最近のトラックバック

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月の27件の記事

2010年2月28日 (日)

ラ・フォル・ジュルネ2010でのヌーブルジェ出演予定

昨日の記事で、今年の東京のラ・フォル・ジュルネでのショパン独奏曲の全曲演奏は2008年のル・ジュルナル・ド・ショパンのプログラムと同じと書きました。

ル・ジュルナル・ド・ショパンの記録を調べてみたら、微妙に異なっていました。
最初の2つのコンサートでヌーブルジェは「ポロネーズ ニ短調 op71-1」と 「3つのエコセーズ op72-3」「コントルダンス 変ト長調」を弾いていたのに、今回は2日の3つのコンサートには登場しないのですよね。

ワシントンからの移動で2日は無理なのでしょう。

その後の出番たぶんこうでしょう。

【5月3日】
221 ノクターン 変ホ長調 op9-2
    スケルツォ 第1番 ロ短調 op20
    12の練習曲 op10

222 演奏会用アレグロ イ長調 op46

224 ノクターン 嬰ヘ長調 op15-2
    ボレロ ハ長調 op19 

225 2つのポロネーズ op26

237 ポロネーズ ハ短調 op40-2 

248 ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)
    パリ室内管弦楽団
    ジョセフ・スウェンセン(指揮)
    シューマン:序曲、スケルツォとフィナーレ op.52
    シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54

253 タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ)
   ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)
   アルカン:ピアノとチェロのための協奏的ソナタ ホ長調op.47
   ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65

【5月4日】

321 ノクターン ト長調 op37-2

334 ワルツ 変イ長調 op42
     フーガ イ短調 (

325 ポロネーズ 変イ長調 「英雄」op53

そして、5月5日の金沢では

332 ボレロ イ短調op.19
     ポロネーズ ハ短調 op40-2 
    ノクターン ト長調 op37-2
     12の練習曲op.10より第4,6,8,9,12番
     スケルツォ 第1番 ロ短調 op20

314 ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)
     パリ室内管弦楽団
    ジョセフ・スウェンセン(指揮)
    メンデルスゾーン:交響曲第4番
                    イ長調op.90「イタリア」」
      シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54

5月3日は朝の10時15分から、なんと夜の10時30分まで、
1日7コンサートとフル稼働。
5月5日は金沢でエッセンス披露。

ルネ・マルタンは人使いが荒いかも。
ご苦労さまです。

2010年2月27日 (土)

やはりル・ジュルナル・ド・ショパンの焼き直しか~ラ・フォル・ジュルネ2010

予想通りではありました。
ショパン独奏曲の全曲演奏に関しては、2008年11月末に行われたル・ジュルナル・ド・ショパンと、たぶん、同じプログラム構成。

もちろん、演奏者のレベルは十分高いし、ルネ・マルタンのことも、ケフェレック以外の演奏者のことも、何も予備知識なしに聴いた当時と今とでは、聴く姿勢が全然違うので、同じプログラムを聴くのでも、だいぶ受け止め方が違うことになるとは思います。

でも、できれば新鮮味のあるプログラムであってほしかったという気持ちがあることは否めません。

ル・ジュルナル・ド・ショパンで聴けなかった最初のいくつかは是非聴きたいと思っています。
日本での初演奏となる、ヌーブルジェのシューマン:協奏曲と、ショパン:チェロ・ソナタも当然聴きたいです。

チェロ・ソナタが倍率高そうなので、やや不安です。

一度聴いたものについては悩みます。
あの時一番感動したポロネーズの4番をもう一度聴くか、それともメジャーな英雄ポロネーズを聴くか?
1番、2番のポロネーズも素晴らしかったし、演奏会用アレグロも良かった。
って、そんなことを言っていたら結局全部になってしまう。

そして、ヌーブルジェ以外にも聴いてみたいプログラムがたくさんあるので、しばらく悩みそうです。
知っているところでは、ポゴレリッチ、コロベイニコフ、河村尚子、マンゴーヴァ、イム・ドンヒョクなど。
その他、まだ名前を知らないアーティストも多数。
知らないアーティストの中にもどんなお宝演奏が隠れているかわかりません。

それにしても、本当にショパンばかり
ラ・フォル・ジュルネの前後にもたくさんショパンを聴くので、こんなに集中してショパンばかり聴くのは、大げさながら人生最初で最後かもしれません。

2010年2月26日 (金)

ラ・フォル・ジュルネ、プログラム発表!~ヌーブルジェは3日間

やっとプログラムが発表されました!

ヌーブルジェは、

   5月3日、4日  東京

   5月5日     金沢

に出演です。

これからじっくり作戦会議。

2010年2月25日 (木)

金沢、新潟、琵琶湖はないか、ヌーブルジェ~ラ・フォル・ジュルネ発表秒読み

いよいよラ・フォル・ジュルネのプログラム発表も秒読みです。
というか、記者発表はもうなされているので、知りうる立場にないだけですが。

東京のサイトにはまだほとんど情報が掲載されていないのに、金沢、新潟、琵琶湖のサイトには演奏者情報などがどんどん掲載されています。
メイン会場は秘密主義ということでしょうか。

今日現在サイトに公開されている情報では、金沢、新潟、琵琶湖のラ・フォル・ジュルネに、ヌーブルジェは出演する予定はないようです。

新潟については、ケフェレック、エル=バシャ、ジュジアーノ、マンゴーヴァといった、ラ・フォル・ジュルネ常連ピアニストが出演すると掲載されているものの、ヌーブルジェだけはなし。

ヌーブルジェは東京に集中するようです。

チケット先行販売は抽選になりました。
まあ公平といえますが、熱烈ファンとしては、行きたい公演に行けない可能性が増えたので、あまりありがたくはありません。

もっとも、先着順で平日受付けされたら、働いていない人には絶対かなわないので、しかたない。

それはともかく、情報の公開が待ち遠しいです。

2010年2月23日 (火)

フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ リサイタル@東京文化会館小ホール

ヌーブルジェ以来、久々の大ヒットでした。
興奮と楽しさにあふれた一夜。

フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ のピアノ
リサイタルを東京文化会館小ホールで聴いてきました。

1981年ルクセンブルク生まれで今年29歳になる、日本ではまだマイナーな若者。ロマン派の曲は弾かないと言い、バッハ以前の曲や、近現代、はてはテクノミュージックの活動もしているという、やや風変わりで多彩な才能の持ち主。

シュリメのバッハは、古典的な様式感・表現形式とモダンでグルーヴィーな感覚をとても高い次元で融合した素晴らしいものでした。

日本では大騒ぎされていないけれども、大変な才能をもったアーティストが世界にはまだまだたくさんいるのだということを、またもや思い知りました。

オール・バッハ プログラム
【前半】
1.コラール前奏曲「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV622(ナウモフ編曲)
2.フランス組曲 第4番 変ホ長調 BWV815
3.パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826

【後半】
4.4つのデュエット BWV802~BWV805
5.フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV817
    (プレリュードに平均律第1集第5番 ホ長調)
   
【アンコール】
6.ギボンズ :(曲名調査中)
7.シュリメ:オリジナル曲

ゆっくりとした足取りで登場したシュリメは、ノータイでダークのスーツに身を包む。
コラール前奏曲がゆっくり始まる。
編曲ものなので、ペダルは使用し、しっとりとしながらもかなりの集中を保つ。
フランス組曲第4番のプレリュードの意味で置いたのか、間髪をいれずにアルマンドに入る。

ここから先は、両足とも床にしっかりとつけ、つまり、ダンパーペダルもソフトペダルも使わずに、指のコントロールだけで様々なアーティキュレーション(音の表情)を表現してみせました。多少、補助的にペダルを使うのかと思っていたら、とうとう、アンコールのギボンズまで ただの一度もペダルに足をかけない

フランス組曲第4番のアルマンドは、ロマン派の曲を先取りするように、とても流麗に書かれており、ペダルで響かせながら弾いても違和感のない曲であるのに、シュリメはクラシカルな表現に徹し、楽譜どおりの音の保持によって、響きを演出します。
ノンペダルなのに、音のエッジは柔らかくそがれ、その音色は甘く優しく切ない
なんとオシャレで素敵なことでしょうか。
スタンウェイのピアノから、こんなに優しい響きを取り出すピアニストは初めてです。

そして、時折ふと見せるアゴーギク(テンポの揺れ)、普通は埋もれがちの旋律を特別目立たせたり、リピートしたときに付点のリズムに変えたり、それでいてナチュラルでこれ見よがしでなく、実に飽きさせない新鮮な演奏。

パルティータ第2番。ペダルで響かせない分、装飾で華麗な演出。
テクニックを誇示せず、決して激さず、ソフトでメローなタッチと落ち着いたテンポながら、タテノリ感がある。ブラボーと叫ばないわけにはいきませんでした。

後半最初のデュエットは、ほとんど初めて聴く(実はリヒテルのCDで一度は聴いていたのにほとんど忘れていた)曲であったにもかかわらず、演奏にぐいぐい引き込まれてしまう。
良い曲だなあ、と思わせる。

ラストのフランス組曲第6番。あれ、平均律のプレリュード? 曲目変更か、と思ったら、フーガにはいらず、6番のアルマンドが始まる
後で調べたところ、そのような筆写譜があるという。

この6番がまた良かった。
生き生きとしたリズムのアルマンド。快速のクーラント。
相変わらずノンペダルながらしっとりのサラバンド。リピートではよりデリケートに装飾も華麗。
ガヴォットやメヌエットは焦らない。
ジーグはめくるめく旋律の入れ替わり。実に楽しく、飽きない。

アンコールのギボンズ。もしかしたらグールドあたりが弾いたのかもしれません。バッハを先取りするような、シンプルながら洗練された音楽。

そして締めはシュリメのオリジナル曲
変拍子ではないのですが、ジャズの名曲「テイク・ファイヴ」を彷彿とさせる独特のリズムによる伴奏の旋律が、最初から最後まで一貫して、執拗につづく。
その伴奏のうえに、シンプルなで現代的な単旋律が乗る。
ディナーミク(音の強弱)の大きな変化。しかし、大きくなってもやはりシュリメは激さない。叩かない。
途中、ダンパーペダルを徐々に踏み出し、音楽が盛り上がり、これで大団円かと思いきや、またもやノンペダルのピアノに戻っていく。
ずっと同じようなリズムと旋律が続くのに、妙に後を引く、面白い世界でした。

特別奇をてらったり、超絶技巧を誇ったりといったことをしないのに、魅力にあふれていて、シュリメの演奏には強烈に引き込まれてしまいました。
一流の個性を持ったオーラのあるアーティストであると言えましょう。

リサイタルの案内パンフレットに「バッハ~グールド~シュリメ」などと書かれており、この手の宣伝は、話半分くらいに思っている方が無難なものです。
しかし、シュリメに関しては、あながちこの宣伝は誇大ではないと、リサイタル後には感じました。

それくらい、インパクトのあるリサイタルでした。

2010年2月21日 (日)

「ラ・フォル・ジュルネ琵琶湖」公式サイトオープン

今まで情報があまりなかった琵琶湖でのラ・フォル・ジュルネ
19日に公式サイトがオープンし、概要が明らかになりました。

http://lfjb.biwako-hall.or.jp/

テーマは

「ショパンとモーツァルト」

また変えてきましたね。

出演者情報がすでに掲載されました。ちなみに、アンヌ=ケフェレックが出演します。

東京の出演者情報は今のところ全くなし。

金沢と新潟は出演者情報が掲載されています。
全部かどうかはわかりません。

金沢でのピアノ演奏者は今のところ

  ・宮谷理香 ・菊池洋子

ヌーブルジェの名前はありません。

新潟にはピアニストの情報はありません。

2010年2月20日 (土)

シフ来年の来日リサイタルは平均律か?!~「音楽の友」3月号から

ウィーン・フィルのCDの話は間があいてしまったので、またにします。

「音楽の友」3月号の「海外レポート」のドイツ編で、アンドラーシュ・シフ「バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻」全曲を演奏した記事が載っていました。

シフは来年来日が決定しています。
そのプログラムを示唆するものかもしれません。

記事の中で注目したのが「全曲にわたって一度もペダルを踏まなかった」「彼がこの音色と響きを、指のアーティキュレーションだけで作り出している」というくだり。

前回の来日でフランス組曲を弾いたときも、両足はそろえてしっかり床に置き、微動だにしていなかったのが印象的でした。
本人ももちろん、意識的に「バッハはペダルを踏まない」と述べています。

去年の内田光子もそうでした。

踏まなくても、多彩な音色や響きを作り出せると自信のある者だけがなし得るアプローチなのでしょうか。

グレン・グールドがほとんど踏まないのはまた違った意味合いだとは思います。彼はピアノの響きにはあまり関心がない。

ヌーブルジェはまあまあ踏みます。でも抑え気味だと思います。

※去年聴いたセルゲイ・シェプキンは、ほぼ踏みっぱなし。それはそれで、また面白かった。

ツィメルマンはかなり踏みます。でも非常に微妙に踏み換えていて、シェプキンとはまた違った響きの世界を表現していました。

ジャン=マルク・ルイサダは、ショパンのごとく踏んでいました。

ボリス・ベレゾフスキーはチャイコフスキーのごとく踏んでいました。

ポリーニはCDを聴く限り相当踏んでいる気がします。

2010年2月17日 (水)

CDつきマガジン「ウィーン・フィル魅惑の名曲」

最近、ようやくオーケストラの良さに目覚めてきたので、たまにはオーケストラのコンサートにいこうかという気になっています。

ただ、まったく知らない曲をいきなり聴きにいくと、よほどわかりやくて覚えやすい曲でもないかぎり、ぼやけた印象した残らないので、大枚はたくのにもったいない。
そこで、ある程度、CDを聴いたりして予習していった方が、ライブ当日の感激が大きくなるので、できるだけそうしてはいます。

そういうことでもないと、オーケストラ演奏のCDをすすんで買って聴くことはあまりありません。
なんと言ってもピアノ優先で、しかも、そのピアノ演奏のCDでさえ、まだまだ聴きたいものが山ほどあって、順番にそろえていくのは大変なことだからです。

たまたま、最近CDつきマガジンの「ウィーン・フィル魅惑の名曲」というCD1枚つきの雑誌がシリーズで発売されていることを知りました。
各週発行で全50巻。1巻1190円。

CDに解説雑誌がついての1190円は安いので、体系的にオーケストラ演奏を聴くには良いと思い、少し心が動きました。

【つづく】

2010年2月16日 (火)

【動画】リスト:ピアノ協奏曲第1番(第1楽章)

連続ヒット。

こちらはナント・ラ・フォル・ジュルネとしっかり書いてあります。
2010年1月28日。

素晴らしい!ピッタリです。
やはりヌーブルジェはリストの再来というべきか!?
来日コンサートの2番も期待できます。

【動画】ショパン:ノクターン第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2

久々にヌーブルジェの動画を発見しました。

2010年1月28日とありますので、ナントのラ・フォル・ジュルネがらみでしょうか。

Op.15-1はさんざん聴いてきましたが、15-2は初めてです。
やや早めのテンポ。
中間部の盛り上がりがすばらしい。

2010年2月14日 (日)

内田光子 「皇帝」コンチェルト@ベルリン・フィル・デジタル・コンサート

昨晩予告したベルリン・フィルの無料の中継動画を見ました。
PCで鑑賞できる映像・音楽としては最高レベルですね。
堪能しました。

オケ:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サイモン・ラトル
ピアノ:内田光子

【プログラム】
クルターク:シュテファンの墓碑
シベリウス:交響曲第4番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」

1曲目のクルタークが結構おもしろかった。
現代の前衛音楽で、現代曲は目の前で聴く分には案外聴けると、最近よく思います。2005年に日本で初演されたとのこと。

執拗の続くギターのアルペジオ。
アップライトピアノがあったり、ホルンがマウスピースだけはずして吹いたり、スプレー缶の先にラッパがついてるような変な楽器もあったり映像的には飽きません。
音楽の方はわかりずらくはなくて癖になりそうな曲でした。

ピアノ以外は暗い私としては、シベリウス4番は初めて。
(出だしでチェロがこけたのにはビックリ!笑ってましたね)
とくかく思ったのは、ベルリン・フィルの各奏者はやはりレベル高いということ。
特に、管楽器の
うまさは出色です。
フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン・・・
うっとりしてしまいました。

休憩時間に内田光子のかなり長いインタビュー。
日本人の英語で発音はほとんど聞き取れるし、難しい単語も使っていないのに、意味は半分もわかりません。
not only ~ but alsoなんてのが聞き取れとうれしかったりしました。
いよいよ英語を勉強したくなっています。
3週間でベートーヴェンの協奏曲の全曲演奏をするんで、もう大変、とか言ってたと思います。
時折はさまれる、ラトルとのリハーサル風景では、第1協奏曲をやっていました。ほんのさわりだったのに、これが実に良かった
ヌーブルジェの演奏が隅々までしみついていて大好きになったので、これを全部聴いてみたい。

さて、後半、いよいよ「皇帝」です。
体調がいまいちで、第2楽章のとき、かなり落ちてしまったのが残念ですが、第3楽章で復活できました。
オーラありますねえ。
すばらしい。

この曲などは有名すぎて、誰でもそこそこ弾くだけに、演奏にオーラがないと私はもう飽きてしまいます。
ちょっとしたつなぎのスケールなどに「うまさ」を感じます。
まじまじと見たのは初めてで、手が大きいのにはびっくりしました。

ちょっとオケと息が合わなかったところがあったのと、微妙なタッチミスがダイレクト音だけにはっきりわかって気になってしまいました。
音楽聴かなければいけないのに、だめですねえ。

ラトルは、かなり以前たまたまテレビで見たベートーヴェンのシンフォニーとかだと、ずいぶん変わったアプローチしてましたが、コンチェルトの伴奏だと普通なのですね。

ドイツの聴衆の盛り上がり方は、本場だけに気持ちが良かった。
声もよく出すし、自然なスタンディング・オベーション。
(アメリカ人は何でもスタンディング!)
オケがいなくなってから、もう1回呼び出す。
本当に感動したのだというのが、よく伝わってきます。

日本だったら、オケが解散したとたん、「はい終わり終わり、アンコールなし」と、スーッと拍手退いてしまうところです。

見習いたいものです。

ベルリン・フィルがコンサートのネット配信を始めたのは知ってましたが、こんなにレベルの高いものだったのですね。
こういう取り組みを、日本でも早くやってほしいと願ってやみません。

2010年2月13日 (土)

内田光子&ラトル&ベルリンフィルの「皇帝」が明日無料ネット中継!

明日バレンタインの2/14(日)19:00から、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会の無料動画配信があります。

内田光子がベートーヴェンの「皇帝」コンチェルトを弾きます。

オケ:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サイモン・ラトル
ピアノ:内田光子

【プログラム】
クルターグ:シュテファンの墓碑
シベリウス:交響曲第4番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」

なぜかドイツ銀行のサイトにあります。

http://219.94.144.138/dchdb/#/topstageOpened

個人情報を登録する必要があります。
(銀行から広告メールが来るのでしょうか?)

(友人からの情報でした)

プラメナ・マンゴーヴァ@ナント・ラ・フォル・ジュルネ(ウェブ・ラジオ)

アンナ・ヴィニツカヤを聴いてプラメナ・マンゴーヴァのことを思い出したので、ナントのウェブ・ラジオを聴いてみました。

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000147

マイクでひろったダイレクト音も、去年ライブを聴いた時と同様柔らかく、豊かで叙情的です。とても良い雰囲気。

モシュレスはなんでもショパンに練習曲の作曲を依頼した(3つの新練習曲)といういわれの作曲家・ピアニストだそうです。
ショパンの曲と比べてしまうと、やはりそれなりだなという感じです。

ショパン:エチュードOp.25-7(ラジオのプログラムではノクターンとなっていますが、違います)とバラード第1番は昨年ライブで聴いたのと同じ曲でした。まだそれほど日がたっていませんから、印象はもちろん同じ。

「らしい」演奏だなぁ。
実にロマンティックであるけれど、ベタベタしていなくて、エレガントで素敵です。

リスト:ペトラルカのソネット第3番。ヌーブルジェのライブ動画以来、何か聴きましたが、だんだん気に入ってきました。マンゴーヴァの演奏はやはり豊かで大きくオシャレ。ヌーブルジェでももう一度聴いてみたいです。音質もアプローチもマンゴーヴァと全然違うので同じ曲には聞こえないかもしれません。
メフィスト・ワルツも去年聴いたとおりで、相変わらずグリッサンドは華麗。

アンコールはショパン:ノクターン第20番(遺作)。最近私もほぼ弾けるようになった「レント・コン・グラン・エスプレシオーネ」です。やや早めのテンポで、これもまあ、ルバートかけまくり、歌いまくる。去年から何回かライブで聴いてますが、一番ロマンティックでしょう。バラードといい、ショパンに対するアプローチは徹底していますね。

ルネ・マルタンが選んでいるラ・フォル・ジュルネの常連ピアニストたちは、皆すばらしいレベルにあるのだということを改めて実感しました。

ジュジアーノの後にヌーブルジェ!?~ジュルネのウェブ・ラジオ

先日、ナントのラ・フォル・ジュルネでのフィリップ・ジュジアーノによるショパン:第2コンチェルトのウェブ・ラジオを聴いたという記事を書きました。

どうもその演奏の後に、ヌーブルジェのピアノ独奏がつづいているという情報を まゆまお様にいただきました。

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000140

やっとこ確認したところ、確かにヌーブルジェと思しき演奏が2曲つづいていました。ウェブ・ラジオの曲目には入っていないし、フランス語のアナウンスを一生懸命聞いても、ヌーブルジェという単語が耳にはいってきません。
(よく まゆまお様はわかりましたね)

曲はどこかで聴いたことがあるなあ、と思い、またフランス語アナウンスの中で「リスト」と言っているのが聞きとれたので、探したところわかりました。

ヌーブルジェのCD「ツェルニー50番練習曲集」にはいっている、リストの「2つの演奏会用練習曲」でした。
追っかけファンと言いながら、まだまだ修行が足りませんでした。

1曲目(51分頃から):「小人の踊り」

2曲目(54分頃から):「森のざわめき」

はじめヌーブルジェであることも、リストであることもよくわからず聴いていたのですが、音色や表現がいかにもヌーブルジェらしく、聞かせます。もう目隠しして聴いてもヌーブルジェはわかるかもしれないです。

ラ・フォル・ジュルネのどこで弾かれたのかは不明。プログラムを検索かけてもでてきませんでした。もしかしてコンチェルトをやったときのアンコール?
ヌーブルジェはジュルネでもアンコールに応えますからね。

両曲とも親しみやすい曲です。

「小人の踊り」はメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」を彷彿とさせます。

また「森のざわめき」は「のだめ」で有名になったリヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」のホルンの主題とそっくりなメロディーが出てきます。

2010年2月11日 (木)

東京ラ・フォル・ジュルネの今後の予定

早、ゴールデンウィークに行われる、日本のラ・フォル・ジュルネの開催にむけたスケジュールがだんだんつまってきます。

昨日来たメルマガによると、

***********************

  2月19日(金)チケット先行販売方法発表

  2月23日(火)記者発表会・プログラム発表会

  2月下旬 公式サイトに公演プログラム・アーティスト情報が掲載される。

  3月12日(金)~20日(土)フレンズ先行チケット販売。

  4月3日(土)チケット一般販売

***********************

先行販売がどういう方法になるかまだわかりません。
抽選的な要素がでるのでしょうか。
もし早いもの勝ちだとしたら、先行販売は金曜日からですから、勤め人には著しく不利です。

不利だろうが、なんだろうが、ベストをつくすしかないです。

ヌーブルジェを追いかけ早1年

ちょうど1年前の今日、このブログを立ち上げました。

その前年、2008年秋のル・ジュルナル・ド・ショパンでヌーブルジェを聴いた興奮がなかなか忘れられず、とりあえずその興奮を形に残すべく、ル・ジュルナル・ド・ショパンの鑑賞記録を書こうと思い立ったが始まりでした。

その後のヌーブルジェを追いかけた濃い日々を振り返ってみます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まず2009年2月に大植英次:大阪フィルとのモーツァルト・ジュノム・コンチェルトを聴く。キレキレショパンから想像していたのとは違う、ソフトなヌーブルジェの一面を知る。
この日のマーラー5番の演奏は、後に大騒ぎを起こすユニークなものだった。

5月、東京のラ・フォル・ジュルネが待ちきれず、金沢に飛んでしまう。
金沢は人が少なく、ヌーブルジェとも最接近。
大好きなモーツァルトのソナタをたくさん聴けて満足。
ヌーブルジェはアンコールでバッハのイタリア協奏曲を弾く!

金沢からヌーブルジェと同じ日程で東京にとんぼ帰り
今度は朝から晩までバッハ漬け。
ヌーブルジェのトランスクリプション・コンサートで度肝を抜かれる。
無料の野外演奏やそこでの小曽根真との突然のジャズ・セッションがあったりして堪能。

6月、準・メルクル:NHK交響楽団とベートーヴェンの第1コンチェルト。音響はイマイチだったが、実に新鮮なベートーヴェン。カデンツァが圧巻

リサイタルの前に、渋谷タワーレコードで、思わぬミニコンサート。至近距離での演奏を体験。聴衆わずか10名ちょい。他のファンの方と知り合いに。

昨年のメイン、サントリーホール・リサイタル
バッハ/ブラームス:シャコンヌ、ブラームス:第2ソナタ、ベートーヴェン「ハンマークラヴァーア・ソナタ」という、重いプログラムながら、心に迫る名演奏。
しばらく打ちのめされた。

7月、N饗とのベートーヴェン第1コンチェルトがBSで放映される。
音響の悪かったライブと打って変わって、ヌーブルジェらしい明るくキレのある音色を楽しめた。

9月、今度は地上波で放送。ブログのカウンターが猛烈にあがる。

12月、いろいろと最近の動画がアップされた。
聴いていない曲も多く、ヌーブルジェの豊富なレパートリーを知る。

2010年1月、いよいよナントでラ・フォル・ジュルネ開幕。
ル・ジュルナル・ド・ショパンの再現。
ヌーブルジェの表現にやや変化が現れる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とまあ、コンサートを聴けたのは6月までだったのですが、何でも記事にしてしまい、年間280本ほど書きました。
何事も地道に継続するのが苦手な私としてはよく続きました。

今年はあと2月ちょっとで、またヌーブルジェに再会でき、7月頃まではウキウキ楽しめます。

パソコンの環境も大いに改善したので、気を取り直してブログも続けたいと思っています。

2010年2月10日 (水)

アンナ・ヴィニツカヤ ピアノリサイタル@日経ホール

ロシア生まれの26歳。2007年に世界の3大ピアノ・コンクールのひとつ、エリザベート王妃国際ピアノ・コンクールで優勝したアンナ・ヴィニツカヤのリサイタルを聴いてきました。

そのエリザベートで2位だったのが、ラ・フォル・ジュルネで活躍し、去年リサイタルを聴いて気に入ったプラメナ・マンゴーヴァです。果たして優勝したヴィニツカヤはどうなのか、興味津々でした。

【前半】
J.S.バッハ:パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
ラヴェル:ソナチネ

【後半】
ムソルグスキー:展覧会の絵

【アンコール】
ドビュッシー:「映像」第1集から「運動」

前半はオシャレ感が要求される曲、後半は激しさや暗さ満杯の曲。
ヴィニツカヤのスタイルは後半のプログラムにドンピシャでした。

最初のバッハ、かなりしっかりしたタッチで、ぐいぐい進む。
タッチは軽やかではなく、強靭。
弾きだしてすぐ、この人はエレガント系というよりは、テクニカル系だなと感じました。

あまり良い響きの雰囲気が出ないホールのせいもあってか、強打する音がやや雑に聞こえ、バッハについてはやや物足りなかったでしょうか。もっとも、クーラントなど技巧的な部分になると、俄然、生き生きしてリズム感も良かった。
ジーグはもっと暴れてもよかった気がする。なぜかジーグだけリピートなしでした。

ラヴェルでは少しタッチを柔らかめにしてきましたが、ゆっくり聞かせるところより、やはり力強くテクニックでぐいぐい押すところの方が上手です。

最近、エレガントでデリケートでディテールの作りこみの深い演奏家をたくさん聴いてきたので、ヴィニツカヤはそういう演奏家とはちょっと違う特徴をもっていると思いました。
そして、前半のプログラムについては、その特徴があまりそぐわないかな、というのが正直なところでした。

それに対して、後半の「展覧会の絵」は壮絶でした。
ムソルグスキーの振幅の激しい音楽を、恐るべき集中力で見事に演奏しきった。彫りの深い顔立ちでそもそも目に影ができるのうえに、激しい曲想に向かい合っているときの表情は凄みがあって、ちょっと怖いくらいでした。

特にすごかったのが、その強靭なタッチと音量と低音部の迫力。そして、同じロシア生まれのメジューエワに通じるような、深い情念のようなもの。

やはり「ロシア人」と思わせる演奏でした。

高音部の細かいパッセージについても、決して軽やかでなく、太め強めのかなりアクの強いものでした。

「展覧会の絵」は相当得意なのだろうな。

アンコールのドビュッシーのテクニカルなところが、また彼女にはピッタリ。

前半を聴いたときは、なぜ、あの音楽的にすばらしいマンゴーヴァがヴィニツカヤに敗れたのかわからなかったのですが、後半を聴いて納得。
マンゴーヴァとは間逆の特徴を出して勝ったのだということがわかりました。
でも、審査はもめただろうなぁ、と思います。正反対の個性を持つ名手2人。好みも分かれただろうと想像してしまいました。

今の私の好みからいうと、マンゴーヴァですかね。
今日の「展覧会の絵」のような演奏も面白いし、嫌いではないですが、「クラシカル」という面からすると。

でも十分アバンギャルドなヌーブルジェには夢中なのですから、いい加減なものです。

※6時半開演というのは、勤め人には辛いです。

※日経ホールは音は出るのだけれど、なんだか雰囲気に乏しいです。音楽専用ホールではないのでしかたないとはいえ。

※ヴィニツカヤは舞台上ではとても堂々と大きく見えたのが、サイン会で見た姿はそれほど大きくなく、むしろ後ろ姿などは華奢なくらいで、意外でした。

※ファンケルがスポンサーで、休憩時間に無料でお茶が飲めました。

2010年2月 9日 (火)

パソコン入れ替え、とりあえず完了

何とか新しいパソコンでネットの環境ができました。

まだまだやることがたくさんあって、ブルーです。

しかし、ウェブでサイズを確かめずに買ったPCは大きすぎた・・・

2010年2月 8日 (月)

新潟ラ・フォル・ジュルネの開催概要

新潟で開催されるラ・フォル・ジュルネの開催概要が公式サイトに発表されました。

テーマ:ショパンとバロック

日 程:2010/4/305/1

会 場:りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)

    【コンサートホール/劇場/能楽堂】

    新潟市音楽文化会館/燕喜館ほか

公演数:3040公演(予定)

微妙にテーマを変えていますね。

2010年2月 7日 (日)

ナント・ラ・フォル・ジュルネのウェブ・ラジオ聴取期限

すばらしいコンテンツを提供してくれている、ラジオ・フランス。

ナントのラ・フォル・ジュルネのコンサートの模様を相当数、ウェブで提供してくれています。まだアーカイブで聴けます。ありがたいことです。

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/index.php?reecoute=1

しかし、残念ながら、掲載期限は2月28日のようです。

聴き逃していらっしゃる方はお早めに。

東京でのラ・フォル・ジュルネのチケット選びに一役買うことは請け合いです。

フィリップ・ジュジアーノのショパンの第2コンチェルト@ナント・ウェブ・ラジオ

今日はネットカフェからです。
ジュジアーノのナント・ラ・フォル・ジュルネでの演奏を、ウェブ・ラジオで聴いてみました。

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000140

一昨年秋のル・ジュルナル・ド・ショパンで聴いたジュジアーノは、あの日登場した6人の中ではもっとも音が小さく、デリケートでした。

ヌーブルジェのキレキレブリリアント演奏と、ケフェレックの艶艶演奏にしびれていた私には、ジュジアーノの演奏はやや迫力不足で印象も薄く感じてしまったものです。

その後、ピアノのレッスンを1年近くやって、みっちり本場仕込みのクラッシックを学んできたら、少し音楽の捉え方が変わってきました。
びっくりするような超絶テクニックのみが良い演奏というわけではない。

逆に、テクニック先行のピアニストには、音楽的にはどうなのか、という印象を感ずるようになりました。辻井信行が優勝したヴァン・クライバーンのファイナリストの中国人や韓国人などに感じました。

ジュジアーノの第2コンチェルトは、一昨年の印象と同じく、おとなしく、奇をてらわず、じっくり聴かせる演奏です。ハッとびっくりするようなことは少ないけれど、安心して身をゆだねていられる。そんな感じです。

たぶん、音が小さく、デリカシーにはあふれていたというショパン本人の演奏も、こんなだったのでは、と思わせます。
そういえば、ジュジアーノこそ、ショパンの再来、と地元では言われている、ということを何かで読みました。
これはヌーブルジェ再来説(たぶん、日本向けのプロモーション)よりはずっと共感できます。

ヌーブルジェは、もちろん音楽的な表現力も豊かですが、17、18歳ころの演奏、特にネットの動画で見られるエチュード系の曲(リストやストラヴィンスキー)だとか、ベートーヴェンのソナタあたりは、やはりまだテクニック先行だなと多少は感じます。ただ、ショパンについては、やけに新鮮で、エチュード集とオーベル・シュル・オワーズでのライブ演奏は10代の頃のものでありながら、すばらしい個性だと思います。

そして、20歳を過ぎた、2007年のサントリー以後くらいからは、どんどん進化してきているように思います。

2010年2月 6日 (土)

アンドレイ・コロベイニコフ@ラ・フォル・ジュルネ(ナント・ウェブ・ラジオ)

時間がとれないのとPCが故障中のため、せっかくのナント・ラ・フォル・ジュルネの動画やラジオがなかなか鑑賞できません。

今晩はやっと鑑賞できる環境があったので、コロベイニコフのウェブ・ラジオを聴いてみました

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000150

うまいなぁ。

マズルカはまだ私の中で完全に消化しきってないのですが、左手のリズム感が”らしい”です。

幻想即興曲
レスナーにはお手本にできそうな演奏です。
中間部にちょっと変わった感じのリズムがありました。
もしかしたら、見慣れた古い楽譜とは違うのかもしれません。

第2ソナタ

《第1楽章》
切迫してスピーディーな第1主題。
いい感じです。
ぐっと表情とスピードを変える第2主題。
とても叙情的。
だんだんアッチェランドして展開部につなぐのがナチュラル。

展開部のスケルツォ風の和音連打はスケールが大きい。

第2主題の再現でまたぐっとテンポを落とし歌う。

《第2楽章》
スタッカートを強調してスケルツォらしい。
トリオはまたゆっくり歌う。
再現部、豪快な和音連打と優しい曲想の対比みごと。
技術的にも不安がない。

《第3楽章》
有名な葬送行進曲。
おっ遅い!行進している人たちの足取りは重く、皆、背を丸め、首をうなだれているようだ。
たぶん、今まで聴いた中で一番遅いのでは?
でも、なんだか説得力がある
トリオも同じ超スローテンポ。集中を要します。結構きつい。
再現部はピアノでの入り。ポリーニとは違います。テンポ同じ。
すぐクレッシェンドしてすぐ目の前を行進が通過しているよう。
終結に向けた第2主題、一気に音量を落とし、テンポもさらに落とす。
死んだように終わるが、間髪を入れずに最終楽章へ。

《第4楽章》
ニュアンス豊かで響きの中にもメロディーがわかる。
最後、ヌーブルジェばりに一呼吸入れて、2つの和音。
格好良い!

いやー、お見事。すばらしい!
あんなに行進の情景が浮かぶ葬送行進曲は初めてです。

アンドレイ・コロベイニコフ、やはり良い。
ヌーブルジェの良きライバルですね。

2010年2月 5日 (金)

パソコン故障につきしばらく書けないかも

自宅のXPパソコンが故障してしまいました。

しばらくディープな情報は書けないかもしれません。

危ないとは思っていたものの、プッツリ電源が落ちてしまうとは・・・
PC歴長いですが、こんなの初めてです。

たぶんHDDは大丈夫なので、データは利用できるとは思いますが、面倒くさい。新しいWIN7マシンを購入して立ち上げるのも面倒くさい・・・
悪評のVISTAをとばせたのはせめてもの救い。

しかし、買い換えのたびに、PC引っ越しが苦痛です。

2010年2月 3日 (水)

【動画】小菅優のメンデルスゾーンピアノ協奏曲第1番@ナン

日本の小菅優がメンデルゾーンを弾いています。
(前半はエンゲラー&ベレゾフスキーの連弾)

http://plus7.arte.tv/fr/1697660,CmC=3047506,scheduleId=3040234.html

何度か聴きましたが、まだよく知っている曲のリサイタルを聴いていないので、まだコメントは控えておきます。

ナントのヌーブルジェ動画は今が見どき

ナントの熱狂は終わりました。
arte.tvというサイトで、ヌーブルジェの動画がアップされ、まだ見ることができます。

期間中はアクセスが相当集中していたようで、かなりつながりが悪く、動画もスムーズではありませんでした。

今、見ると、まあまあスムーズに見ることができます。

●ショパン:ノクターン2番、スケルツォ1番、エチュードOp.10全曲
ケフェレックとエル=バシャの演奏もあるオリジナル・バージョン。

http://liveweb.arte.tv/fr/video/L_oeuvre_pour_piano_de_Chopin__avec_Anne_Queffelec__Abdel_Rahman_El_Bacha_et_Jean-Frederic_Neuburger/

●ショパン:エチュードOp.10全曲のみ抜き出した、別バージョン。
こちらの方が、より動画がスムーズで見ていてストレスがありません
お勧めです。

http://plus7.arte.tv/fr/1697660,CmC=3047510,scheduleId=3040242.html

※この日のヌーブルジェは、技術的な調子はあまりよくなかったようですね。だいぶミスをしています。
日本で今までに私が聴いた演奏は、ほとんど完璧無比だったので、ややびっくり。

※前に、どこかでヌーブルジェのことを「ショパンの再来」とか表現していましたが、ショパンに関する本をいろいろ読むにつけ、それは合っていないとの思いが強くなります。
ショパンは、絶対ヌーブルジェのようなキレキレ演奏はしていなかったはず。
ヌーブルジェはむしろリストタイプだと思います。

●オムニバス式の別バージョン。リストの連弾が入ってます。

ケフェレックのノクターン1番
エンゲラー&ベレゾフスキーのリストのハンガリー狂詩曲(4手用)
ヌーブルジェのノクターン2番
エル=バシャのノクターン3番

http://plus7.arte.tv/fr/1697660,CmC=3047516,scheduleId=3040254.html

2010年2月 2日 (火)

まだ聴けるナント:ラ・フォル・ジュルネのウェブ・ラジオ

持つべきものは読者。
まゆまおさま からの情報で、じっくり聴くことができそうです。

【ヌーブルジェが登場する番組】

「エコセーズ」「コントルダンス」「ワルツ」
http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000171

「ポロネーズ1番、2番」
http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000154

「ポロネーズOp.71-1」
http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000142

【その他私が聴いてみたい番組】

エル=バシャが、バッハとショパンのプレリュードを交互に10曲づつ弾く企画。
http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000148

アンドレイ・コロベイニコフの本格的リサイタル
「マズルカOp.24-4、30-2、30-3、33-4」
「幻想即興曲」「ソナタ第2番」

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000150

フィリップ=ジュジアーノのコンチェルト
演奏会用ロンド「クラコヴィアク」ヘ長調 Op.14
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21      

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000140

プラメナ・マンゴーヴァの多彩なリサイタル
「モシュレス」「ショパン:ノクターンOp.27、バラード1番」「パガニーニ-ショパン」「リスト:ペトラルカのソネット3番、メフィストワルツ1番」

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000147

エル=バシャによるコンチェルトなど
「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」
「ピアノ協奏曲第2番」

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000172

懐かしきデジュー・ラーンキによるリストリサイタル
(面倒なので原文のママ)
Unstern!
En Reve
Elegie n°1
Mephisto-Valse n°4
Impromptu
Sancta Dorothea
La Lugubre Gondole n°2
Chant du berceau
Romance "Oh pourquoi donc"
Toccata
Mephisto-Polka
Klavierstuck en fa diese majeur
Deux Csardas

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/fiche.php?eve_id=255000174

全部聴き終わるまで、アップされていると良いのですが。

イリーナ・メジューエワ&真嶋雄大 レクチャーコンサート@朝日カルチャーセンター

メジューエワは昨年、べートーヴェン:ピアノ・ソナタの全曲のレクチャーコンサートを行いました。
途中からみつけて、5回目と6回目に行くことができました。。

そのメジューエワが、今年は音楽評論家の真嶋雄大氏を解説者に加え、「ショパンvsシューマン」の4回シリーズのレクチャーコンサートを行います。

その1回目として、1月30日(土)に新宿住友ビルの朝日カルチャーセンターに行ってきました。
休憩なしの1時間半。

【物語】
ショパン:バラード第1番 Op.23
シューマン:ノヴェレッテ Op.21-1

【情景】
シューマン:子供の情景 Op.15
ショパン:24のプレリュード 20番 ハ短調
                 24番 ニ短調

【ショパンらしさ】
ショパン:エチュードOp.25-1 変イ長調「エオリアンハープ」
シューマン:謝肉祭 Op.9-12 変イ長調「ショパン」

【物語の形式】
ショパン:バラード第3番 Op.47
シューマン:ノヴェレッテ Op.21-8

去年は演奏が主でレクチャーはおまけでしたが、今年はレクチャーもなかなか長く、たっぷり勉強させていただきました。
メモも何もとらなかったので覚えている範囲で。

《ショパンの特徴》
 音楽はロマン的だが、形式は古典的である。
 曲想が変わっても、論理的な一貫性はかわらない。
 難しいけれども無理がなく、ピアノが弾きやすい。
 言葉の助けをかりず、音楽のみを表現した。
 音楽自体が詩になっている。
 組曲的なものがない(唯一24のプレリュードか)。

《シューマンの特徴》
 一応、古典の形式をとっている。
 曲想は1曲のなかでも随分変わり、あまり一貫性がない。
 言葉で論理を補っているようなところがある。
 言葉遊びもはいっている。
 頭で考えたような音楽である。
 指示が細かい。
 ピアノが弾きづらい。
 組曲的なものが多い。
 
解説はいろいろなエピソードも交え、なかなか面白かったです。
シューマン「子供の情景」のトロイメライでは「クララー」と叫んでいる、とか、ショパン:プレリュード24番の最後の3つの音を左手で両脇の鍵盤を押さえ右手の拳で叩く弾き方がある(ピアノの森のカイの弾き方)とか、変イ長調がショパンを表す調性(一番多い)だとか。

予定されていなかった、変イ長調の2つの曲(ショパンエチュードと、シューマン謝肉祭)のさわりの演奏で、両者が本当に良く似ていてびっくりしました。両方の曲とも良く知っている曲(多少弾けます)なのに、今までまったく気がつきませんでした。

メジューエワの演奏については、相変わらずです。
決して華麗ではない。
厳しく、暗い情念
で、そこが良い。
なので「子供の情景」よりは、「プレリュード」の20番、24番の方がはまります。

「プレリュード」の20番と24番はかなり衝撃でした。
20番は本当に墓場に落ちてしまいそうだし、24番は普通、響きの中に埋もれてしまう左手のパッセージがまる聞こえで、それが何ともおぞましい効果を出していました。

シューマン:ノヴェレッテはほぼ初めてのような曲でした。そうわかりづらくはないけれど、8番などはそれが1曲である必要があるのか、と思える統一性のなさ。ある意味、シューマンの特徴が端的に表れていて、この日のレクチャーにうってつけだったのでしょう。

しかし、何を聴いても、そのたびに凄い個性に打ちのめされる。
癖になるメジューエワでした。

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

twitter

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ