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2010年1月30日 (土)

ナント:ラ・フォル・ジュルネのライヴ動画を見た~ヌーブルジェに変化が!

ヌーブルジェが登場する、ナントのラ・フォル・ジュルネのライヴ動画を、無事、見ることができました。

オール・ショパン
【プログラム】
ノクターン第1番 Op.9-1
    アンヌ・ケフェレック
ノクターン第2番 Op.9-2
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
ノクターン第3番 Op.9-3
    アブデル・ラーマン・エル=バシャ
スケルツォ第1番 Op.20
エチュード Op.10全曲
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ

ケフェレックは相変わらずエレガントで女性らしいロマンティックな演奏です。
舞台そでがなく、客席の後ろから皆登場でした。

ヌーブルジェは今日は黒シャツ
今日はコンタクトではなく、眼鏡をかけていました。どうしたのでょう?
おそらくショパンの曲の中でも最も有名な曲の一つである、ノクターン第2番
ヌーブルジェの音はやはり硬質でキラキラと明るく、表現はインテンポである中にもほんのり叙情という、彼らしいもの。
終結部で、左手の旋律をやや際だたせていたのが面白かった。

エル・バシャは、ライヴで聴いたときは、それはソフトで小さめの音でした。
パソコンの劣悪な試聴条件だと、あまり音の違いは明確にわからないものですが、やはりまろやかな音質の特徴は出ていました。
そして、ライヴだと全体的な印象の方が強く出がちなのに対し、映像でアップで映ると、ディテールの表現がわかって、違う印象になったりします。

今日見たエル・バシャのノクターン第3番は、大変気に入りました
ノクターンらしいソフトな音と、時折ペダルを控えめにした音の変化、そして、さまざまなニュアンスの弾きわけ、と聴いていて飽きませんでした。

ヌーブルジェのスケルツォ第1番
ちょっと映像が乱れがちだったのが残念。
ヌーブルジェの特徴が出しやすい曲だと思っていましたが、まさにその通り。
粒立ちの際だった、明確な音で、一点の曇りもない主題。
ダイナミックレンジの広さ。
ややテンポを落とし、情感たっぷりの中間部
テクニカルなコーダも余裕。

エチュードOp.10全曲。
うっかりやることを見逃していて、始まったのでびっくりしてしまいました。
17歳のときに録音したCDを聴いていますし、動画でもいくつか見ています。
今日の演奏は、もちろん、過去の演奏の延長線上にありながらも、ヌーブルジェに若干の変化が生じていることをうかがわせました

結論から言うと、アゴーギク(テンポの揺れ)を駆使するような場面も出てきて、より叙情性、ロマン性が高まっている、ということです。

過去の演奏スタイルは、基本的にインテンポ(テンポを揺らさず弾く)で、しかし、機械的ではなく、フッと詩情を見せる、という感じでした。

今日は、圧倒的な技術と、ブリリアントな音質は変わりません。
そして、一部の曲で、かなり情感を込めて、そんなに、というくらいアゴーギクを取り入れていました。
例えば11番など。

それにしてもちょっとしたパッセージが格好良いのですよねえ。
「黒鍵」で出てきた下降パッセージの嫌みのないオシャレとか、7番の終わり方だとか。

少し以前よりくだけた感じになったのは、ヌーブルジェも少し歳を重ね、もしかして、恋でもしたのだったりして

いずれにせよ、表現の幅はさらに広がった感じで、今、ショパンのエチュードを弾かせたら、技術的にも表現的も、世界最高峰であることは間違いないでしょう。

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ヌーブルジェコンサート鑑賞記」カテゴリの記事

コメント

まゆまおさま:

さっそくありがとうございます。

>LIVE WEB、よかったですね!

臨場感があって、自分も会場にいるような気分でした。
日本でもこういう企画をどんどんやってほしいです。

>うちの場合はトギレトギレでしたが…。

結構きつかったですね。

>カーテンコールの際、眼鏡をかけて出てきたので、
>とても印象に残っています。

そうだったんですか!
でもよく見えないまま弾くのは、ストレスなんですけどねえ。
真相を知りたいです。

>#029公演の放送が、
>児玉さんの『マズルカ風ロンド』で終わっちゃったのが
>ショックです…。

眠くて落ちそうになるところ、頑張って私も聴いていたのに、私もショックでした。
曲がマイナーなのばかりだったので、「あれ、最後そうだっけ?」って感じでした。

>LIVE WEBをリピートしてから寝ます。

リピートできるのですか!
トライしてみます。

まいくま 様

こんばんは。

早速の鑑賞記、ありがとうございます。

LIVE WEB、よかったですね!

…と言っても生放送では回線がキツかったみたいで、
うちの場合はトギレトギレでしたが…。

ところで、どーでもいいことですが、

>今日はコンタクトではなく、眼鏡をかけていました。どうしたのでょう?

私が思うに、普段は眼鏡をはずしているだけではないでしょうか?

私が行ったル・ジョルナル・ド・ショパンでは、
どの回も演奏中はかけていませんでしたが、
今回と同じプログラムの公演では、
カーテンコールの際、眼鏡をかけて出てきたので、
とても印象に残っています。

サントリーホールのリサイタルでも、
ラ・フォでもオフステージでは眼鏡なので
たぶんコンタクトは使ってないと思います。

下らぬコメント、失礼しました…。

さ、最後に…
#029公演の放送が、
児玉さんの『マズルカ風ロンド』で終わっちゃったのが
ショックです…。

悔しいので、
LIVE WEBをリピートしてから寝ます。

夜分に失礼いたしました…。

この記事へのコメントは終了しました。

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