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2009年11月28日 (土)

内田光子ピアノ・リサイタル@サントリーホール(1)

久々に感動に打ち震えました。
ヌーブルジェは別枠として、私の中では今年のベスト・リサイタルといえます。

日本人ピアニストの第一人者ともいえる内田光子のリサイタルでした。(11/27(金))

モーツァルトのソナタとロンドがヌーブルジェの金沢でのプログラムとかぶっていました。
ヌーブルジェファンとしては、残念ながら今度ばかりは内田光子に軍配を上げざるを得ません。
特にモーツァルト・ロンド・イ短調K.511は、今まで聴いたライブやCDと比較しても最高といえるもので、頭はしびれ、涙があふれてきました。

当初はチケットが取れず、諦めていたところ、つい2週間ほど前、追加販売されているのをたまたまみつけ、行くことができました。
かなり前に、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番の弾き振りをサントリーホールで聴いたことがあり、その後縁がなく、リサイタルは初めてでした。
CDでは、モーツァルト、シューマン、シューベルト、ベートーヴェンなどを何枚か聴いてはいました。

【前半】
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K310
クルターク:Fisのアンティフォニー(『遊び』2から)
J.S.バッハ:フーガの技法BWV1080から コントラプンクトゥス1
クルターク:ころがりっこ(『遊び』3から)
クルターク:肖像画(3)(『遊び』3から)
クルターク:泣き歌(2) (『遊び』3から)
クルターク:クリスティアン・ウォルフを想って(うつらうつらと)(『遊び』3から)
J.S.バッハ:フランス組曲第5番BWV816から サラバンド
クルターク:終わりのない遊び(『遊び』3から)
モーツァルト:ロンド イ短調 K511

【後半】
シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17

【アンコール】
シューマン:謝肉祭 op.9から「告白」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
        第1楽章

CDで聴き知っていた内田光子には、それほどのめり込むほど好んでいたわけではなかったのですが、今回初めて聴くリサイタルの演奏には、完全にひきこまれてしまいました。

内田光子の過去のCDの演奏からは、原典忠実主義で、私情を廃し音楽をかっちり固めてくるような印象受けていました。
ビックリするようなテクニックを押し出すわけではなく、叙情たっぷりに歌い上げるわけでもなく、知的かつ冷静でありながら、切り込みは鋭いといった感じでしょうか。

ところが、この日の内田光子は、もちろん知性のコントロール化でありながらも、品性のたもたれた叙情性も十分あり、アゴーギクもところどころ使用しつつ、音のうねりを表現し、一瞬たりとも退屈な場面がありませんでした。

個別の曲の感想は次の記事にします。

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