったりし、また怒濤のコーダもやや余裕がないような気がしました。

全体を通じると、デリケートな音を奏でる彼は間違いなく超一流のステージにおり、ヴィルティオジティが要求される部分は、普通に一流だったなあ、という感じでした。

【さらに続く】

2010年4月25日 (日)

ユンディ・リ ピアノ・リサイタル@横浜みなとみらいホール(その1)

2000年にスタニスラフ・ブーニン以来15年ぶりでショパンコンクールで第1位となったユンディ・リも、優勝後10周年となりました。
私は実は、CDもライブも聴いたことがありませんでした。
ネットの動画で何度か見ただけです。

初めてライブを体験したユンディ・リは、やはりショパンコンクールの優勝者らしく、ステージの違う演奏を披露してくれました。

オールショパンプログラム
【前半】

夜想曲より
 第1番 変ロ短調 Op.9-1
 第2番 変ホ長調 Op.9-2
 第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2
 第8番 変ニ長調 Op.27-2
 第13番 ハ短調  Op.48-1

アンダンテ・スピアナートと華麗なる
大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22

【後半】
4つのマズルカ Op.33(第22から25番)
 第1曲 嬰ト短調
 第2曲 ニ長調
  第3曲 ハ長調
  第4曲 ロ短調

ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」

ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」

【アンコール】
夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9-2
ピアノ・ソナタ第2番から、第3,4楽章

ピアノはスタンウェイ。
今日は、ホール3階席の4列目で、ほぼ上から見下ろすような位置でした。
しかし、音は素晴らしくよく響いてきました。
ホールの作りのせいなのか、ユンディ・リの技術のゆえか。

最初のノクターンの出だしの1小節で、もう、次元の違う音楽であることがわかりました。超一流の演奏家のオーラがありました。

その音色はピュアで優しく、心にしみいるようです
ツィメルマンの豊満な響きとも違う、ヌーブルジェのブリリアントな輝きとも違う、はっきりした個性です。

ノクターンはすべて名曲揃い。
ただ、名曲だけに、手垢がついていることも免れず、エクセレント!という演奏に巡り会うことはそう多くありません。
ユンディ・リの演奏は、そのどれもがエクセレントでした。
一音、一音すべてに意味が込められており、かなりルバートをかけながらも自然で嫌みがない。装飾的なパッセージは、やや意外性を見せる。
第2番、第8番といった手垢まみれな曲も、私の中での超名曲13番も、本当に満足いくものでした。

【続く】

アンジェラ・ヒューイット リサイタル@東京オペラシティコンサートホール(その2)

【前日からの続き】
さて、ヒューイットの後半プログラムはブラームスの大曲、ソナタ第3番でした。
ブラームスのソナタの中で一番有名な曲。
私はもともとブラームスの曲にあまり親しんでおらず、ここ数年、晩年の小品から親しみだし、昨年、ヌーブルジェのリサイタルにおける「ソナタ第2番」のために、やっとソナタをかじり出しました。

そんなわけで、3番も何度かCDで聴いたものの、ライブは初めて。
聴いた、といっても、何せ5楽章もあって長いので、何度聞いてもなかなか最後までたどりつけない、という状況でした。

今回はじっくり聴く良い機会でした。

ブラームスらしい、シンフォニックな和音にあふれた大きな音楽です。
ヒューイットは深刻にならず、華麗だったと思います。
リヒテルは渋く豪快で、ヌーブルジェは切れ味鋭く強烈。
それら男性的な演奏に比べると、力強さ、迫力という点では及ばないものの、音楽的には非常に豊かなものを感じました。

これを機に、さらに深くブラームスのソナタに親しんでみたくなりました。

アンコールヒューイットお得意のバッハ。

最初のコラールは、昨年のラ・フォル・ジュルネで、ヌーブルジェの演奏を聴いています。ただし、ブゾーニ版でした。
ブゾーニ版の方がよりロマンティックで、ケンプ版はバッハらしい雰囲気を残していますね。

2曲目のコラールは初めてでしたが、軽やかで良い曲でした。

全体を通して、ヒューイットの演奏はクラシカルで流麗で、とてもリズム感が良く、意図もはっきりしており、ピアノレスナーである身としては、大変参考になりました

ヌーブルジェのアバンギャルドな演奏などは、とても真似できるものではありませんので・・・

2010年4月24日 (土)

アンジェラ・ヒューイット リサイタル@東京オペラシティコンサートホール

ヒューイットのライブは2回目となります。
前回はバッハの平均律第2巻全曲というヘビーなものでした。
全曲熟知していたわけではないので、ヒューイットの特徴をその一度のコンサートでつかみきれたとはいえませんでした。

今日はやや体調が悪く、半分うつらうつらだったものの、プログラムにはよく知った曲があったので、ヒューイットのすばらしさをしっかり堪能することができました。

【前半】
ヘンデル:組曲 第2番 ヘ長調 HMV427
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第52番 変ホ長調 Hob.XVI52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2

【後半】
ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.5

【アンコール】
バッハ/ケンプ:「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV140
バッハ/メリー・ハウ:「羊はやすらかに草をはみ」BWV208

ピアノはFAZIOLIでした。ヒューイットのお気に入り。
イタリアの比較的最近のメーカーで、近年人気が高まっており、ショパンコンクールでも公式ピアノの一つの選ばれているほどです。

ヘンデルはかなりぼーっとしていて細かく聴けませんでした。
FAZIOLIの音色は、オレンジ色だなあ、と感じることはできました。

ハイドンは結構知っている曲。
クラシカルで、軽やかかつ流麗。河村尚子と似ている感じがしました。

ベートーヴェンの第6番は、昔、身内が音大を受験する時にさんざん聴かされて、それが染みついていました。何かの雑誌で、音大の先生はベートーヴェンの5番や6番を拙い演奏でいやというほど聴くことになるので、辟易している、というのを読んだことがあります。今日の演奏は、その染みついたイメージを完全に払拭するような、すばらしいものでした。
正直言って、同じ曲とは思えない。
軽やかなので、たくましいベートーヴェンという感じではなかったですが、ハイドンとはあきらかに違うデュナーミクの変化のつけかたをしていました。
対位法的な第3楽章も、全く重くなることがなく、颯爽としていました。

続く

2010年4月23日 (金)

ミュージックキオスク@ラ・フォル・ジュルネ概要発表

今日はラ・フォル・ジュルネの地上広場で行われる、ミュージックキオスクの内容が発表されました。

http://www.lfj.jp/lfj_2010/event/sub_02.html

ミュージックキオスクとは、広場の一角にステージを作り、1日に何回か、無料のミニ・コンサートを行うイベントです。

昨年はヌーブルジェが出演し、バッハのイタリア協奏曲などを披露してくれました。
屋外なのでPAを使用していました。

今年については、発表されたといっても中身は半分ほどしか明らかになっておらず、半分は、有料公演出演者(当日発表)としかわかりません。
なので、当日の朝プログラムを確認しなければなりません。

出演者がはっきりしている内、河野紘子さん(ピアノ)は、ドラマ「のだめカンタービレ」で、ショパン・エチュードop.10-4を「練習している時の」のだめの演奏をした方のようです。
(ちなみに、マラドーナコンクール本番の時の「いいかげん」とされた演奏については、そもそも「いいかげんではない」、という説と、やはり「いいかげんだ」という説があり、演奏者は謎のようです。)

また、本田聖嗣さん(ピアノ)は1970年生まれの中堅ピアニストで、東京芸大卒業後、パリのコンセルヴァトワールに留学し、トップの成績で卒業した方とのこと。
まだまだ私の知らない優秀な演奏家がたくさんいるものです。

もう一人明らかになっているピアニスト、木下淳さんは、ショパン・アマチュア国際ピアノコンクールの入賞者とのこと。
そういうコンクールもあるのですね。

有料公演出演者が誰になるのかは、当日のお楽しみということになります。

ヌーブルジェが入っているのかどうか、入っていたときに、聴きにいけるかどうか、期待と不安が入り交じります。

2010年4月22日 (木)

ラ・フォル・ジュルネ カウントダウン

まだまだ先と思っていたラ・フォル・ジュルネも、あと10日に迫ってきました。
今日は丸の内・周辺エリアのイベント情報が開示されました。
無料公演が90公演。
よくぞこれだけ企画するものです。

知ってるところでは、今売り出し中の小林愛実がショパンのピアノ協奏曲第1番を弾きます。

その他若いアーティストが中心で、まだメジャーではないけれどもなかなか立派な経歴を持つ人ばかりです。

なので、それなりにレベルの高い音楽が聴けることでしょう。

有料公演をかなり押さえてしまったので、丸の内エリアまではそう足をのばせないかもしれませんが、もし時間があればのぞいてみたいです。

2年前から通うようになって、だんだんラ・フォル・ジュルネに深くはまってきました。
とにかくスケールの大きい文化イベントです。
ルネ・マルタンという、たった1人の人間の思いからここまで発展したのかと思うと、驚嘆の一言に尽きます。

2010年4月20日 (火)

auが着うたフルなどで、「クラシック音楽祭」キャンペーン

auがラ・フォル・ジュルネとタイアップして、出演者の演奏によるショパンの曲を4曲無料で着うたフル、着うたフルプラス無料提供をはじめました。
(4/19~6/30)

ニュースサイト(内容がまとまっている)↓
http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls20100419o-05.html

auの該当ページ↓(バーコードがある)
http://au-lfj.com/pc/index.html

ダウンロードできるのは以下の4曲です。
①序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 op.3  演奏者:T.ヴァシリエヴァ&J-F. ヌーブルジェ
②ノクターン 変ホ長調 op.9-2 演奏者:広瀬悦子
③12の練習曲 ハ長調 op.10-1 演奏者:P.ジュジュアーノ
④マズルカ イ短調 op.17-4 演奏者:I.バル=シャイ

なんと、ヌーブルジェ&ヴァシリエヴァがあるではないですか!
早速ダウンロードして聴いてみました。
初めて聴く曲です。
op.3ということで、若作りとはいえ、ショパンらしさは満開
ピアノも縦横に活躍して楽しい曲です。
ヌーブルジェのピアノはデュオだけにいつもより幾分抑え気味でソフトながら、細かい流動的なパッセージは”らしい”です。

チェロには疎いですが、なかなかふくよかな音のような気がします。

実は着うたフルをダウンロードすることなど、初めてでした。
クラシックには縁がないと思っていたので・・・
ところが、案外聴けるのでびっくりしました。
着うたフルプラスはさらに音質が良いようです。
残念ながら、私の機種は対応していませんでした。

※ダウンロードの通信料はかかるので注意

なお、ラ・フォル・ジュルネの公演を、終了後有料で50曲も聴けるとのこと。
ぜひチェックしなければ。

2010年4月19日 (月)

ラ・フォル・ジュルネでの最多演奏曲目は?

ラ・フォル・ジュルネの公式ガイドブックを手に入れました。
ヌーブルジェの情報があると思ったのですが、これといったものはありませんでした。残念。

唯一、ナントのレポートから写真が1枚とその解説のみ。

史上最年少でパリ国立高等音楽院教授に迎えられたジャン=フレデリック・ヌーブルジェは、LFJ若手の代表格。独特の色彩感覚をもつ現代的なピアノで、新鮮な演奏を披露した。

史上最年少の教授というのは、初めて知りました。
地元では、単に演奏家としてだけではなく、指導力も期待されているのですね。

さて、ガイドブックには曲目別にそれが演奏される公演番号を調べることができる、逆引きガイドがあります。なかなかこれが面白い。
どの曲が、何回演奏されるかが一目瞭然なのです。

概ね人気のある曲がよく演奏されるわけですから、曲の人気度がわかるというものです。

そこで、ちょっとランキングを作ってみました。
(すべてショパン)

1.バラード第1番 ト短調 op.23     13回
    ノクターン 嬰ハ短調 KK Ⅳ a-16  13回
3.バラード第4番 ヘ短調 op.52     12回
4.ノクターン ハ短調 op.48-1      11回
5.ノクターン 変ニ長調 op.27-2     10回
6.ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 op.35「葬送」 9回
  スケルツォ 第1番 ロ短調 op.20    9回
  スケルツォ 第2番 変ロ短調 op.39   9回
  幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66     9回
10.ポロネーズ 変イ長調 op.61「幻想ポロネーズ」 8回
11.チェロ・ソナタ ト短調 op.65       8回
12.幻想曲 ヘ短調 op.49        7回
   マズルカ イ短調 op.17-4        7回

6回以下はかなりあるので、省略します。

人気第一はまずバラード1番でした。演奏効果高いし、わかりやすいし、そこそこ規模があるし、妥当なところでしょうか。
同率1位のノクターン嬰ハ短調は、いわゆる「レント・コン・グラン・エスプレシオーネ」という曲で映画「戦場のピアニスト」で一躍有名になった曲です。
ライブでも最近よく演奏される気がします。

変ニ長調ノクターンop.27-2、スケルツォ第2番、幻想即興曲あたりは、超有名曲ですから当然でしょう。

バラード4番、ハ短調ノクターンop.48-1は、個人的に大好きな曲で、ショパン作品の中でも最高に充実した作品だと思っています。

ソナタは2番>3番でした。

意外だったのはスケルツォの第1番、チェロ・ソナタ
プロにとって弾きがいがあるのでしょうか。

幻想ポロネーズ>英雄ポロネーズ幻想曲>舟歌だったのもやや意外。

マズルカからは1曲、ワルツははいらず。
エチュードもプレリュードもはいりませんでした。
曲数が多いので分散したのでしょう。

なお、ショパン以外では、リストのメフィスト・ワルツ第1番が6回で最高です。

2010年4月18日 (日)

クリスティアン・ベズイデンホウト(ベザイディンオート)@N響アワー

2月に王子ホールで、フォルテ・ピアノによるモーツァルトを聴いた、ベズイデンホウトが、今日、N響アワーに出ていました。
去年行われたコンサートの模様で、クリストファー・ホグウッド指揮による、

  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番

の演奏でした。

2月の演奏がすぐに思い出せなかったので、過去記事で振り返ったら、よみがえってきました。
楽しいモーツァルトだったのでした。
書いておくものですね。

さて、今日のベートーヴェンは、モダン・ピアノ。
ただ、「風変わりなコンチェルト」ということで、ピアノの位置が、指揮者の前で、観客に正対、つまり顔を正面に向けての演奏でした。
あんなのは初めてでした。
何でも、室内楽のように掛け合えるので、モーツァルトやベートーヴェンには合っているとの、ベズイデンホウトの言。

演奏はなかなか素晴らしものでした。
みずみずしい軽やかなタッチ。
豊かなニュアンス。
カデンツァは華麗。

若干ヌーブルジェと音質が似ているような気がしました。
ただ、ヌーブルジェはより硬質でタッチが深い感じ。
ベズイデンホウトはあくまで軽やかで、指は鍵盤に密着させ、転がるような音を奏でていました。

ホグウッドは例によって、ノン・ヴィブラートのストレートな解釈。
第2楽章の弦とピアノの掛け合いは、聴き応えがありました。

それにしても、ベートーヴェンの第4協奏曲を久々に、しかも良い演奏で聴いて、この曲のすばらしさにあらためて感激。
生で聴きたくなりました。

そういえば、今年の秋、内田光子&クリーブランド管がやります。
(高いし、チケット争奪戦必至)
安いところでは、たしか、デジュー・ラーンキが演奏するはず。
いくつか探してみよう。

2010年4月17日 (土)

ショパン:ピアノ・ソナタ三昧

今年はショパン生誕200周年ということで、ショパン・プログラムが目白押しです。
ラ・フォル・ジュルネでたんまり聴くほかにも、一般のコンサートで嫌と言うほどショパンを聴くことになります。
中でも、ショパンの大作、ピアノ・ソナタの第2番と第3番がかなり含まれています。今現在聴くことが決まっている演奏をまとめてみました。

【第2番】
 アンドレイ・コロベイニコフ
 イド・バル・シャイ
 ユンディ・リ
 クリスチャン・ツィメルマン
 上原彩子

【第3番】
 イム・ドンヒョク
 イーヴォ・ポゴレリッチ
 クリスチャン・ツィメルマン
 エヴァ・ポブウォッカ

これらを一気に7月までに聴いてしまいます。
CDだってこんなに聴き比べることは滅多にありません。
想像するだけで楽しいです。

秋口には、さらに一つや二つ、これに加わることでしょう。

ただ残念なのは、ヌーブルジェの演奏がないこと。
地元フランスでは第2ソナタを昨年弾いています。
いつの日か、聴いてみたいものです。

メジャー・ピアニスト、コンサートラッシュ始まる

日本もようやく暖かくすごしやすい季節になった(先週は滅法寒かったですが)ので、これから、海外からのメジャーなピアニストが、大挙来日します。

すでに4/14には、2000年のショパン・コンクールの覇者、ユンディ・リがサントリー・ホールでリサイタルを行ないました。主な演奏曲は
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
 ショパン:英雄ポロネーズ

ラ・フォル・ジュルネでのヌーブルジェの英雄ポロネーズと聴き比べができます。
私は月末に横浜で聴ききます。

4/28には、1965年のショパン・コンクールの覇者、マルタ・アルゲリッチが、フィラデルフィア管&デュトワと、サントリーで
 ラヴェル:ピアノ協奏曲
を演奏します。
「のだめカンタービレ」千明とソン・ルイが協演して のだめ が嫉妬した曲。
そして、アルゲリッチは今回もリサイタルはなし。
聴きそびれているので、一生聴けないかもしれません。

このコンサートはなんと、S席36,000円。D席でも12,000円もするので、行くのはあきらめました。

ジュルネのすぐ後の5/5には、サントリーホールでイーヴォ・ポゴレリッチ
 ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番
を演奏します。
1980年のショパン・コンクールで、1次予選を通ったことである審査員が辞任し、2次予選で落ちたことでアルゲリッチが審査員を辞任したことで、優勝者より有名になってしまったポゴレリッチ。
第2ソナタのユニークな演奏はCDで知っているので、第3ソナタは楽しみ。

5/24には、東京文化会館で、ポゴレリッチの時の優勝者ダン・タイ・ソン
奇しくもポゴレリッチと同じ
 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
を弾きます。

また、彼は6/3に紀尾井ホールで「ショパン・ダンス」というテーマの興味深いプログラムを組みました。ワルツ、マズルカ、ポロネーズなど、ダンス系の曲ばかり集めたプログラムです。
 英雄ポロネーズ、幻想ポロネーズ
などを弾きます。
これまたヌーブルジェとかぶります。
ボレロもかぶります。
この日のリサイタルは聴きます。

さて、6月にはいると、いよいよサントリーホールに、1975年ショパン・コンクールの覇者にして、現役最高峰のクリスチャン・ツィメルマンが登場します。
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番&第3番
両方一度に弾いてしまうというのも凄いものがあります。
私は5月中に別のホールで聴きます。

そして、いよいよ、わがジャン=フレデリック・ヌールジェが登場
6/26に、パルテノン多摩、6/27に所沢ミューズN響&準・メルクル
 リスト:ピアノ協奏曲 第2番
を演奏。
リサイタルは来年までお預け。
リストはヌーブルジェにとてもよくお似合いなので、すてきな演奏を期待しています。

7月にはいると、海外ピアニストではありませんが、7/10にさいたま芸術劇場で、2002年チャイコフスキー・コンクールで優勝した、上原彩子
 ショパン:ピアノ・ソナタ2番
             エチュードOp.25

を弾きます。

その他、コンクール優勝者以外でも、実力派のピアニストが数多く来日し、すばらしい演奏の数々を聴くことができそうで、一息はいる8月まではテンションが上がりどおしになりそうです。

2010年4月15日 (木)

ピアノ演奏にとっての指の第1関節

子供の頃、むりやりピアノを習わされていました。
「指を強くする」という名目で、ちっともおもしろくない「ハノン」を練習したものです。

ただ機械的に、何も考えずに、ガツガツ力をいれて何度も練習していけば、いずれ、指が強くなり、ピアノが上達する・・・

何と馬鹿げた練習をしていたことでしょうか。

ウン十年の歳月を経て、昨年の4月から、今度は本当に弾きたくてピアノのレッスンを受けるようになって1年と少し。たったの1年間で、自分でも目を見張るような上達を遂げました。

仕事をやりながらの練習ですので、練習時間は決して多くはとれません。
1週間まるまる弾けないこともあれば、夜は9時まで、と決めてあるので、1日30分以下しか弾けない日も多々あります。

もう、ハノンなど全く弾きません。
そんな暇はないし、弾く意味もない。
(※ハノンも考えながら弾くのなら意味はあると思いますが、楽しくないのでやりません。ただし、スケールとアルペジオは欠かさずさらいます)

今、師匠に与えられている課題は、「指の第1関節」から先で鍵盤をつかみ、その後すぐ脱力して、しっかり腕の重さを鍵盤に伝えること。

これを意識して練習を始め、1週間ほど経ちましたが、みるみる技術の質が上がっていくのを実感します。

私の今の技術上の欠点は、指を動かすスピードはだいぶついたものの、一音一音、しっかり鍵盤を押さえられず、音を外しまくること
それを是正するための練習のひとつが、「指の第1関節」から先の使い方なのだそうです。

あと、もう一つは、感覚だけで弾きにいかないこと。
昔、基礎練習をしたので、ある程度楽譜に指が「適当に」ついていけてしまう。
ピアノを「聴く」のが好きなため、音楽の流れが先に感覚の中にあって、それを表現しようとする気持ちだけが先走ってしまう。
その結果、一音一音をしっかり鍵盤を押さえて弾くことができなくなってしまっている。

いや、実に論理的な指摘で、ぐうの音もでませんでした。

いわば「悪い癖」がついてしまっていることになります。
その癖を、じっくり取り除いていかなければならない。

その作業を今始めたことになります。

本当に素晴らしい師匠に巡り会えて幸せです。

2010年4月14日 (水)

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン無料映画・講演会

本日、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの公式サイトの「関連プログラム・イベント」のコーナーに、5月2日から4日の期間に上映・実施される無料の映画・講演会の情報がアップされました。

http://www.lfj.jp/lfj_2010/event/sub_04.html

2009年のLFJの記録映画「バッハの肖像」などは、ぜひ見てみたいところです。
もしかしたら、ヌーブルジェも登場するかもしれません。
ミュージック・キオスクにおける、小曽根真の飛び入りセッションあたりは絶対記録されていると思うのです。

NHKのドキュメンタリーでも、その時のヌーブルジェの演奏は少し紹介されましたから、カメラは回っていたはず。

と言いながら、3日間ともほぼ有料公演で埋め尽くしてしまったので、ほとんどのものが時間がかぶり、行けないです(;_;)
欲張りすぎというものですね。

2010年4月13日 (火)

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』再び

4月17日からいよいよ『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』が封切られます。

それに先立ち、復習ということで「前編」が今上映されており、しかも、たったの1,000円で見られます。
何でも「後編」の前売り券を持っていると500円でみられるようです。

ということで、また観に行ってしまいました。

以前の鑑賞記はすでにアップしてあります。
http://mykumasan.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-b3d2.html

クラシック好きだから、ということを割り引いたとしても、やはり良い映画だと改めて思います。クラシックにあまり縁のない人でも、結構感激するのではだいだろうか。それくらい音楽に力があり、それを見事に映像で増幅していると思います。

前回の記事に書ききれていない感想を。

・個々の楽器の紹介が見事

マルレオケのオーディションで、バソン(ファゴット)や黒木のオーボエが活躍します。
モーツァルトのオーボエ協奏曲はテレビドラマでも取り上げられて、一躍メジャーな感じになりました。
今回も同じ曲で、オーボエの実に伸びやかな音を堪能できました。

ファゴットの曲などは、作曲者も知らず、自分からは絶対聴きそうもないものです。
それが結構良かったりする。

千明がボレロの一節を弾く場面なども、ヴァイオリン・ソロの魅力たっぷり。

そして、もちろんピアノも、のだめが弾くモーツァルトのトルコ行進曲なども、ごまかしのないブリリアントな音で素晴らしい。

・ほろりとさせるストーリー

オーボエ奏者の娘が父親をかばう場面。これは前振りの部分も含めて原作どおりで、原作以上に感動的な場面となっていると思います。

マルレの団員たちが時間外で練習している場面。
台詞なしの映像だけながら、それが心をうつ。

・指揮が上達した千明

指揮のことをよく知っているわけではありませんが、最近、だいぶオーケストラを聴くようになって、指揮者の合図が音楽のリズムより一呼吸早くなされることにようやく慣れてきました。

千明の指揮ぶりは、テレビドラマではまだ素人っぽくて、リズムにぴったり合った指揮ぶりでした。
映画では、少しプロっぽい振り方ができるようになってきました。

というように、感心することしきりでした。

2010年4月12日 (月)

ショパン全曲演奏でのヌーブルジェ出演確定

すでに4月7日に公表された情報。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのショパンピアノソロ全曲演奏会で誰が何を弾くかが公式サイトに「更新プログラム」ということで掲載されています。

ヌーブルジェの出番は、事前の私の予想の通りで、2008年のル・ジュルナル・ド・ショパン、そして、今年のナントのラ・フォル・ジュルネでの演奏曲目をベースにしています。

ただし、5月2日はヌーブルジェの出番がないので、ヌーブルジェが弾くはずだった曲は他のピアニストが代替しています。(エコセーズなど)

確定した3日、4日のヌーブルジェの演奏曲目をまとめます。

【3日】
No.221 ノクターン 変ホ長調 op.9-2
          スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
          12の練習曲 op.10
       
No.222 演奏会用アレグロ イ長調 op.46

No.224 ノクターン 嬰ヘ長調 op.15-2
          ボレロ ハ長調 op.19
       
No.225 2つのポロネーズ op.26

No.237 ポロネーズ ハ短調 op.40-2

【4日】
No.321 ノクターン ト長調 op.37-2

No.325 ポロネーズ 変イ長調 op.53「英雄」

No.334 ワルツ 変イ長調 op.42
          フーガ イ短調 KK Ⅳ b-15

       

2010年4月10日 (土)

【ヌーブルジェ動画】シュトックハウゼン

2009年10月のルーブル美術館におけるリサイタルと思われます。

正直言って、ヌーブルジェが弾くのでなければ、シュトックハウゼンは聴かないです(^^;)

2010年4月 8日 (木)

『ピアノの森』佳境へ

コミックモーニングに本日掲載。

【ネタばれ注意】
いよいよ一ノ瀬海のショパンコンクール2次予選の演奏描写が本格的に始まりました。
マズルカOp.50-2と3
英雄ポロネーズ

マズルカでポーランド人をうならせたカイは、ポロネーズを弾く。
下手をしたら大変な状況。

英雄ポロネーズは、かなり具体的に描写されています。
最初の入りは抑え気味にノーブル。、主題2回目は雄々しく。
中間部オクターブの2回のパッセージのデュナーミクの違いなど。
最初はピアノからフォルテ。
2回目はそのままフォルテからフォルテシモ。

モデルはいったい誰なのでしょうか。
探してみたくなりました。

案外ヌーブルジェの演奏は近いかもしれない気がします。

ちなみに、1次予選で弾いた24の前奏曲の24番の最後の3和音の弾き方。
左手で両脇の鍵盤を押さえ、真ん中の鍵盤を右手の拳で叩くという。
これは、ショパンコンクールでダン・タイ・ソンが実際にやったそうです。

2010年4月 7日 (水)

【ヌーブルジェ動画】ショパン:ノクターン第2番 Op.9-2

2010年ナントのラ・フォル・ジュルネにおけるヌーブルジェの演奏。
しばらくVODで見られた動画です。

非常に良い音で、ヌーブルジェの特徴がよく聴き取れます。
硬質で透明なタッチ、ほのかな叙情とかすかなルバート、洒落たセンス。

私もこの曲くらいなら弾きますが、天と地です。

2010年4月 6日 (火)

ピアニストの個性~東条碩夫コンサート日記~小林愛実

東条碩夫氏のラ・フォル・ジュルネ@ナントの日記からもう一つ感想を。
東条氏は、小山実稚恵の演奏を聴いたあと、こんな感想を述べている。

 並み居るアクの強いピアニストたちの中で彼女の演奏を聴くと、いかにも清楚で自然なショパンに聞こえる。そこではあざとい誇張も怒号もなく、ショパンの持つ音楽の瑞々しさ、ハーモニーのふくよかさ、転調の豊かさなどが、何の衒いもなく率直に、しかも端正な情熱を以て再現されているといった感なのである。
 日本で聴くと彼女の演奏はかなりパンチの聴いたスタイルに感じられるけれども、こちらで聴くと、それとは些か趣を異にするだろう。「日本人演奏家のショパン」などというものを安易に定義することは危険だが、少なくともナントのこの場所で他のピアニストたちと短時間のうちに聴き比べた場合、音楽のスタイルの違いが驚くほど明確に示されるのが解る。だが、それでいいのだと思う。

以前私も日本人演奏家の個性について書いたことがあります。
2009/10/9の記事です。

この1ヶ月で、プラメナ・マンゴーヴァ、横山幸雄、山本貴志(2回)、河村尚子、イリーナ・メジューエワと5人ものピアニストの演奏を聴いてしまいました。
それぞれに個性的で、ライブだけにCDからだけではわからない雰囲気が楽しめました。
かつては、日本人アーティストは、海外アーティストに比べると個性に乏しく、コンクールなどでも技術はあるが音楽性は?などと言われていたものです。
しかし、今回、河村尚子や山本貴志といった若い日本人ピアニストのライブ演奏を聴いてみて、どうしてなかなか、日本人も自分を表現するようになったではないですか。

東条氏は、ジュルネに出演している外国人演奏家のおそらく自己主張の強い個性の発露の中で、小山実稚恵の演奏からかつての日本人演奏家に共通するおとなしさのようなものを感じたようです。

小山実稚恵の生演奏は、聴いたことがなく、テレビでは何度か聴いたことがあります。
最近、どう変わったかは知りませんが、ショパンコンクールで入賞した時のことは覚えています。
あの時は「ブーニンさんは凄い」とか言うばかりで、ろくにインタビューにも答えられなかったほど、自己主張できていませんでした。
その伝統はこれまたシャイな辻井伸行君などに受け継がれているのでしょうか。
彼の師の横山幸雄もショパンコンクールで入賞した割には、普通っぽい演奏をします。

しかし、山本貴史や河村尚子はなかなか自己主張します。
ベテランでは、内田光子もオーラが見えるほどの個性でした。

私は日本人も確実に西洋クラシック音楽の神髄に迫りつつあると、最近感じています。
もちろん、まだ数では本場には追いつかないでしょうが、有望な若手がどんどん出てきているような気がします。

だからこそ、あまり予断を持たずに日本人若手の演奏にも運んでみたいと思っています。

というわけで、8月に売り出し中の小林愛実ちゃんを聴きに行こうと計画中。
動画を見るかぎり、あの歳で、怖いくらいの個性発揮ぶり。

よく師匠が許すな、と。
アルゲリッチが絶賛というのも、わからないでもない。

聴いてのお楽しみです。

2010年4月 5日 (月)

ナント・ラ・フォル・ジュルネの鑑賞記~東条碩夫のコンサート日記

ヌーブルジェをまずまず評価してくれている数少ない音楽評論家の一人である東条碩夫(ひろお)氏が、今年のナントのラ・フォル・ジュルネの鑑賞記をたくさん書いてくださっていたのに最近気がつきました。

【1月29日の記事↓】
http://concertdiary.blog118.fc2.com/blog-date-20100129.html

ヌーブルジェのエチュードOp.10の演奏は次のように評されています。
(長いですが引用)

 ホールのアコースティックのせいか、それとも席の位置のせいだろうか、ヌーブルジェの演奏は、先日東京で聴いた時よりも、さらに鋭角的で張り詰めたものに聞こえる。ショパンの和声的なふくらみや情感は切り捨てられ、極度に神経質で青白い緊迫感に支配されている、といったらいいか。よく言えば火の出るような、切り込むような演奏であり、悪く言えば叙情も余情もない、割り切った演奏であった
 こういうショパンを弾く若手ピアニストは最近とみに多く、それを支持する聴衆も多いだろう。それは一刀両断的な痛快さと明解さに満ちてはいるが、こちらの神経が少し疲れ気味の時に聞くと、はなはだ落ち着かない気分に追い立てられる。

この記事は後で(1/30)見直されます。

・・・あとの4人のピアニストも、昨日よりは遥かに音の厚みを感じさせた。
 こうなると、ホールの後ろの方で聴いた初日のピアニストたちについての印象は、大部分を補正しなければなるまい。だから軽々しく演奏の特徴を断定するものではない――という好例である。
 ヌーブルジェも今日は叙情的な「ノクターン」を弾く。「作品37の2」の中間部のバルカローレ的なところは、実は私にとっては子供の頃の思い出がこもった個所なのだが、滅多にナマで聴く機会が無い。ヌーブルジェは美しく弾いてくれた。

これは大いに言えると思います。
ライブの場合は、ホールの音響と、座る位置によって「これが同じピアニストの音か?」というくらい、受け止め方が違ってしまいます。
プロの評論家も、うっかりそのことを忘れてしまうこともあるのですね。

ここ2年半で聴いたヌーブルジェのライブに関しては、2008年秋のオペラシティ・コンサートホールの音が一番良かった。
席も比較的良い位置で、ヌーブルジェのクリアで美しい音質を十分堪能できたものです。

2009年のサントリー・ホールでのリサイタルもまあまあでした。
ただ、大ホールですから、席によっては違う印象だったかもしれません。

2009年のラ・フォル・ジュルネは、東京は仮設ホール金沢はきちんとした音楽ホールでしたので、金沢に軍配。
金沢はややデッドでしたが、小さなホールで距離感は近かったです。
東京は音質どうこうのレベルではないものの、何せ距離が近いので、ピアノのダイレクト音が聞こえ、迫力はかなりありました。
ブラームス編曲のバッハシャコンヌの緊張感は尋常ではなかった。

逆に最悪だったのが、NHKホールの1階の端のほうで聴いてしまったベートーヴェンの第1コンチェルト。あまりにも情けない音しか聞こえなかったので、翌日、もう一度違う席で聴いてしまったくらいです。

2009年2月にサントリーでやった大阪フィルとのモーツァルト「ジュノム」コンチェルトは、席が真ん中でなかったことと、ヌーブルジェのモーツァルト表現が抑制的だったため、特徴があまり出ませんでした。
残された動画を見ると、ソフトながらもしっかりヌーブルジェらしい音が出ているのでびっくりです。

【ジュノムコンチェルトが聴ける「カジモト」のページの動画↓】
http://www.kajimotomusic.com/news/2009/06/11/post-95.php
(なお、このサイトではブラームス/バッハのシャコンヌ、ブラームスの第2ソナタ、ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア・ソナタ」のエッセンスを聴くことができます。)

リサイタル前に渋谷のタワーレコードで開かれたミニコンサートは、約1.5メートル程度の至近距離で聴いたもので、これももろにダイレクト音でした。
ヌーブルジェオリジナルの現代曲は凄まじかったですが、ショパンやバッハは響くホールでの演奏の方が安心して聴けます。

というわけで、
      できるだけ
良いホールで聴くこと
      
できるだけ真ん中近辺で聴くこと
      あまり前すぎないこと

をチケットを買う際に最近気をつけるようにしています。
でないと、アーティストの正当な力は評価できないです。
それにちょっとお金をケチって、がっかり度が大きいと、余計損した気になりますので。

東条氏も言う、

軽々しく演奏の特徴を断定するものではない――という好例である

ということは真実だと思います。

※東条氏はかなりお歳かと思いますが、ヌーブルジェをわかってくれるので、精神はまだお若いとみます。吉田秀和氏はもっとお歳ですけど。

※東条氏はジャン=マルク・ルイサダを随分ほめています。
ヌーブルジェとはステージが違う、とまで。

私は去年紀尾井で聴いて、ややがっかりしました。
あの時は調子が悪かったのか、譜めくりがいけなかったのか、とにかく、ショパンは関心しなかった。
あと、ルイサダ節ともいうべき演奏の癖がかなりあるので、それが好きになれないと、逆の感想を持ってしまうことでしょう。

※音楽を独自に崩すアプローチは、よほどの名手でないと失敗するでしょう。ホロヴィッツ、グレン・グールド級でないと。
ヌーブルジェはあくまで崩さず、真っ当な解釈を基本としながらも、表現的にはアバンギャルドなので、クラッシック音楽界にインパクトを与えられる存在となる可能性を秘めています。

紀尾井ホールはピアノリサイタルに非常に適したホールだと思います。800席と手頃な大きさ。1階席の一番後ろでも、十分良い音を堪能できます。

※ここ随分ご無沙汰してしまっていますが、神奈川県の県立音楽堂の音はライブで、臨場感もあふれた良いホールです。
みなとみらいができてしまって、あまりメジャー級の演奏家が来なくなってしまったのが寂しいです。

2010年4月 4日 (日)

坂本龍一スコラ「音楽の学校」(NHK教育)始まる

昨日から、坂本龍一による「音楽の学校」という番組が始まりました。
チェックしていなかったのですが、昨年9月頃から坂本龍一監修によるブックレットの発売が始まっており、そのエッセンスをテレビで放映するというもののようです。

坂本龍一総合監修による新しい「音楽全集」「音楽百科」、それがスコラ(音楽の学校)シリーズです。
commmons: scholaは、独自のコンセプトにもとづき、ユニークな選者とともにクラシック+非クラシック、全30巻で構成します。世界中の音楽を次世代へ継承してゆく、CDと豪華執筆陣による本を組み合わせたアーカイブです。

ブックレットは興味深いものの、かなり良い値段ですので、テレビで少しかじれるのはありがたいです。

出演者は坂本龍一の他、浅田彰、小沼純一、岡田暁雄です。
浅田彰は以前グレン・グールドの解説をやったことがあります。
岡田暁雄は昨年『音楽の聴き方』(中公新書)を著し、なかなか話題になっています。私も読み、レビューを書いています。

http://mykumasan.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-02c2.html

初回のテーマは「バッハ」
なぜバッハが「音楽の父」と呼ばれるのか、その意味を解き明かすという趣向でした。(ちなみに、バッハだけで4回もやるようです。)

結論としては「調性を理論立てた」ということで、平均律の第1巻第1番ハ長調のプレリュードを例にとり、調性というものがいかに便利であるものかについて、音楽を勉強しているという中学生・高校生に教えていました。

中高生相手ですから、それほど難しくなく-というより初回はむしろ易しかった-今後、もう少し深い話が出てくることを期待したいところです。

番組の最後に、坂本龍一がゴールドベルク変奏曲のうちの1曲をチェンバロで弾いているのが珍しかった。
何でも、坂本龍一はチェンバロでは初演だったようで、貴重な映像でした。

2010年4月 3日 (土)

ラ・フォル・ジュルネ、チケット争奪戦終了~チェロ・ソナタも無事ゲット

今日がいよいよチェロ・ソナタ(ヌーブルジェ&ヴァシリエヴァ)を取れるラストチャンス。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのチケットの一般発売日でした。
ネットはあきらめてコンビニで挑戦したところ、何とか取れました。
神様には見捨てられていませんでした。
いや、ホッとしました。

2公演ほど希望を変えましたが、ぜひとも行きたかったヌーブルジェの3公演(エチュード、チェロ・ソナタ、シューマン協奏曲)はすべて取れたので、ほぼ満点でしょう。

ピアノ協奏曲は1番、2番ともあり、ソナタも2番、3番がある。
エチュードは10,25とも全曲。
英雄ポロネーズに幻想ポロネーズ、バラードは4番。

最多の3回聴くのがノクターン27-1(デゼール、児玉桃、ラムール)です。
2回ダブりがノクターン27-2、幻想曲、第2ソナタ。
思ったよりダブりは少なかったでしょうか。

ショパン以外の曲も結構演奏されますが、結局ほとんどショパン・プログラムで埋まってしまいました。

ともかく、これで後は開催されるのを待つだけです。
気持ちが落ち着きました。

2010年4月 2日 (金)

ヌーブルジェのブラームスピアノ協奏曲第1番一般販売(大阪フィル

私としては今年最大の目玉、ヌーブルジェの大阪フィルとの協演、ブラームスのピアノ協奏曲第1番(7/2、指揮:大植英次)のチケットが、本日一般販売されました。

【大阪フィルのサイト】
http://www.osaka-phil.com/schedule/detail.php?d=20100702

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのチケット争奪戦で疲れ果てていますが、気分も新たに、販売開始と同時に、今回は電話予約に挑戦してみました。(座席が指定できるので)

すると、あっさりつながり、販売開始後5分で無事ゲット。
ほっとしました。

ザ・シンフォニーホールはある程度の大きさがありますから、特に焦る必要はなかったのかもしれません。
でも、ラ・フォル・ジュルネで懲りていたのでしかたないです。
「音が良い」と読者の方に教えていただいた、1階席の後方中央近くが獲れたので良しとしましょう。

リストの2番も、シューマンも悪くないものの、ブラームスの1番の方が大曲だしなじみもあります。
古今、一流のピアニストが多くの名演を残しています。
ヌーブルジェもその仲間入りができることと、大いに期待しています。

2010年4月 1日 (木)

金沢のヌーブルジェ・コンサートは売り切れ

ラ・フォル・ジュルネのウェブ・サイトは準備中がなくなり、いよいよ本番が迫ってきたことを感じさせます。

前夜祭や特別コンサートの情報などもアップされています。
明後日からはいよいチケットの一般販売。

ヌーブルジェ&ヴァシリエヴァのチェロ・ソナタに最後の望みをかけます。

ところで、ヌーブルジェは今回東京は5月3日、4日の出演となり、5日は金沢でショパンのピアノ独奏を1公演、シューマンのピアノ協奏曲を1公演行うことになっています。

独奏の方は、
    ショパン:ボレロ イ短調Op.19
    ショパン:ポロネーズ ハ短調 Op.40-2
    ショパン:ノクターン ト長調 Op.37-2
    ショパン:エチュード Op.10より、4,6,8,9,12
    ショパン:スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20

   
と、東京でのコンサートを凝縮したような形で行われ、ある意味うらやましいプログラムとなっています。

エチュード以外はそれほどメジャーというわけではありません。
しかし、会場が308席と小さいのと、たぶん、ヌーブルジェは金沢3回目で人気があるのか、チケットはもう売り切れてしまったようです。

金沢市アートホールは、昨年ヌーブルジェのモーツァルトを2公演聴いた思い出のホールで、懐かしいです。

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

twitter

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ