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2009年11月26日 (木)

練習しないことも練習

この秋から、来春から初夏にかけての予定のピアノの発表会の準備にはいっています。

・モーツァルト:ソナタ12番 ヘ長調 K.332
・リスト:忘れられたワルツ1番

です。

実力以上の曲に挑戦しているので、にっちもさっちもいきません。
モーツァルトなど3ヶ月くらい弾きこんで、まだ第1楽章の提示部を満足に弾けません。

先生曰く、技術的には決して弾けないわけではなく、経験ですと。

例えば、なかなか弾けないパッセージがあると、そこは指を上げてみる、とか、そこは左まわりに手首を回してみる、とかいろいろな微妙なテクニックがあります。

すると、確かにだんだんちょっとずつイメージ通りに弾けるようになっていく。

それとモーツァルトの洗練やデリカシー、対比、エネルギーなどを、フレーズごとに理解していかなければなりません。

2ヶ月くらい練習したところで、どうにも進歩しない自分がいました。

その後、プロのリサイタルをかなり聴いて、音や音楽のイメージを吸収しようと必死です。

河合尚子やマンゴーバやシェプキンのような繊細系の演奏が特に参考になります。

ヴァン・クライアーン・コンクールの元気のよいファイナリストの演奏や、売り出し中のラン・ランの演奏などは、あまり参考にできません。というか、あんな風には弾けません。

ここのところあまり練習できていない状態で、シェプキン風にバッハのインヴェンションを弾いてみました。
何か前の音楽と違うものを弾いているような感覚。

練習をしないで、一流の演奏を吸収するだけでも、随分とためになるものだなと思ったしだいです。

 

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