最近のトラックバック

« 内田光子&ラトル&ベルリンフィルの「皇帝」が明日無料ネット中継! | トップページ | 【動画】ショパン:ノクターン第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2 »

2010年2月14日 (日)

内田光子 「皇帝」コンチェルト@ベルリン・フィル・デジタル・コンサート

昨晩予告したベルリン・フィルの無料の中継動画を見ました。
PCで鑑賞できる映像・音楽としては最高レベルですね。
堪能しました。

オケ:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サイモン・ラトル
ピアノ:内田光子

【プログラム】
クルターク:シュテファンの墓碑
シベリウス:交響曲第4番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」

1曲目のクルタークが結構おもしろかった。
現代の前衛音楽で、現代曲は目の前で聴く分には案外聴けると、最近よく思います。2005年に日本で初演されたとのこと。

執拗の続くギターのアルペジオ。
アップライトピアノがあったり、ホルンがマウスピースだけはずして吹いたり、スプレー缶の先にラッパがついてるような変な楽器もあったり映像的には飽きません。
音楽の方はわかりずらくはなくて癖になりそうな曲でした。

ピアノ以外は暗い私としては、シベリウス4番は初めて。
(出だしでチェロがこけたのにはビックリ!笑ってましたね)
とくかく思ったのは、ベルリン・フィルの各奏者はやはりレベル高いということ。
特に、管楽器の
うまさは出色です。
フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン・・・
うっとりしてしまいました。

休憩時間に内田光子のかなり長いインタビュー。
日本人の英語で発音はほとんど聞き取れるし、難しい単語も使っていないのに、意味は半分もわかりません。
not only ~ but alsoなんてのが聞き取れとうれしかったりしました。
いよいよ英語を勉強したくなっています。
3週間でベートーヴェンの協奏曲の全曲演奏をするんで、もう大変、とか言ってたと思います。
時折はさまれる、ラトルとのリハーサル風景では、第1協奏曲をやっていました。ほんのさわりだったのに、これが実に良かった
ヌーブルジェの演奏が隅々までしみついていて大好きになったので、これを全部聴いてみたい。

さて、後半、いよいよ「皇帝」です。
体調がいまいちで、第2楽章のとき、かなり落ちてしまったのが残念ですが、第3楽章で復活できました。
オーラありますねえ。
すばらしい。

この曲などは有名すぎて、誰でもそこそこ弾くだけに、演奏にオーラがないと私はもう飽きてしまいます。
ちょっとしたつなぎのスケールなどに「うまさ」を感じます。
まじまじと見たのは初めてで、手が大きいのにはびっくりしました。

ちょっとオケと息が合わなかったところがあったのと、微妙なタッチミスがダイレクト音だけにはっきりわかって気になってしまいました。
音楽聴かなければいけないのに、だめですねえ。

ラトルは、かなり以前たまたまテレビで見たベートーヴェンのシンフォニーとかだと、ずいぶん変わったアプローチしてましたが、コンチェルトの伴奏だと普通なのですね。

ドイツの聴衆の盛り上がり方は、本場だけに気持ちが良かった。
声もよく出すし、自然なスタンディング・オベーション。
(アメリカ人は何でもスタンディング!)
オケがいなくなってから、もう1回呼び出す。
本当に感動したのだというのが、よく伝わってきます。

日本だったら、オケが解散したとたん、「はい終わり終わり、アンコールなし」と、スーッと拍手退いてしまうところです。

見習いたいものです。

ベルリン・フィルがコンサートのネット配信を始めたのは知ってましたが、こんなにレベルの高いものだったのですね。
こういう取り組みを、日本でも早くやってほしいと願ってやみません。

« 内田光子&ラトル&ベルリンフィルの「皇帝」が明日無料ネット中継! | トップページ | 【動画】ショパン:ノクターン第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2 »

他のピアニストの記事」カテゴリの記事

コメント

Angelinaさま:

>それってとても大切ですよね!あとで思い出して、そのときの気分に浸るっていうのは楽しいものです。

一度で何度もおいしい!って感じですね。

コンサートは高いので、せめてたくさん楽しみたいです。

>自分が後で見返して、雰囲気を思い出せるようにとは書いているつもりではあります。

それってとても大切ですよね!あとで思い出して、そのときの気分に浸るっていうのは楽しいものです。

今後もレビュー楽しみにしていますので、よろしくお願い致します☆

Angelinaさま:

>自分も聴いたかのような気分に浸っています(笑)。

本当は聴くのが一番だったのでしょうが、そう言ってくださると書いている甲斐があります。ありがとうございます。

自分が後で見返して、雰囲気を思い出せるようにとは書いているつもりではあります。

Angelinaさまのブログのコンサート放送予定はとてもありがたいです。

wolverlinesさま:

>フルートメチャ巧かったです。

同感、同感!
すごかったですね。
あの音量と切れ味。

ピアノばかりでオーケストラはあまり聴かなかったのですが、
最近良さに目覚めつつあります。

ベルリン・フィルのライブなど、日本では高すぎて、
「ちょっと試しに」という程度ののりではとても聴きに行けません。
デジタル・コンサートならお手軽かもしれませんね。

こんにちは。

ベルリンフィルのライブ、時間の都合がつかなくて見逃しました・・・。残念です(泣)。

でも、まいくまさんのレビューを読んで楽しませて頂きました。まるで、自分も聴いたかのような気分に浸っています(笑)。

ありがとうございました。それでは☆

僕も数日前にネットのバナー広告で知って登録して見ました。
おっしゃるとおりに日本のオケ(特に在阪)と何が違うって管ですよね~これならシベリウスの素晴らしさがよくわかります。
フルートメチャ巧かったです。
コンチェルトに関しては同感で楽器が一切できない僕でもタッチミスがわかりましたから。

追伸:本日のコンマス樫本大進さんやないんやとおもったんですが・・よく考えたら今度の土曜日シンフォニーホールで樫本さんのリサイタルに行くんでした(笑)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1169149/33381345

この記事へのトラックバック一覧です: 内田光子 「皇帝」コンチェルト@ベルリン・フィル・デジタル・コンサート:

« 内田光子&ラトル&ベルリンフィルの「皇帝」が明日無料ネット中継! | トップページ | 【動画】ショパン:ノクターン第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2 »

twitter

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ