最近のトラックバック

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010年1月の29件の記事

2010年1月31日 (日)

やはり変わりつつあるヌーブルジェ!!

ナントのラ・フォル・ジュルネの動画やラジオをいくつか観たり聴いたりしています。

エチュードOp.10の動画を見て、10代の頃とだいぶ変わったと感じたことを書きました。

昨日のポロネーズは残念ながら聴けませんでした。
さきほどは「3つのエコセーズ」と「コントルダンス」を聴くことができました。

同じ曲が入った、オーベル・シュル・オワーズ音楽祭でのライブCDが2005年。
たぶんヌーブルジェ18歳の頃です。
このCDはそれこそすり切れる(ようはないけど)くらい聴き、マイナーなエコセーズなども完全に記憶されています。

やはり、だいぶ変わっています。
エチュードで感じたことと同じ。

インテンポを守ってかっちりとスッピーディーに弾いていたのが、テンポは少し抑えてかなりニュアンスに幅をもたせるようになっています

去年のベートヴェンのライブにしてもCDにしても、かっちり弾いていましたから、ショパンに関しては表現を変えてきていることは、どうやら間違いなさそうです。

そういえば、2007年のサントリーホールの初ライブでのイギリス組曲プレリュードと、2009年のナント・ラフォル・ジュルネの時作成されたプロモーション動画での同曲も、天と地くらい違っていましたっけ。

いったい、ヌーブルジェはどこに行こうとしているのでしょうか

今年、ブラームスの協奏曲第1番を聴けたら、また少し方向性が見えるかもしれません。
(リストの2番では、私にはわからないと思います)

2010年1月30日 (土)

ヌーブルジェが聴ける今日のナント:ラ・フォル・ジュルネのウェブ・ラジオ放送

しばらくナントの情報になりそうです。

今日のFrance Musiqeの放送予定からです。
http://sites.radiofrance.fr/francemusique/la-folle-journee-de-nantes/

オール・ショパン
日本時間18時45分
 

2つのポロネーズ(1番と2番)Op.26
              ヌーブルジェ
2つのノクターン(7番と8番)Op.27
              児玉桃
12のエチュード Op.25 全曲
              エル=バシャ

これは、一昨年のル・ジュルナル・ド・ショパンで聴きました。
この2つのポロネーズの演奏を聴いて、ヌーブルジェの素晴らしさを確信したのでした。

ナント:ラ・フォル・ジュルネのライヴ動画を見た~ヌーブルジェに変化が!

ヌーブルジェが登場する、ナントのラ・フォル・ジュルネのライヴ動画を、無事、見ることができました。

オール・ショパン
【プログラム】
ノクターン第1番 Op.9-1
    アンヌ・ケフェレック
ノクターン第2番 Op.9-2
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
ノクターン第3番 Op.9-3
    アブデル・ラーマン・エル=バシャ
スケルツォ第1番 Op.20
エチュード Op.10全曲
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ

ケフェレックは相変わらずエレガントで女性らしいロマンティックな演奏です。
舞台そでがなく、客席の後ろから皆登場でした。

ヌーブルジェは今日は黒シャツ
今日はコンタクトではなく、眼鏡をかけていました。どうしたのでょう?
おそらくショパンの曲の中でも最も有名な曲の一つである、ノクターン第2番
ヌーブルジェの音はやはり硬質でキラキラと明るく、表現はインテンポである中にもほんのり叙情という、彼らしいもの。
終結部で、左手の旋律をやや際だたせていたのが面白かった。

エル・バシャは、ライヴで聴いたときは、それはソフトで小さめの音でした。
パソコンの劣悪な試聴条件だと、あまり音の違いは明確にわからないものですが、やはりまろやかな音質の特徴は出ていました。
そして、ライヴだと全体的な印象の方が強く出がちなのに対し、映像でアップで映ると、ディテールの表現がわかって、違う印象になったりします。

今日見たエル・バシャのノクターン第3番は、大変気に入りました
ノクターンらしいソフトな音と、時折ペダルを控えめにした音の変化、そして、さまざまなニュアンスの弾きわけ、と聴いていて飽きませんでした。

ヌーブルジェのスケルツォ第1番
ちょっと映像が乱れがちだったのが残念。
ヌーブルジェの特徴が出しやすい曲だと思っていましたが、まさにその通り。
粒立ちの際だった、明確な音で、一点の曇りもない主題。
ダイナミックレンジの広さ。
ややテンポを落とし、情感たっぷりの中間部
テクニカルなコーダも余裕。

エチュードOp.10全曲。
うっかりやることを見逃していて、始まったのでびっくりしてしまいました。
17歳のときに録音したCDを聴いていますし、動画でもいくつか見ています。
今日の演奏は、もちろん、過去の演奏の延長線上にありながらも、ヌーブルジェに若干の変化が生じていることをうかがわせました

結論から言うと、アゴーギク(テンポの揺れ)を駆使するような場面も出てきて、より叙情性、ロマン性が高まっている、ということです。

過去の演奏スタイルは、基本的にインテンポ(テンポを揺らさず弾く)で、しかし、機械的ではなく、フッと詩情を見せる、という感じでした。

今日は、圧倒的な技術と、ブリリアントな音質は変わりません。
そして、一部の曲で、かなり情感を込めて、そんなに、というくらいアゴーギクを取り入れていました。
例えば11番など。

それにしてもちょっとしたパッセージが格好良いのですよねえ。
「黒鍵」で出てきた下降パッセージの嫌みのないオシャレとか、7番の終わり方だとか。

少し以前よりくだけた感じになったのは、ヌーブルジェも少し歳を重ね、もしかして、恋でもしたのだったりして

いずれにせよ、表現の幅はさらに広がった感じで、今、ショパンのエチュードを弾かせたら、技術的にも表現的も、世界最高峰であることは間違いないでしょう。

続きを読む "ナント:ラ・フォル・ジュルネのライヴ動画を見た~ヌーブルジェに変化が!" »

2010年1月29日 (金)

本日22時(日本時間)ヌーブルジェ:ナントのラ・フォル・ジュルネ動画ライブ放送

ナントのラ・フォル・ジュルネについて、ウェブ・ラジオ以外にも、動画も放映されるようです。

本日1月29日 日本時間22時~

たぶん、これ↓

http://liveweb.arte.tv/fr/video/L_oeuvre_pour_piano_de_Chopin__avec_Anne_Queffelec__Abdel_Rahman_El_Bacha_et_Jean-Frederic_Neuburger/

ヌーブルジェは、

  ノクターンop.9-2 
  スケルツォ第1番

を弾く予定。

ル・ジュルナル・ド・ショパンで私が聴けなかったプログラムです。

見られたらうれしい!

ティル・フェルナー リサイタル@トッパンホール

19世紀以後のヨーロッパクラッシック音楽の本場、ウィーン生まれ(1972年)のピアニスト。
アルフレッド・ブレンデルらに師事。
1993年クララ・ハスキル国際ピアノコンクールに優勝。

ドイツ・オーストリア系の若手のピアニストは案外いないのですよね。
かつての巨匠たち、バックハウス、ケンプ、ブレンデル、バドゥラ・スコダ、グルダらに続く世代が。

ティル・フェルナーは若手のホープなのかもしれません。
ベートヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会の第5回目を聴いてきました。
昨日2010年1月28日(木)の19時から、飯田橋のトッパンホールにて。
今回初めてでした。

オール・ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ
【前半】
第12番 変イ長調 Op.26
第13番 変ホ長調 Op.27-1
第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 《月光》
【後半】
第22番 ヘ長調 Op.54
第21番 ハ長調 Op.53 《ワルトシュタイン》

アンコールはなし。

出だしの12番、13番はそれほどたくさん聴いている曲ではないので、まだ特徴を完全にはつかめませんでした。
とにかく、真面目なこと、ひたすらメトロノームにあわせたようなインテンポであること。
正統派!という感じです。

ピアノはスタンウェイでしたが、キンキンならさず、やや太めでソフトな音を出していました。
だいぶ座り位置が後ろのポジションで腕はほぼまっすぐ45度におろして弾きます。ブラームスの肖像にある感じですね。

Images1

12番の葬送行進曲は、やや早めにテンポをとって、タン、タン、タンとリズムを刻み続けます。案外くせになりそうな表現です。

いよいよ特徴がはっきりわかってきたのが《月光》ソナタからです。
第1楽章、止まってしまいそうな大変遅いテンポ。
右手の分散和音を、あえて、1音1音確かめるように弾きます。
普通は、ティララ、ティララ、ティララ、ティララ、と弾くところを、ティン、ラン、ラン、ティン、ラン、ランと弾くのです。
ともすると、フレーズの流れが切断されるそうな、ぎりぎりのところで弾いている感じで、たぶん、リズムの方を強調したかったのだと思います。
それにしても遅くて、音楽の集中がとぎれそうなぎりぎり危ういスピードだった気がします。

普通は爆発する第3楽章も、テンポは抑え気味で、相変わらずインテンポを崩さず、リズムをタラタ、タラタタ、タラタタ、タラタタ、タラタタ、タラタタ、タラタタ、タッタッ、と刻む。
爆発はしない。アゴーギクもごくわずか。
なかなかユニークでした。

後半の22番。
あまり演奏されることのない曲で、私も生は初めてでした。
動機が執拗に繰り返されるのでしつこく、CDで聴くと、なかなか最後まで集中して聴けないものです。
今日、初めて最初から最後まできっちり聴いたかもしれません。
フェルナーの演奏は爽快なリズム感で、飽きさせずに聴かせてもらえました。
悪い曲ではないと思いました。

さて、とりの《ワルトシュタイン》
ここまで聴いて、特徴がつかめたので、予想ができました。
ズン、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、ター、リララ。
てな感じで、刻み刻み演奏するのかと。
基本的にはそういう演奏でしたが、さすがに、少しロマン性を加味した感じにはなっていたように思います。
アゴーギクもその前までの曲よりはとっている。
しかし、第3楽章のロンド主題のつなぎの中間部分の弾き方は、無骨なくらいのテンポ感で刻みました。
この曲はどちらかというと早めのテンポでテクニカルに華麗に弾くピアニストが多いと思いますが、フェルナーは落ち着いたテンポでそのテンポの刻み感を前面に押し出す弾き方をしました。
なかなかユニークで、これまで聴いてきた若手のピアニストたちとは、どうも毛色が違います。

やはり、まじめなブレンデル先生の影響などが大きいのでしょうか。

華麗だったり、流麗だったり、きらびやかだったり、デリケートだったりという演奏が多いなか、がっしり無骨なくらいまっすぐ弾くというのも、一つのあり方なのですね。
とにかく、新鮮でした。

※トッパンホールはアクセスが良くないです。行くのが大変。

※音響はまあまあ。もっと響くかなと思ったけれど、それほどでもなかった。フェルナーの音質にもよるでしょうが。
あまり美音を響かせる、というタイプではなかったです。

※ワルトシュタインの第3楽章コーダ、オクダーブグリッサンドは見られませんでした。両手弾きでした。

※華麗なワルトシュタインをヌーブルジェで聴いてみたいです。

2010年1月27日 (水)

【CD紹介】ショパン:チェロ・ソナタ、序奏と華麗なポロネーズ、アルカン:演奏会用ソナタ

ルネ・マルタン氏のMIRAREレーベルから3月10日に発売予定のアルバムがHMVで確認できました。
(KA-TSUさん、ありがとうございました)

・ショパン:チェロ・ソナタ Op.65
・ショパン:序奏と華麗なポロネーズ Op.3
・アルカン:演奏会用ソナタ ホ長調 Op.47

 タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ)
 ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)
 録音時期:2009年9月

ショパンのピアノとチェロのための作品が2つ。
チェロ・ソナタは多少聴かれると思いますが、Op.3は知りません。

アルカンはショパンとほぼ同時代のピアニストで、ショパンやリストの友人だったようです。
相当ロマンティックで激しい曲とのこと。

ジャケットはなんでも「ショパンとジョルジュ・サンドを思わせる意味深な」ものという。
なるほど、そう言われてみれば・・・

Chopinjfneuburgerettvassilieva12639

2010年1月26日 (火)

ヌーブルジェ新譜発売か?

フランスのあるブログの情報。
(フランスにもヌーブルジェの追っかけがいるようです)

タチアナ・ヴァシリエバとの、ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65の入ったアルバムが出るのかもしれません。

アルバム・ジャケットの画像らしきものは確認したのですが、詳細は不明です。

Chopinjfneuburgerettvassilieva12639

2010年1月25日 (月)

ナントのラ・フォル・ジュルネのライブがウェブラジオで聴ける

いよいよナントでラ・フォル・ジュルネが開催されます。

1/29から1/31まで、France Musique というサイトで、ウェブ・ラジオによるラ・フォル・ジュルネのぶっ通しライブ放送が行われるようです。

ヌーブルジェのコンサートもあります。
その他おもしろそうなコンサートがめじろ押し。

ちょっと滅茶苦茶な自動翻訳ですが、なんとなくわかります。
月日と時間は当然フランス時間。
時差は8時間ですので、開始の1月29日9時は、日本時間で1月29日17時だと思います。
現地時間17時なら、日本時間で深夜1時。そのくらいまでは頑張って聴けるかもしれませんね。

アブドルラーマンエル=バシャ: #012
金曜日09h07、1月29日で
ショパンと彼のマスターズ:バッハ
1月27日19.15で、ルームGrzymala登録

アンドレイ・コロベイニコフ: ナンバー010
金曜日午前10時、1月29日で
Pianopolis
1月21日は19:00まで、ルームフランショーム登録

庄司紗矢香/フィルハーモニー交響楽団は、ウラル山脈の数: #013
金曜日午前11時、1月29日で
ショパンの妙技:このトラック-パガニーニ
1月27日、講堂フォンターナ登録

マリアコヘイン/リチェルカーレコンソート: ナンバー021
金曜日、January 29?12
ショパンと彼のマスターズ:ヘンデル
コンサート第21号、1月27日21:30記録、ルームビアルド

トリオショーソン ナンバー077
金曜日午後1時45分、1月29日で
ショパンの部屋:フンメル-ショパン
ホールビアルドからのライブブロードキャスト

フィリップ・ジュジアーノ/シンフォニアヴァルソヴィア: ナンバー017
金曜日15時間、1月29日で
ショパン:協奏
1月27日午後8時30分室温でフランショーム登録

ミシェルGrizard / Iacob M?ciuc?: ナンバー025
金曜日16時間、1月29日で
ショパンと彼の時代:パガニーニ
1月27日22:00に登録すると、ルームミツケーウィチ

【ヌーブルジェ登場】
1817 1827からピアノのための完全な著作物: ナンバー029
金曜日17時間、1月29日で
Pianopolis、ショパン-第1部:1817から1827までのピアノのための完全な動作
コンサートナンバー029、1月28日17時15分で録音、ルームフランショーム

クレア砂漠/エマニュエルStrosser: 第104号
金曜日19時間、1月29日で
ショパンと彼の時代:ウェーバー-モシェレス-メンデルスゾーン
ホールミツケーウィチからのライブブロードキャスト

ミシェルGrizard: ナンバー030
金曜日20時間、1月29日で
賛辞:パガニーニ-メルツ、シューベルト-タンスマン-ショパン、タレガ
1月28日17:15、ルームミツケーウィチ登録

ボリスベレゾフスキー/フィルハーモニー交響楽団は、ウラル山脈の数: 第111号
金曜日21時、1月29日で
ショパン:作品の協奏曲
コンサートライブ講堂フォンターナからのブロードキャスト

Simphonieマレ: ナンバー036
金曜日22h、1月29日で
アラポルカ"ショパンとポーランドの周辺"
1月28日18.45で、ルームミツケーウィチ登録

プラメナ・マンゴーヴァ: 第121号
金曜日23h、1月29日で
ショパンと彼の時代:モシェレス-パガニーニ-このトラック
ホールビアルドからのライブブロードキャスト


レネゲイズスティールバンドオーケストラ:
第123号
土曜日、1月30日で09h05
賛辞:ショパン-このトラック
講堂フォンターナからのライブブロードキャスト

ミシェル・ベロフ /マリーJosepheジュード 第100号 (1時代 一部)
土曜日、1月30日午前10時
ショパンと彼の時代:このトラック-モシェレス-フンメル
1月29日午前18時30室温でGrzymala登録

【ヌーブルジェ登場】
1835 1836からピアノのための完全な著作物: 第133号
土曜日、1月30日で10時45
1835 1836からピアノのための完全な動作
第133号のコンサートホールGrzymalaからのライブブロードキャスト

ミシェル・ベロフ/マリーJosepheジュード 第100号 (2番目の 一部)
土曜日、1月30日で11時45分
ショパンと彼の時代:このトラック-モシェレス-フンメル
1月29日午前18時30室温でGrzymala登録

ヨハンナヴィンケル、ヴァージルセードラチェック/ Kolner Kammerchor /コレギウムCartusianum: 第142号
土曜日、1月30日12時30
ショパンと彼のマスターズ:ヘンデル
ホールフランショームからのライブブロードキャスト

ボリスベレゾフスキー: 第148号
土曜日、1月30日で14時間
ショパンと彼の同時代のこのトラック
ホールGrzymalaからのライブブロードキャスト

トリオワンダラー: ナンバー065
土曜日、1月30日で15時間
ショパンの部屋
1月29日10:45登録すると、ルームフランショーム午前

リチェルカーレコンソート: ナンバー069
土曜日、1月30日で16時間
"アラポルカ、すべての形態のポーランド語の"
1月29日11時で、ルームMickiewiecz登録

ヨハンナヴィンケル、ヴァージルセードラチェック/ Kolner Kammerchor /コレギウムCartesianum: 第163号
土曜日、1月30日は午後5時30分
ショパンと彼のマスターズ:ヘンデル
講堂フォンターナからのライブブロードキャスト

Quatuorモディリアーニ 第109号 (1時代 一部)
土曜日、1月30日の夜06時15分
ショパンと彼の同時代のメンデルスゾーン-シューマン
1月29日20:30、ルームミツケーウィチ登録

ボリスベレゾフスキー、テディパパヴラミ/フィルハーモニー交響楽団は、ウラル山脈の数: 169
土曜日、1月30日で19時間
ショパンの妙技:このトラック- Pagagnini
講堂フォンターナからのライブブロードキャスト

モーショントリオ、アコーディオンのトリオ: ナンバー059
土曜日、1月30日で19.45
賛辞:ショパン-ペンデレツキ-キラール
1月29日9時15で登録すると、ルームビアルド午前

ブリジットアンジェレ/強調の虚偽: 第177号
土曜日、1月30日で20時45分
ショパンと彼の同時代のこのトラック
ホールビアルドからのライブブロードキャスト

Quatuorモディリアーニ 第109号 (2番目の 一部)
土曜日、1月30日で21h30
ショパンと彼の同時代のメンデルスゾーン-シューマン
1月29日20:30、ルームミツケーウィチ登録

アレクセイヴォロディン: ナンバー075
土曜日、1月30日で22h
Pianopolis:アレクセイヴォロディン
1月29日12:30、ルームフランショーム登録

朱暁梅: ナンバー058
日曜日、1月31日09AM
Pianopolis:朱暁梅
1月29日9時15で登録すると、ルームフランショーム午前

ショパンとオペラ: 208号
日曜日、1月31日12時30
ショパンとオペラ
講堂フォンターナからのライブブロードキャスト

ジャン=クロードペンティエ: 第171号
日曜日、1月31日の午前13時30分
ショパンと彼の同時代のこのトラック
1月30日19.15で、ルームビアルド登録

プラメナ・マンゴーヴァ /シンフォニアヴァルソヴィア: ナンバー049
日曜日、1月31日の午前14時15分
協奏的作品:ショパン-このトラック
1月28日21:30登録すると、ルームGrzymala

【ヌーブルジェ登場】
1827 1828からピアノのための完全な著作物: ナンバー051
日曜日、1月31日で15時間
1827 1828からピアノのための完全な動作
1月28日22hに登録すると、ルームフランショーム

アブドルラーマンエル=バシャ/シンフォニアヴァルソヴィア: ナンバー041
日曜日、1月31日で16時間
協奏的作品:ショパン
1月28日19.45で、講堂フォンターナ登録

【ヌーブルジェ登場せず】
1845 1849からピアノのための完全な著作物: 第230号
日曜日、1月31日の午前17時15分
1845 1849からピアノのための完全な動作
ホールフランショームからのライブブロードキャスト

デジューラーンキ: ナンバー237
日曜日、1月31日で19時間
ショパンの妙技
コンサートナンバー237、ホールフランショームからのライブブロードキャスト

今のうちから聴き方を研究しておかなければ。

ピアノ寿命近し!?

我が家のピアノは前に書いたとおり、日本の「クロイツェル」というマイナーメーカーながら、素晴らしい音色を持つアップライトです。
人からのお下がりで、もう製造後40年以上はたっていると思われます。

最初使っていた人はピアノの先生だったらしく、相当使い込んだのでしょう、メカニックがだいぶいかれてきてしまっています。

ある鍵盤が押すと引っかかってもどってこなくなってしまいました。
随分我慢していたのですが、中音域でよく使う鍵盤なので、さすがにストレスがたまってきて、昨日とうとう調律師に来てもらって治してもらいました。

全体的にガタがきていて、どこで同じような症状が頻発するかわからない状態だそうです。
ぼちぼちオーバーホールを考えた方がよい、と言われてしまいました。

オーバーホールにも2種類やり方があるらしく、あくまで現状のメカをひとつづつ手直ししていくやり方と、完全に組み替えてしまう方法とがあるそうです。
当然、前者の方が手間がかかり、やりたくない作業だそうです。

調律師さんはヤマハ所属でありながら、半分フリーみたいな方で、輸入ものを含めたいろいろなメーカーのオンボロピアノを治すのが得意な変わった方です。ヤマハからはオーバーホールするくらいなら売れ、と言われているそうではあります。

ちなみに、予算は50万円くらいはみなければいけないようです。
ドイツでレンナーハンマーを新たにまき直してもらうだけで、10数万かかるそうです。

それだけかけたら、中古のヤマハのアップライトが買えてしまいます。
でも、今のピアノの音に慣れていたら、おそらく満足いかないと言われてしまいました。
今のもの以上のものだとすると、ヨーロッパ製しかないだろうと。
そうなると、50万円でもきかなくなります。
ベヒシュタインとかだと中古でも150万円以上)

とりあえず、頑張って働くしかなさそうです。

2010年1月24日 (日)

素晴らしいリヒテル!~やはりヌーブルジェの原点か?

リヒテルの晩年、若かった私は聴く機会が何度かあったのに、結局、一度しかリサイタルに足を運びませんでした。

若造の身にはあまりにもチケットが高かったということが理由のひとつ。
ポリーニやアシュケナージ、アルゲリッチなどのようにモダンな若き巨匠たちに夢中だったことがひとつ。

唯一行ったリサイタルのメインの曲はシューベルトの最後のピアノ・ソナタ21番でした。
あとの曲は記憶から飛んでしまいました。
当時、シューベルトのソナタなどよく聞き込んでおらず、舞台から遠い3階席だったこともあり、あの地味な曲をBGMにして半分眠っていたような感じでした。
(もっとも、この曲は後年リヒテルの名盤の誉れ高きCDで聴き直して、その素晴らしさにやっと気がついたものです)

レコードやCDも何枚かは聴きましたが、やはりポリーニの新盤などを追いかけるのがせいいっぱいで、リヒテルの価値にはあまり気がつきませんでした。

ここ数年、リヒテルのアルバムを少しづつ集めて聴くようになってきました。
ライブ録音が多いわけですが、そのどれもが素晴らしい!

音楽の作りはオーソドックスの枠を逸脱することなく、優しさと激しさ、天国的な美しさと悪魔的な超絶技巧が同居してバランスをとっている。美しい系の音は、心の奥深くにしみ入り、激しい系の音は、ドーンと頭を殴られるよう。

いかつい体型と迫力ある面構えからは想像しづらい、真の芸術家の魂が、どのアルバムにも宿っています。

今回ショパン・アルバム(15曲)と、モーツァルト・ソナタ・アルバム(5曲)を聴いてみて、どちらもまた名演揃いなので、ますますリヒテルが偉大だったことを実感しつつあります。

さて、ヌーブルジェが何度かリヒテルの演奏は非常にすばらしくて参考になる、というような趣旨の発言をしています。

ある種の曲では、リヒテルとヌーブルジェの演奏は、テンポ設定やデュナーミクなどの表現で、明らかに似ている部分があることに気がつきます。

ラ・フォル・ジュルネで弾いたバッハのソナタがそうでした。
今回聴いたショパンのノクターンOp.15-1やOp.72-1なども結構影響を受けているような気がします。

直接曲を聴いて参考にしているかどうかはわかりません。
ただ、曲に対するアプローチのしかたは共通点が多いような気がします。

もちろん、リヒテルとヌーブルジェでは音質が全然違います。
力強さ中に優しさがあるリヒテル。
輝くような明るさと鮮烈さがあるヌーブルジェ。

しかし、ありあまる技術に支えられ、なおかつ音楽的であろうとする姿、クラシックの正統を踏み外さないながらもハッとする表現、大胆なデュナーミクの変化、表面的でない深い音楽の追求。
こういった点で、ヌーブルジェはリヒテルの辿(たど)った道を同じように辿っているのかもしれません。

そして、いずれ「巨匠」と呼ばれるような時がくることを願ってやみません。

2010年1月23日 (土)

上原彩子ピアノ・リサイタル@サントリーホール

2002年にチャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門において、女性で初めて第1位。
日本人ピアニストでは上原さんだけです。
(ヴァイオリンでは諏訪内さんと神尾さんの2人)

土曜日のマチネ。
聴くのは初めて。
ピアノはヤマハでした。

【前半】
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集 第1部より 
 『第1番 ハ長調』『第7番 変ホ長調』『第8番 変ホ短調』
タネーエフ:プレリュードとフーガ 嬰ト短調 Op.29
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第30番 ホ長調 Op.109

【後半】
リスト:J.S.バッハのカンタータ「泣き、悲しみ、悩み、おののき」の通奏低音とロ短調ミサの「クルチフィクス」による変奏曲
西村 朗:神秘の鐘より 第1曲 『薄明光』
リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲集より
 第3番 『ラ・カンパネラ』
リスト:巡礼の年 第2年 「イタリア」より
 第4番 『ペトラルカのソネット 第47番』
 第5番 『ペトラルカのソネット 第104番』
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調

【アンコール】
ショパン:エチュード Op.10-3『別れの曲』
カプースチン:8つの練習会用エチュードより『プレリュード』

チャイコフスキーコンクールの覇者だけに、テクニカルで叙情たっぷりの演奏を予想していたのですが、半分はずれました。

テクニックはもちろん申し分ないものの、それを前面にはださず、ソフトでクラシカルな表現でした。
けっしてガツガツ、キンキンすることはない。
非常に繊細。

前半は、実は最初のバッハ1番の平均律を聴いているときから睡魔に襲われ、ベートーヴェンが始まるまで記憶がかなり飛んでいます。
バッハはペダルをかなり多用し、エレガントかつロマンティック。
眠るには最高のBGM(ジョークです)

ベートーヴェンの30番は昨年以来何度か聴いていて、なんといっても内田光子が素晴らしかった。
上原さんは十分細部を作り込んでいてこれもまたエレガントで、内田さんに肉薄するくらい上手でした。
あとは、求心力というか、オーラというか、そういったものが出てくるかどうかでしょうか。
今のところやや綺麗すぎるきらいはあります。

後半はリストをたくさん弾きました。
ラ・カンパネラとハンガリー狂詩曲は超有名ですが、あとは決してメジャーではないので、聴衆の集中力に差があったようです。
私も例にもれず。

音色はもちろん前半と変えてきたものの、リストや西村の現代曲であっても、やはり基本的にはソフィスティケートされた音楽を追究していました。
もうちょっと、ブリリアントでメリハリがあるほうが、リストや現代曲は合うような気はするのですよね。

手垢にまみれているラ・カンパネラ「こんな風にも弾けるのですよ」というように、やはりテクニカルな側面を抑制して、他のピアニストとは明らかに一線を画す、超繊細な表現だったのには感心しました。

ハンガリー狂詩曲もスタンスをかえません。
こちらは、プログラムの最後の盛り上がりだし、もうちょっとテクニカルに弾いてもよかったのではないかなとは思いました。

本プログラムが終わり、舞台そでに戻る背中に、何となく疲労感を感じました。
もしかしたら、体調が万全でなかったのではないだろうか?

アンコールの「別れの曲」
メインの旋律は叙情豊かで、バランスもとれていて大変素晴らしい。
中間部はやはり抑えめでした。

カプースチンはジャズ風の現代曲。
リラックスモードでしょう。

ヤマハのピアノだったこともあり、スタンウェイのようにキラキラしない、ソフトな透明感を求めているように思いました。

今年もチャイコフスキーの協奏曲などをやるようですが、果たして、上原さんは今日の演奏の延長線で、チャイコフスキーをどう弾くのだろうか?
チャイコフスキーコンクールの覇者でありながら、何だかあまり合わない気がするのです。
バリバリ、クネクネ、とても今日の演奏からは想像できない。

ロマン派の曲より、むしろ、古典派の曲とか、ロマン派でもデリケートなショパンやシューベルトなどが、彼女のエレガンスを生かせるような気がしてなりません。

日本人はテクニックはあるけれど音楽的には×という評価を昔から良くききます。
でも、最近の若いピアニスト、山本貴志、河村尚子、そして今日の上原彩子などを聴くと、テクニックよりは音楽、という方向を目指しているようで、なかなか将来が楽しみです。

ヌーブルジェはテクニックも音楽も、なんでまいっているわけです。

※日本人の女性ピアニストだけ「さん」付けしないと落ち着かないのはなぜでしょうか。あとは失礼ながら、ヌーブルジェだのポリーニだの山本貴志だの呼び捨て平気なのに・・・

※ホールの入りは9割ほど。聴衆はまあまあ。でもバッハが始まる直前にアラームが鳴ってひやりとしたり、ベートーヴェンが終わりまだ余韻があるうちにものすごい咳き込みがあったり、私の前の席の人は演奏中にペットボトルの水を飲んでいたし、気になることはいろいろ。
いくらんなんでも演奏中に飲食はちょっとひどすぎるのではないでしょうか。

※「のだめカンタービレ」の映画で、マルレオケのコンサートマスターのシモン役を演じた役者さんがいました
190センチはあろうかという巨漢で目立つわりに、あまり周囲は気にとめない。
今月観たばかりだし、親しみがわいて、ポツンとしていたのでつい話しかけてしまいました。
「映画とても楽しかったです」
日本語がわかる方で「それは良かった」

假屋崎省吾さんをまた見かけました。
相当ピアノが好きなのですね。
お友達になれるかもしれません。

2010年1月21日 (木)

ジュルナル・ド・ショパンのアルバム

ジュルナル・ド・ショパンのアルバム

iTunesストアにあることを教えてもらいました。
正式なタイトルは

「Journal Musical de Chopin」

ケフェレック、エル・バシャ、ジュジアーノ、ヌーブルジェ、バル・シャイ、児玉桃というおなじみのメンバーがそろい踏みです。

弾いている曲は、2008年のコンサートと、ほぼ同じ。
全15曲。

ライブで聴いたそれぞれのピアニストの特徴は、かなり覚えています。
果たしてiPodで聴くとどうなるのか、少し興味があります。

音の悪いパソコンでプレビューしたかぎりでは、だいぶ均質化してしまいます。
あの音の小さかったジュジアーノもしっかりした音に聞こえるし、児玉桃さんにも色気があるし、ヌーブルジェはおなじみの曲ながら少しソフトに聞こえます。

音源だけでもかなり特徴が出てるのは、ケフェレックとバル・シャイかなあ。

アルバム全部で1500円。
案外するのですよね。

2010年1月20日 (水)

「音楽の友2月号」2009年コンサートベスト10~ヌーブルジェも登場!

音楽評論家など36名が、昨年の国内のクラッシック・コンサートのベスト10を選ぶという企画です。

星の数ほどあるピアニストのリサイタルは、あまり意見の一致がなく、海外の有名オケを評価する人が多い、という傾向があるようです。

ピアニストで総合ベスト10に入っているのは、なんとエフゲニー・キーシンただ一人でした。

36人中3人以上の評価を得たピアニストを列挙すると
 エフゲニー・キーシン        5(2)
 ピョートル・アンデルシェフスキ 4(1)
 マルリツィオ・ポリーニ       3(1)
 クリスチャン・ツィメルマン     3(1)
 ピエール・=ロラン・エマール  3(1) 
 内田光子                3
 河村尚子                3
 ミッシェル・ダルベルト        3

※()は1位の数

大物どころはさすがにだいたい入っています。

キーシンが一番というのは意外でした。
実は、まだ聴いたことないのですよね。
あまりにも子供の頃から有名で、今で言えばニュウ・ニュウ(牛牛)といった感じでしたから、何だか近寄れなかった。

アンデルシェフスキは、なかなか玄人受けするということを何かで読んだことがあって、今回、それが証明されているかたちになっています。
やはり聴いたことがありません。
去年はジャン=マルク・ルイサダと同じ日にリサイタルがあり、ルイサダに行ってしまったのです。

ツィメルマン「たった3人か」という感じです。もち聴きました。
ポリーニは衰えたとはいえ、根強い支持があるのですね。聴きました。
エマールはブラームスの第1協奏曲を聴きましたが、玄人受けするタイプでしょうか。
内田光子ももっと支持があってよさそうなのに。実に素晴らしかった。
河村尚子、聴きましたが、なかなか素敵でした。
ダルベルトは意外でした。聴いておらず、今年は行く予定です。

そして、わがヌーブルジェは 2(1) です。
リサイタルを野平多美氏が1位支持!
N響との協奏曲を金子建志氏が支持。

野平多美氏によると、ヌーブルジェはパリ音楽院で名物クラスといわれている「ピアノ伴奏科」の教授に就任したとのことです。
「卓抜のテクニックに加えて、音楽に対する深い洞察力、そして真摯な演奏態度には、舌を巻いた」と書いています。

いやー、うれしい評論です。

なんでも「ピアノ伴奏科」には過去優れた音楽家が教授になっているそうです(ブーランジェ、ピュイグ=ロジェ、ケルネル)

やけに詳しいと思い、野平多美氏について調べてみたところ、パリ音楽院で学んだ作曲家でありました。
音楽院に関する書籍も出版しているくらい。
詳しいわけです。
同じ音楽院出身で若くして教授に就任するというヌーブルジェの情報をいち早く入手し、それで聴きにいったとのことです。

多少、思い入れもある1位ということでしょうか。

2010年1月19日 (火)

ピアノの効果的な練習法!?

本格的に練習を始めて9ヶ月ちょっとたちました。
練習時間が思うようにとれない中、それなりにやってきて、多少技術的には進歩したのですが、昨年秋くらいに壁にあたりました。

で、ここのところ、やっとその壁を越せそうな気配が出てきました。

結局、練習にまだ真剣味が足りなかったのです。

譜読みが終わって、だんだん弾けるようになってくると、ディテールをあいまいにして、とにかく通しで弾きたくなってしまうのです。
そういうアバウトな練習をしていくと、レッスンにいって、ボロボロに注意される。

教えてもらったところを、焦らず、ひとつひとつマスターしていくのが、一番近道であるという、あたり前のことに、やっと気がつきました。

この間のレッスンでは、ひとつの楽章で35カ所もチェックが入ってしまいました。

これを1日、2つか3つ、つぶしていく。
通しで弾くのは我慢。
これを2週間もじっくりできれば、多少進歩するのではないか。
1日15分しか練習できないときでも、これをやればよいのでは。

「のだめ」じゃないですが、音楽と真剣に向き合うしかないのですね。

ちなみに、今やっているモーツァルトの12番ソナタ、K.332の第1楽章を、今日、たくさん聴いてみました。

クラウス、バックハウス、ピリス、ブレンデル、グルダ、グールド、菊池洋子

今までは聴いて参考にするレベルにもなかったのが、今日は演奏の細部にいたるまで、手に取るようにわかりました。
半年近く苦闘しただけのことはありました。

菊池洋子さんが、今の私には一番参考にできそうでした。
でも、もっと先生の教えに近い人を聴いていない気がする。

シフと内田光子です。
この有名なモーツァルト弾き2人のアルバムを持っていないというのは、不覚でした。

ヌーブルジェによるショパンのDVD-BOX企画

去年のサントリーホール・ライブの際、ショパンのDVD-BOX企画についてのアンケートが配られていました。
すでにショパン・イヤーにはいったし、どうなったか気になっていました。

またKAJIMOTOに問い合わせてみたところ、なんと、残念ながらこの企画はなくなってしまったそうです。

パリ音楽院(コンセルヴァトワール)で(たぶん9月から)史上最年少の「教授」に就任したそうです。いろいろ忙しいのでしょう。

教鞭をとるとの情報ははいっていましたが、いきなり教授とはびっくりしました。
まだ23歳です。

DVD-BOXをまとめて出す、というのもインパクトありすぎですから、まあ焦らず、良いCDなりDVDをひとつづつ出していってもらえれば十分です。

2010年1月18日 (月)

久々にマジック・オヴ・ホロヴィッツを聴いてみる

昨日ホロヴィッツがニューヨークのスタンウェイを弾いていることを書いたら、無性にホロヴィッツを聴いてみたくなって、CDライブラリを眺めていたら、買ったままあまり聴き込んでいなかったアルバムをみつけ、聴いてみました。

『マジック・オブ・ホロヴィッツ』
ホロヴィッツが亡くなる最後の5年間に録音された小品集です。
2枚組みで全部で24曲も入っています。

半分くらいしかしらなかったので、なんだか全部を根気よく聴けなかった記憶があります。
今は、リストのいくつかの曲バッハ/ブゾーニのコラールショパンのマズルカラフマニノフの前奏曲モーツァルトのロンドなどに以前より親しんでいるので、ちょっと興味深いアルバムに化けていました。

しかし、ホロヴィッツの晩年といえば、あのボロボロだった初来日公演(1983年)よりさらに後の演奏なので、かなり危ないのかと思いきや、なかなか素晴らしい演奏ばかりです。
(あの「ひび割れた骨董」と吉田秀和に言われた来日公演は、薬の影響で体調的にひどかった、ということのようです。)

ホロヴィッツの演奏は、現代のクールでテクニカルなピアニストたちには、とうてい期待できない豊かでダイレクトな詩情にあふれたものです。
聴き慣れないうちは、モダンでなくて古めかしい感じがするのですが、慣れるにうちにまさにマジックをかけられたような気分になってきます。

名盤だと思います。
かなり気に入ってしまいました。

特に良かったもの。
 リスト:忘れられたワルツ第1番
     (私が今練習している曲、とてもこんな風には弾けない)
     ペトラルカのソネット
     (ヌーブルジェがルーヴルで弾いた曲、素敵です)
 スクリャービン:練習曲嬰ニ短調Op.8-12、嬰ハ短調Op.2-1
     (こんな良い曲を今まで知らなかったなんて)
 ショパン:マズルカ
     (うまい!の一言)
 バッハ/ブゾーニ:コラール・プレリュード
            
「来れ、異教徒の救い主よ」
     
(実にロマンティク)
 ラフマニノフ:前奏曲ト長調Op.32-5、嬰ト短調32-12
     (作曲者自身の演奏を知っているに違いない)

その他では
 シューベルト:良い、というより、面白い。
 シューマン:クライスレリアーナは若い頃のCBS盤の迫力はないものの、独自の表現

ヌーブルジェの延長線上には、このホロヴィッツ的な世界はないでしょうねえ。
外向けな音楽の快感のようなものを与えるホロヴィッツ。
内向きのエネルギーが強烈でシリアスな音楽を追究するヌーブルジェ。

ヌーブルジェが啓発を受けているのは、求道師リヒテル
インタビュー記事で何度か言っています。
まさに、リヒテルの世界の後継者と言って良いと思います。

ホロヴィッツの後継者はいないのかなあ、と考えていたら、ランランが浮かんできました。
ランランはホロヴィッツのあの独特の奏法をいくらか取り入れています。
そして、あの発散系。
テクニシャンで「魅せる」音楽を目指しているようなところがありますから、資格があるように思います。

ただ、身体の動きはもう少し押さえた方が良いと思いますね。
音楽を聴くのに身振り手振りがうるさすぎます。
ホロヴィッツは、がっしりと上体を固定し、腕から下の運動だけで、あれだけのテクニックを実現しています。
音楽を表現するのに身体を動かす必要はないというのが彼の持論です。

ランランがもう一皮むけて、身体を揺らさなくなったり、顔の表情をもっと普通にしていられるようになったら、違う境地にいけるのではないでしょうか。
パーフォーマンスではなく、音楽そのもので聴衆を魅了しないと。

2010年1月17日 (日)

ピアノさまざま

この2日間で4台の異なるピアノを、それぞれある程度の時間弾きました。
グランドが2台(両方ヤマハ)、アップライトが2台(両方クロイツェル)。

生の楽器ですから当然といえば当然ですが、音からタッチまで、すべて全く異なります。

ヤマハのグランドは、ここ1年でたぶん7~8台は弾いるのに、なかなか素敵な音が出るピアノには出会えません。
フルコンサートはたまにプロも使用するように、だいぶ定評があるようです。
かつてはリヒテルが愛用していたし、グールドが晩年に弾いていたのはヤマハでしたし、なんといっても、ヌーブルジェの最新CD(ベートーヴェン集)はヤマハで録音されています。
なかなか透明感のある、良い音だと思います。

ただ、一般向け大量生産のヤマハピアノは、どうも色気がないです。

ピアノの先生に言わせると、ひとつひとつの音はまあまあでも、和音を鳴らすと、色気のない音になってしまうとのことでした。

私の調律師に言わせると、上手に調律できる人がそうそういない、ということもあるそうです。
確かに調律でいろいろ調整してもらうと、同じピアノでも音は七変化します。

アップライトのクロイツェル
日本の浜松のメーカーで、ドイツ人のクロイツェルに由来する会社で、ハンマーなどは有名なレンナーハンマーを使うなど、中身はドイツ系だそうです。
普段家で弾いているのは、そのクロイツェルのかなり古いタイプ-たしか、40年以上経過している-です。

そして、その音は極上です。
とくに右手の中音域は、艶があってうっとりするような音が出ます。

まあ、アクションにかなりガタがきているので、うまくコントロールするのが難しいピアノになってしまっているのですが、いまだにこのピアノ以上素敵な音がするピアノを弾いたことはありません。

きのう弾いた、もう1台のクロイツェルのアップライトもそう悪くありません。
こちらは左手の低音部がなかなか素敵。

調律師からいろいろなピアノの話を聞くと、グランドでもアップライトでも、本場ヨーロッパの良いピアノは、それは素敵な音を奏でるそうです。
もっといろいろなメーカーのピアノを弾いてみたいものです。
(6月にはやっとスタンウェイが弾けそうですが)

ツィメルマンはピアノにこだわっていることで有名です。
自分でも作ってしまうそうですから。
コンサートには確か持参していたはずです。
でなきゃ、あんな音出ません。

ポリーニも自分のピアノ持参派(スタンウェイ)。

ブーニンは最近ファツィオリだといいます。

シフはウィーン系の曲は、絶対ベーゼンドルファー、と言っています。

ピリスはヤマハ。

ホロヴィッツニューヨーク・スタンウェイ
(ちなみにスタンウェイはアメリカ発祥でドイツが後です)

ヌーブルジェはあまりこだわらないようですね。
以前、何かのインタビュー記事に書いてありました。
逆に、いろいろな個性のピアノを弾くのが楽しみだ、と。

ピアノはさまざま、ピアニストもさまざまです。

2010年1月16日 (土)

若きアンドレ・プレヴィンにびっくり

昨日なにげなくTVをつけたら、NHK教育で指揮者・ピアニストのアンドレ・プレヴィンの特集をやっていました。そういえば、そんな予定があったっけと思い出しました。

そこそこメジャーでしたので昔から名前はよく知っていましたが、たまたま一生懸命聴いた覚えはありません。
数年前に歳をとってからの演奏をTVで見て、さすがに衰えているかなあ、と感じたので、今回も特にチェックしていませんでした。

今回はアーカイヴということで、なんと1970年代の演奏が放映されていました。私が見たのはモーツァルトのピアノ協奏曲の20番を弾き振りしているところでした。

いやー、当たり前ですが、若かった。
しかもスリム。
髪型などマッシュルームっぽくていかにも70年代という感じ。
一瞬、マレイ・ペライアかと思ってしまった。

演奏の方は結構元気。
デリケートという感じではなかったかな。
ただ、テレビではモーツァルトなどはよくわからないかも、というのが正直なところです。
よほど個性的な演奏でないと、私などにはなかなか1回聴いただけではわかりません。
ライブやCDでその人の特徴があらかじめわかっていると、だいぶ違うのですが。

そういえば、ヌーブルジェを発見した2008年のル・ジュルナル・ド・ショパンのとき、ヌーブルジェの輝く才能を確信しはじめたのは3、4曲聴いてからでした。

もっとも、最初の方はショパンのマイナーな作品ばかり弾いていたので、余計わからず、よく聴き知ったポロネーズの第1番を聴いたときに「これは凄い」と思ったものでした。
最初から英雄ポロネーズでも弾いてくれていたら、すぐわかったとは思います。

話は戻りますが、NHKはああいう古い映像も保存できているのなら、アーカイブで放送するのもよいけれど、どんどんネットなどで配信してほしいですね。

芸術遺産を眠らせておくのは、まことにもったいないです。

2010年1月15日 (金)

medici.tvなんとかならないものか

日本のネットによるVOD(ヴィデオ・オン・デマンド)はまったく進んでいなくて、IT後進国であることを痛感します。

先日、日テレの動画サイトのことを書きましたが、無料のサービスサイトであることから、クラッシックコンテンツはあるといってもわずか21でした。

それにくらべ、先般ヌーブルジェ動画関連でみつけたフランスのものと思われるmedici.tvには一流の貴重なライブ演奏などがかなり掲載されています。

http://www.medici.tv/

サービス無料動画の鑑賞のしかたは一応なんとなくわかったものの、有料のVODについては、いまだにやり方がわかりません。

ヌーブルジェの去年秋のルーブルでのコンサートの模様も、ゆっくり全部を鑑賞してみたかったのですが、無料期間内にはすみからすみまでゆっくり鑑賞はできませんでした。

ストリーミング再生だと、6ヶ月4,900円とあります。
(1ヶ月契約900円と24時間契約700円もある)
ダウンロードだと、1本700円から1,200円。

例えばヌーブルジェのライブ動画が1本1,200円で手に入るなら、安いCD買ったと思えば、悪くないと思います。

とここまでわかっているのに、どうやったら申し込みができて、ダウンロードできるかがわからない。
英語がよくわからないというのもありますが、それよりもサイトの作り方が変わっていて、直感的にまったくわからないのです。

まあ、じっくり研究してみますが、どなたかご存じの方があったら、ぜひご教示お願いしたいところです。

2010年1月14日 (木)

ヌーブルジェ・コンサート~なぜリストピアノ協奏曲第2番

本日、所沢市民文化センター「ミューズ」で6月に開催されるヌーブルジェとNHK交響楽団が協演するコンサートチケットが発売されました。

もちろん早速入手しました。

コンチェルトの曲目は
 リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
オケのほうは、
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
です。

しかし、なぜ「リストの2番」なのか・・・

最近でこそ少し聴くようになったものの、かつてはどうもリストが苦手で、ソロもコンチェルトもあまり親しんでいませんでした。
それでも「ピアノ協奏曲第1番」の方は、他の有名な協奏曲とカップリングされていたりしたので、多少聴いたことはあります。

でも何というか、切れ目なく演奏されて形式がはっきりせず、音楽だけ聴いていてもわかりずらい。結構モダンなメロディーでいろいろ劇的に展開するのだけれども、何か情景を伴っているというか、意味が込められているというか、背景にある劇的、詩的な要素をわかっていないと、音楽がすっと入ってこないような気がしてしまうのです。

古典派のモーツァルトとかベートーヴェンの場合は、理屈抜きに音楽だけの変化が楽しい。
提示されて、変化して、戻ってくる。
ショパンにしても、メロディーはロマンティックだけれども、形式は古典的でわかりやす。

そういう感性なので、鑑賞の範囲が狭かった。

リストに戻ると、まあまあ有名な1番な方でさえ、その程度の接触具合だったわけで、ましてや2番など、東京の大きなショップならともかく、そうでない店ではCDなどでもほとんどみかけない曲です。

「ピティナ」の楽曲情報を良く参照するのですが、そこにも2番については記載なしです
その点、ウィキペディアにはそこそこ情報が載っています。
また、「Blue Sky Label」というクラッシックに関するかなり濃いサイトにこんなことが書いてありました。

・リスト自体が昨今あまり人気がない
・2番はほとんど演奏される機会がないマイナーな作品
・1番のカップリングとして埋め合わせ的に(CDに)収録される

ヌーブルジェはそういう2番を弾く。
さすが、アンチミーハーこだわり派変わり者おたく!!

もっとも、2番の方が後からできたし、20年以上も補筆に補筆が加えられたということですから、ある意味完成度が高い、との指摘のあるようです。

ヌーブルジェのことですから、きっと、すばらしい解釈で素敵に弾いてくれることと期待しましょう。
でも、これはきっちり予習していかねばなりません。
探してもなかなかなく、またリヒテル盤になりそうです。

ブラームスのソナタ第2番が一生懸命勉強したおかげで、あれだけ感動的に聴けたので、今度もがんばらねば。

オケを聴かない人ですから、マーラーの1番も知りません。
こちらも、今度は少し予習していこかと思います。
オケの楽しさが少しわかってきたので。

「ミューズ」ホールは音響に是非期待したいです。

2010年1月13日 (水)

ヌーブルジェ2010年の日本公演予定

先日問い合わせてみたKAJIMOTOから回答をいただきました。
ただの一ファンを大切にしてもらって嬉しいです。

今年ヌーブルジェのリサイタルは、残念ながらやはりないようです。

5月のラ・フォル・ジュルネへの出演詳細はまだ未定のようです。
2月にはプログラム発表されるというのに、案外決まっていないものなのですね。

6月26日(土) パルテノン多摩
   NHK交響楽団/準・メルクル リスト:ピアノ協奏曲第2番

  これは新情報です。
  まだホールのスケジュールにも、N響のサイトにも情報はありません。
  チケット販売予定もみつかりません。

6月27日(日) 所沢市民文化センター
    NHK交響楽団/準・メルクル リスト:ピアノ協奏曲第2番

  これは既報のとおり。
http://mykumasan.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/2010-5354.html
  
7月2日(金)  ザ・シンフォニーホール
   大阪フィルハーモニー交響楽団/大植英次 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

  これも既報のとおり。
http://mykumasan.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/2010-69bb.html

ということは、大阪行かねばなりません。
ブラームスの1番を聴かないわけにはいきませんので。

2011年にはリサイタルツァーが予定されているようです。
「ツァー」というくらいですから、複数開催されるのでしょう。
1年以上先の話でもう待ちきれない気分ですが、とにかく楽しみです。

KAJIMOTOさま、ありがとうございました。

2010年1月12日 (火)

ポリーニの「バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻」を聴いた

去年のリサイタルで、もう往年のポリーニの「らしい」演奏は望めないのだと諦めがついたところに、バッハの平均律を出してきました。
バッハならもしや、という期待と、バッハでもやはり、という不安が交錯するなか、試聴をして第1曲のプレリュードを聴いたところ、聴くに値するかもしれないと思い、買ってみることにしました。

2日間かけて聴き終わりました。

やや早めのテンポでよどみない。
大仰なデュナーミクやアゴーギクとは無縁の自然で素直な音楽の流れ。
きついスタッカートは使わず、レガートと、やわらかめのノンレガート。
ペダルは多用し、それなりに響かせる。
エッジのとれた、柔らかな音。
しかし、感情が乗ったホットな音というものではない。
昔と同じく、音そのものの響きと造型をそこに置く
ただし、その響きと造型は昔のようにきらめく輝きに満ちてはおらず、鋭利なエッジも削られている。

これがポリーニの到達した円熟か。

ここ数年発売された、ショパンの何枚かよりはずっと良い。
技術的にヒスを起こすところはなく、ペダルによる響きの中に音楽が埋まってしまうこともない。

バッハを、普通に、美しく、てらいなく、音として鳴らす。
枯れて力が抜けたナチュラルバッハ。

しかしである。
過去のポリーニに耽溺したものとしては、こういう枯れ方で良いのだろうかとも思ってしまう。
音楽の構造をえぐり出し、鋭利に、普通では聞こえない音まで聴かせていたあの若き頃の超絶技巧。その演奏には、完璧なものだけが有する「凄み」があった

平均律を弾くポリーニに、もう「凄み」はない。
優しくピュアにバッハと向かい合う枯淡した精神があった。
これが、ポリーニの最高の境地というのには、やや寂しい気がする。

全曲聴き比べはとても無理だが、1番と2番をいくつか聴いてみた。

ポリーニとほぼ同世代のアシュケナージも数年前に出しました。
アシュケナージの演奏は、ポリーニの客観的なナチュラル演奏とは対局にある、主観的で親密な表現。ショパンのようです。フーガになると、スタッカートを多用し、ペダルはあまり使わずはぎれの良さを表現しつつ、やはり、随所に歌わせがはいります。
かなり作為的な感じがして、癖があるという感じではあります。

名盤といわれるリヒテルの演奏。
これはもう、昇天してしまいそうな演奏です。
優しい部分を本当に愛おしく弾く。激しい部分は怒濤の響き
それでいてただの直情ではなく、十分コントロールされている。
芯がしっかりあり、かつ硬直しない、驚異的に美しい音。
そして、とろける響き。
フーガの旋律もはっきりしている。
柔と剛、優しさと激しさが同居している

そして、デーモンのグールド
1番にしても、2番にしても、とくにプレリュードはもう普通の演奏家とはアプローチが違いすぎて、比較にもなりません。
エキセントリックではありますが、なぜか、聞き込むうちに、だんだん耳について、抜け出せなくなる。
フーガはもちろんノンレガートとスタッカートを多用してはぎれよく、乾いており、フーガの旋律のそれぞれをくっきり浮かび上がらせる、素晴らしい技術。
空前にして絶後の、誰も真似ができない領域。

じっと瞑想にふけりながら聴くのなら、ひたすら音楽に浸るポリーニ盤で良いのかもしれない。
でも、そこに楽しさ、遊び、優しさ、激しさ、苦しみや解放といった感情を味わいたかったら、リヒテルやグールドを聴きたくなるなあ。

ヌーブルジェには、ぜひ今の若いうちに、あの鮮烈で水がはじけそうなバッハ演奏の録音を残してもらいたいものです。

2010年1月11日 (月)

プラハ交響楽団コンサート@横浜みなとみらいホール

時間ができたので急遽当日券で行ってみました。
オケ単独はほとんど聴かない人なのですが、曲が良かったのと、千住さんのモーツァルトを聴いてみたかったというのがあります。

プラハ交響楽団
指揮:ズデニェク・マーカル
ヴァイオリン:千住真理子

【前半】
スメタナ:連作交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」

【後半】
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」

【アンコール】
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第15番

指揮者は「のだめカンタービレ」のTVドラマで、千秋の子供時代の師匠だったヴィエラ先生役を演じた、あのマーカル氏でした。これはたまたま偶然。
スラブの香りたっぷりです。

管弦楽曲はそもそもコメントできるだけの力がありません。
しかし、さすがに「モルダウ」「新世界より」も超有名ですからよく音楽は入ってきました。でもおそらく、真剣に通しで聴いたのは両方とも初めてだったかもしれません。

席は初めてステージバックにしてみました。
音がどうだろうと心配でしたが、オケに近くパワフルさが伝わってきて、ほとんど問題なし。
むしろ、指揮者と対面ですから、意図がよくわかっておもしろかったです。

どちらの曲もよく作り込んであり良かったですが、特に「新世界より」の方は、最初から最後まで、まったく息をつかせず、まるで映画でも観ているがごとく、音楽がドラマティックだったのに、結構感動してしまいました。
こんなに良い曲だったとは・・・
若い時にこの世界を知っていたら、きっと深くはまっていたに違いありません。
(これからはまるには時間がなさすぎます)

ドヴォルザークが屈指のメロディーメーカーであるというのが良くわかりました。
ピアノ曲はほとんど知りませんが、今後注意してみることにしましょう。

モーツァルトの協奏曲はザルツブルク時代の若い頃の作品だそうです。
初めてでした。
まだモーツァルトは10代後半だというのに、すでに完成度のたかいエレガントな音楽を書いていたものです。しかも、不遇であったとされるザルツブルグ時代に。
初期のモーツァルトはひたすらエレガントで、時にギャラントで、時折フッと憂愁もかいまみられたりして、なかなかなのですよね。
千住真理子のストラディバリウス「デュランティ」は、今日も素晴らしい音色を奏でていました。
独奏は後ろからだと、ちょっと聞こえずらかったでしょうか。

この管弦によるモーツァルトのエレガントな演奏を聴いていると、ピアノのイメージが変わってくるのがわかります
ガツガツなどと弾いたら、このエレガントな世界をを壊してしまう・・・
オケや室内楽を聴きなさいという師匠の言葉の意味がよくわかってきます。

今晩のピアノの練習で早速影響を感じながら練習しました。
最初の一音から音楽を変えることができたような気がします。

良い経験になりました。

アンコールのスラブ舞曲は、もうノリノリで、曲がまだ終わらないうちから拍手が巻き起こるというような終わり方でした。
ニューイヤーコンサートですからありなのでしょう。
マーカル氏もおちゃめで、サービス精神たっぷり。
最後はコンミスの手をひっぱっていって「もうないよ」の意思表示。

いや、たのしいコンサートでした。
堪能しました。

なにせピアノ優先なので、CD買ってオーケストラをじっくり聴くだけの時間はとれないでしょうが、こうやって、生で少しずつ体験していけば良いかなと思っています。

最近1ヶ月のアクセス状況

どうやら累計アクセスが15000を超えたようです。
ここ1ヶ月くらい、急にアクセスが伸びてきて、1日平均PVが76、うちユニークアクセスが43です。
ということは、1日30人~50人くらいのかたが、50ページから100ページ読んでくださっていることになります。

ここ1ヶ月の検索ワードの上位はツィメルマン、ツィマーマン、クリスチャン・ツィメルマンを合わせると288
ヌーブルジェ、フレデリック・ヌーブルジェ、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェを合わせても43
やまりツィメルマンの人気は圧倒的のようです。
もっとも、リンクされているかたはURL直でくるので、ヌーブルジェという検索が減ってきているのはしかたないところです。

ブログを初めて11ヶ月、よくぞここまで続いたものです。
いろいろなことを書いていると、いろいろな方が見に来手下さるのですね.

ここ1ヶ月のちょっとおもしろい検索ワード

 ネタばらし
 とろけるような音
 ぼけたか
 模範ピアノタッチの動画
 東誠三・上手いか

2010年1月10日 (日)

「読響Symphonic Live 深夜の音楽会」の動画サイト

たまたま、ネットで「伊藤家の裏技」を見ていたところ、そこから読響のコンサート動画を発見しました。

「深夜の音楽会」を日テレで放映しているのは知っていましたが、それこそ深夜だし、オケをあまり聴かない人なので、録画もしていませんでした。
それが、ネット上になんとノーカットで21コンサートもアップされているではありませんか。

【動画サイト】
http://www.dai2ntv.jp/music/yomikyo/index.html

伊藤家は動画の前に必ず15秒CMがはいり、たくさん見ると面倒でしたが、こちらの方は、特にCMもなく、サイト自体にもCMがなく、純粋に音楽をゆっくり楽しめる作りになっているのが好印象です。

残念ながら、ピアノ独奏はありませんが、菊池洋子さんのラフマニノフのコンチェルトがあったので、そのうちゆっくり聴いてみようと思っています。

今日は上岡敏之指揮のブラ1を一部聴きました。
「のだめ」で聴き知ったブラ1とは随分違います。千秋指揮のはかなりねっとりしています。何かの本にもそんなことが書いてありました。

ヌーブルジェも読響と協演してくれれば、このサイトに載るかもしれないのに・・・

日テレはどういうつもりで、こんな大サービスしてくれているのか知りませんが、実に良い取り組みだと思います。
きっと回り回って、何かのビジネスになると思います。

逆に最悪なのは、NHKオンデマンド。さすがに不評で、月額利用料の値下げがされるようですが、そもそもタイトルが少なすぎます。クラッシック音楽もしかり。NHKの過去の遺産は膨大なものがあるはずなのに。
視聴料を取っている公共的な放送局なのですから、過去の放送遺産は国民の財産です。
もはや、著作権云々で公開をためらっている場合ではないでしょう。
芸術にしても人々の目に多くふれた方が、より広まることでしょう。

今日は、なんだか語ってしまいました。

2010年1月 8日 (金)

ヌーブルジェ情報をKAJIMOTOに問い合わせてしまいました

ヌーブルジェの情報はどこが一元管理しているかはまだわかりません。
オフィシャルサイトもまだないようです。
日本に招聘もとはKAJIMOTOですので、とりあえず、2010年以降の予定を問い合わせてみました。

果たしてどういう回答がくるかどうか。
乞うご期待!

2010年1月 6日 (水)

2010正月のヌーブルジェ海外コンサート

1/3と1/5に

ショパン:ピアノ協奏曲第2番

を弾いたようです。

指揮:ジョゼフ・スヴェンセン
パリ・アンサンブル・オーケストラ

1/3はスイスのルツェルン、1/5はパリの模様。

なぜ1番ではなく、2番なのか?
というところがヌーブルジェらしい。

1番はかなり手垢にまみれていますが、拙いとされている2番もなかなか悪くないのですよね。演奏しだいでは。

ツィメルマンがポーランド祝祭管を弾き振った名盤を聴いて以来、好きになりました。

ヌーブルジェも聴いてみたいものです。
格好良い第1楽章のピアノの入りをどう弾いてくれるのでしょうか。
想像するだけでワクワクしてしまいます。

2010年1月 5日 (火)

モーツァルト:トルコ行進曲

「のだめ」映画でラン・ランが弾いた『トルコ行進曲』をブログ検索してみました。でいろいろな人の感想を見ると

    凄かった・良かった派  8割くらい
  変だ・しっくりこない派   2割くらい

といったところでしょうか。

私はラン・ランだったらもっとすっ飛びかと思っていたので、想像よりおとなしめに感じました。でも、良かったかそうでなかったか、とあえてわけるとすれば、しっくりこない派です。

ラン・ランはおそらく意図的にディナーミクに妙な変化をつけたり、ふっとテンポを落としてみたりペダルで少し濁らせてみたり、コーダの最後をものすごいアッチェランドかけたり、いろいろいたずらしていたと思います。

ああいう演奏を学校でやってしまったら、トレビアンは取れにくいのではないかな、などと余計な心配をしてしまいした。

のだめはアルゲリッチタイプだと思うのですが。まあ、弾いてもらうのは200%無理でしょうね。

トルコ行進曲はいじりやすいのか、過去、いろいろユニークな演奏が出ています。 動画からひろってみました。

まずはスタニスラフ・ブーニン
焦らないインテンポの演奏ではあるものの、だいぶ強弱などを工夫しています。

グレン・グールドの挑発的トルコ行進曲
※よい子は絶対に真似してはいけません。

ファジル・サイのジャズアレンジトルコ行進曲
※普通に弾くバージョンは好きです。

ニュウ・ニュウが弾く(ちょっと悪趣味の)ヴォロドス編曲版(去年、ガブリリュクが弾くのを聴いてびっくり)。ニュウ・ニュウのはまだかわゆいほうです。 

イーヴォ・ポゴレリッチ
まあ普通っぽいけれど、モーツァルトとしてははげしすぎか。手があまってます

オーソドックスなこれぞモーツァルトといった動画がなかなか見つかりませんでした。

去年、金沢のラ・フォル・ジュルネでヌーブルジェが弾きましたが、インテンポで奇をてらわず、勇壮で落ち着いていました。男性的なトルコ行進曲でした。

2010年1月 1日 (金)

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』鑑賞記

2010年の初記事はヌーブルジェではなく「のだめ」になりました。

【以下、少しネタバレ注意】

前編は千秋編といったところです。
ピアノ独奏の場面がやや少なかったのが、ピアノファンとしては残念。

前半は例によって、だいぶオチャラケた感じでしたが、後半はたっぷり音楽を聴かせてもらえました。

いきなり、ウィーン楽友教会の大ホールでのベト7演奏というのはすごかった。自宅にもどったら、NHK教育テレビでそのまさに楽友教会大ホールでのウィーンウィルによるニューイヤーコンサートを放映していたので、二度びっくり。

2時間の枠でおさめなければならないので、いろいろ原作に手を加えなければいけないのは、しかたのないところです。
ですが、部分部分で「原作どおり!」というところも多く、また、筋の流れはずれていないので、そう違和感はありません。

原作を読んでいないと、実はこの映画の機微の部分はわからないのではないかなあ、などと思いながら見ていました。

チャイコフスキーの序曲「1812年」(原作にはない)が映画のハイライトで、実際のコンサートより大迫力で、手抜きなしで、時間もたっぷり。
普段、オーケストラをあまり聴かない私でも堪能しました。

あと、バッハの弾き振りコンチェルト1番も良かった。
これはさっそく求めてじっくり聴いてみようと思います。
グールドの動画があるようです。

ラン・ランが弾いたという「のだめ」のモーツァルト・トルコ行進曲
どれだけはじけているかと、怖いもの見たさでしたが、想像していたはねかたとちょっと違いました。
奇しくも、ラン・ランの演奏は昨日NHKで放映されました。(2009年1月の日本公演の模様)
あの「英雄ポロネーズ」のようなハチャメチャぶりまではいっていなかったようです。

4月に封切られる『後編』では「のだめ」のショパンのピアノ協奏曲第1番がおそらくハイライトになるのでしょう。
予告編で少し聴いてしまいました。
また演奏場面は手抜きなしで作ってくれるでょうから、期待したいです。

クラッシック好きでも、やはり聴き慣れない曲にはなかなか入っていけないものです。
知らない曲などは、こういうものから入っていくのも良いなあと思いました。

ロケたっぷり、ホールは一流、演奏場面も手抜き無し、原作の物語のテーマもしっかりはいっている。
脇役たちが、とってつけたようにちょい出演だったのはしかたないところですが、まあ良い映画だったと思います。楽しめました。

※前にも書きましたが、ヌーブルジェの演奏でブラームスの第2ソナタを知った方には、ぜひ、去年封切られた映画『クララ・シューマン』を見ることをお勧めします。
ますます第2ソナタを身近に感じることができるようになること請け合いです。

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

twitter

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ