ジュジアーノの後にヌーブルジェ!?~ジュルネのウェブ・ラジオ
先日、ナントのラ・フォル・ジュルネでのフィリップ・ジュジアーノによるショパン:第2コンチェルトのウェブ・ラジオを聴いたという記事を書きました。
どうもその演奏の後に、ヌーブルジェのピアノ独奏がつづいているという情報を まゆまお様にいただきました。
http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000140
やっとこ確認したところ、確かにヌーブルジェと思しき演奏が2曲つづいていました。ウェブ・ラジオの曲目には入っていないし、フランス語のアナウンスを一生懸命聞いても、ヌーブルジェという単語が耳にはいってきません。
(よく まゆまお様はわかりましたね)
曲はどこかで聴いたことがあるなあ、と思い、またフランス語アナウンスの中で「リスト」と言っているのが聞きとれたので、探したところわかりました。
ヌーブルジェのCD「ツェルニー50番練習曲集」にはいっている、リストの「2つの演奏会用練習曲」でした。
追っかけファンと言いながら、まだまだ修行が足りませんでした。
1曲目(51分頃から):「小人の踊り」
2曲目(54分頃から):「森のざわめき」
はじめヌーブルジェであることも、リストであることもよくわからず聴いていたのですが、音色や表現がいかにもヌーブルジェらしく、聞かせます。もう目隠しして聴いてもヌーブルジェはわかるかもしれないです。
ラ・フォル・ジュルネのどこで弾かれたのかは不明。プログラムを検索かけてもでてきませんでした。もしかしてコンチェルトをやったときのアンコール?
ヌーブルジェはジュルネでもアンコールに応えますからね。
両曲とも親しみやすい曲です。
「小人の踊り」はメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」を彷彿とさせます。
また「森のざわめき」は「のだめ」で有名になったリヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」のホルンの主題とそっくりなメロディーが出てきます。
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まゆまおさま:
一度書いたはずのコメントがなくなってしまいました。
遅くなりました。
>数年前のパリ旅行で感じました。
おー、パリに行かれたことがあるのですね。
”のだめ”の影響も受けてしまい、是非行きたい都市のひとつです。
>ヌーブルジェ氏も、話すと言っても、
>フランス語の時と英語の時では、
>全然ワード数が違う気がします。
去年のサントリーの前の渋谷のタワーレコードでのミニコンサートで、彼の英語を聞きましたが、前に書いたとおり、英語ならなんとか聞き取れそうです。
>>最近フランス語のサイトを見ることが多くて
>せめて英語との二ヶ国語表示にして欲しいですが、
>意外に少ないですよね。
そういえばそうですね。
フランス語オンリーのサイトが多いです。
やはりプライドでしょうか。
でも、最近多少慣れてきて、辞書など一切ひかないのに、なんだか少し単語などが想像できるようになってきている気がしている自分にびっくりしています。
習うより慣れろですね。
>>アナウンスがわかればねえ・・・
>あの手この手を使って
>何とか解明できないものかと日々苦戦しております。
>何か判ればまたご報告します。
ぜひお願いいたしますm(_ _)m
最近やや仕事が厳しくて、時間をとりづらくなっているものですから。
>脱線ネタをひきずってしまってスミマセンでした。
何の何の、楽しませていただいています。
投稿: まいくま | 2010年2月19日 (金) 00時07分
まいくま 様
こんばんは。
何度も失礼致します…。
>>フランス人が母国語に誇りを持ってるというのは
>今はこの国際化の時代にそんなこと言っている場合
>ではないと思いますが、まだあるのでしょうか。
フランス人にとっても英語は外国語なので、
コミュニケーションツールとしてはちょっと微妙なのかな…と
数年前のパリ旅行で感じました。
ヌーブルジェ氏も、話すと言っても、
フランス語の時と英語の時では、
全然ワード数が違う気がします。
>>それはそれは怒涛のような喋り
>>を返してるのを目撃したことがあります。
>もしや、サントリーホールでは?
そうです、そうです。
お知り合いでしたか。
私はてっきり元々仏語をお解りになる方なのかと
思って羨望と尊敬の眼差しで見ていたのですが。
>最近フランス語のサイトを見ることが多くて
せめて英語との二ヶ国語表示にして欲しいですが、
意外に少ないですよね。
>そもそも、あの2曲がなぜジュジアーノの演奏の
>あとに挿入されているのかもわからないので、
>アナウンスがわかればねえ・・・
あの手この手を使って
何とか解明できないものかと日々苦戦しております。
何か判ればまたご報告します。
脱線ネタをひきずってしまってスミマセンでした。
投稿: まゆまお | 2010年2月18日 (木) 00時36分
まゆまおさま:
>ヌーブルジェ氏についてもっと知りたい!
>というモチベーションから
モチベーションってありますねえ。
外国語は仕事でもプライベートでもほとんど必要ないので、
今までは学ぶモチベーションゼロでした。
でも、ヌーブルジェ体験以来、私もフランス語か英語に
興味津々。
本当はフランス語に挑戦したいところですが、
ベースがなく大変そうなので、英語にしようかなと、
妥協しつつあるところです。
一応、ヌーブルジェは英語話しますし。
>フランス人が母国語に誇りを持ってるというのは
>よく言いますが…。
昔はよく聞きましたね。
今はこの国際化の時代にそんなこと言っている場合
ではないと思いますが、まだあるのでしょうか。
>でも、ある時フランス語で話しかけたファンの方に、
>それはそれは怒涛のような喋り
>(ハンマークラヴィーアのDVDの喋りを想像して下さい)
>を返してるのを目撃したことがあります。
もしや、サントリーホールでは?
ミニコンサートで知り合いになった方が、サントリーライブで
出だしのワンフレーズをフランス語で話しかけたら、
怒濤の返事が返ってきて「フランス語実はだめなので手紙を!」
というエピソードがあります。
>せめてホームページなどの文字情報は
>読めるようになりたいと思っております。
それはありますね。
最近フランス語のサイトを見ることが多くて(-_-;)
>どうして順番が逆になっていたのでしょうか?
そもそも、あの2曲がなぜジュジアーノの演奏の
あとに挿入されているのかもわからないので、
想像つきません。
アナウンスがわかればねえ・・・
投稿: まいくま | 2010年2月16日 (火) 20時26分
まいくま 様
こんばんは。
>フランス語、わかるのですか?
いえいえ、とんでもない、解りません。
ヌーブルジェ氏についてもっと知りたい!
というモチベーションから
フランス語に対する興味が出てきて、
ちょっとかじり掛けている程度です。
(音楽については唯々ド素人なので…)
今までは、
今どきフランス人だって、
英語通じるでしょ…
と思っていたのですが、
ル・ジョルナルド・ショパンの会場で
ルネ・マルタン氏が、
英語でしゃべり続けるファンに
「英語は解らないから、
日本語で話して、通訳してもらって」
と言っていたのを聞き、驚きました。
フランス人が母国語に誇りを持ってるというのは
よく言いますが…。
我らがヌーブルジェ氏は、
流石にそこまではないでしょうが…。
でも、ある時フランス語で話しかけたファンの方に、
それはそれは怒涛のような喋り
(ハンマークラヴィーアのDVDの喋りを想像して下さい)
を返してるのを目撃したことがあります。
会話までは到底無理でも
せめてホームページなどの文字情報は
読めるようになりたいと思っております。
>ヌーブルジェのツェルニー50番は聴く価値あると思いますよ。
>とてもツェルニーとは思えません。
きっとツェルニーに対して抱いているイメージを
覆してくれるでしょうね。
本来なら今すぐ購入すべきところですが、
ミーハーなので、コンサート会場で購入して、
サインを頂きたいと思っておりマス…。
ところで、ちょっと気になっているのですが、
「小人の踊り」→「森のざわめき」の順で放送されていましたが、
本来順番としては
1.「森のざわめき」
2.「小人の踊り」
ですよね?
どうして順番が逆になっていたのでしょうか?
投稿: まゆまお | 2010年2月16日 (火) 02時08分
まゆまおさま:
フランス語、わかるのですか?
私、3回くらいアナウンス聞いても”ヌーブルジェ”を聞き取れませんでした。
言っていれば絶対、反応できると思っていたのに、ショックです(;_;)
演奏聴いたら、すぐヌーブルジェに違いないと確信できましたが。
私もツェルニー30番で挫折したくちです。
この上、40番、50番やって、いつになったら曲弾けるのだろうかと、あまりの程遠さに嫌気がさしたものです。
今は技術的にはまだ30番レベルですが、モーツァルトのソナタを半年みっちり勉強して、音楽は「指がまわる」技術だけではないのだ、ということがわかってきたところです。
ヌーブルジェのツェルニー50番は聴く価値あると思いますよ。
とてもツェルニーとは思えません。
ヌーブルジェの魅力満載です。
でも、こんなの聴いてしまったら、レスナーはやる気なくなってしまうかもしれません。
昔、ポリーニがショパン:エチュード集のレコードを出したとき、アンドレ・ワッツが「もうショパンのエチュードなど弾けない」言ったのを思い出します。
一度に全部聴き通すのはとても厳しいですが・・・
投稿: まいくま | 2010年2月15日 (月) 23時46分
まいくま 様
こんばんは。
調べて頂きありがとうございました。
お蔭様で判明してスッキリしました。
「森のざわめき(murmure de la forêt)」の
forêt(フォレ)をFauré(フォーレ)と聞いてしまいまして、
失礼しました。
ピアノ挫折者としては、“ツェルニー”というと
あまり良い思い出がない為に
「ツェルニー50番練習曲集」を未だ聞いておらず、
お騒がせしました。
>「リスト」と言っているのが聞きとれたので
“Liszt”というワードは
私には聞き取れなかったのですが、
そもそも「小人の踊り」の後のアナウンスで
Frédéric Neuburgerと言っているのを
聞いて引っ掛かったのです…。
「森のざわめき」の後アナウンスを入れると
計3回言っています。
そうと判って聞けば確かに“Franz Liszt” とも
言ってますね。
ゲンキンなもので、自分の感覚が反応するワードと
そうじゃないワードがあるようです…。
>コンチェルトをやったときのアンコール?
それも十分考えられますが、
演奏後の拍手が入っておらず
私には聴衆の気配がしないように感じます。
もしかしたら番組の時間調整の為にかけた、
CDの演奏かもと推測していますが、
いかんせんまだ聴いていないので、
違ったらごめんなさい…。
投稿: まゆまお | 2010年2月15日 (月) 01時25分