ヌーブルジェ・コンサート~なぜリストピアノ協奏曲第2番
本日、所沢市民文化センター「ミューズ」で6月に開催されるヌーブルジェとNHK交響楽団が協演するコンサートチケットが発売されました。
もちろん早速入手しました。
コンチェルトの曲目は
リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
オケのほうは、
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
です。
しかし、なぜ「リストの2番」なのか・・・
最近でこそ少し聴くようになったものの、かつてはどうもリストが苦手で、ソロもコンチェルトもあまり親しんでいませんでした。
それでも「ピアノ協奏曲第1番」の方は、他の有名な協奏曲とカップリングされていたりしたので、多少聴いたことはあります。
でも何というか、切れ目なく演奏されて形式がはっきりせず、音楽だけ聴いていてもわかりずらい。結構モダンなメロディーでいろいろ劇的に展開するのだけれども、何か情景を伴っているというか、意味が込められているというか、背景にある劇的、詩的な要素をわかっていないと、音楽がすっと入ってこないような気がしてしまうのです。
古典派のモーツァルトとかベートーヴェンの場合は、理屈抜きに音楽だけの変化が楽しい。
提示されて、変化して、戻ってくる。
ショパンにしても、メロディーはロマンティックだけれども、形式は古典的でわかりやす。
そういう感性なので、鑑賞の範囲が狭かった。
リストに戻ると、まあまあ有名な1番な方でさえ、その程度の接触具合だったわけで、ましてや2番など、東京の大きなショップならともかく、そうでない店ではCDなどでもほとんどみかけない曲です。
「ピティナ」の楽曲情報を良く参照するのですが、そこにも2番については記載なしです。
その点、ウィキペディアにはそこそこ情報が載っています。
また、「Blue Sky Label」というクラッシックに関するかなり濃いサイトにこんなことが書いてありました。
・リスト自体が昨今あまり人気がない
・2番はほとんど演奏される機会がないマイナーな作品
・1番のカップリングとして埋め合わせ的に(CDに)収録される
ヌーブルジェはそういう2番を弾く。
さすが、アンチミーハー、こだわり派、変わり者、おたく!!
もっとも、2番の方が後からできたし、20年以上も補筆に補筆が加えられたということですから、ある意味完成度が高い、との指摘のあるようです。
ヌーブルジェのことですから、きっと、すばらしい解釈で素敵に弾いてくれることと期待しましょう。
でも、これはきっちり予習していかねばなりません。
探してもなかなかなく、またリヒテル盤になりそうです。
ブラームスのソナタ第2番が一生懸命勉強したおかげで、あれだけ感動的に聴けたので、今度もがんばらねば。
オケを聴かない人ですから、マーラーの1番も知りません。
こちらも、今度は少し予習していこかと思います。
オケの楽しさが少しわかってきたので。
「ミューズ」ホールは音響に是非期待したいです。
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