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2009年8月30日 (日)

イリーナ・メジューエワ レクチャーコンサート@新宿朝日カルチャーセンター

イリーナ・メジューエワ。女性。1975年ロシアのゴーリキ生まれ。東京在住。日本語ペラペラ。

友人の紹介で、ショパンのスケルツォなどを聴いてみたところ、かなり強烈な自己主張を持った、かといって正統をはずさない、立派の演奏だったので、一度で気に入りました。

そのメジューエワが、新宿住友ビルの朝日カルチャーセンターでベートーヴェン:ピアノ・ソナタの全曲レクチャーコンサートを行っているという情報を得、早速申し込んで昨日聴いてきました。

【プログラム】

1.ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 Op.27-1
2.ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」 Op.27-2
3.ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op.31-3
4.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90

演奏の前に、曲が作曲された時代背景や、曲の構造的な特徴のレクチャーが少しあり、その後、演奏を聴きました。

ショパンの演奏で感じていたとおり、直球ど真ん中、といった、たくましくも堂々としたベートーヴェンでした。華奢な身体に似合わない、一本筋の通った迫力。チャーミングな容姿に似合わない、演奏に入ってからの求道者のような集中力。

不必要にダンパーペダルで響かせず、逆にソフトペダルは多様して、微妙な音色のコントロールをしていました。

ヌーブルジェと同じようなアプローチで、歌うところもくねくねせず、様式感を損ないません。そして、レクチャーでも触れていましたが、休符を非常に大切にしていました。休符で音楽が途切れるときの効果。それをよく考えているようです。この点でもヌーブルジェと共通したものがあります。

なかなか聴かせます。

ただ、惜しむらくは、まず会場がカルチャーセンターで使う会議室ですから、音響が良くない。非常にデッドで、音が響いてきません。
また、使用したピアノはヤマハのあまりグレードの高くないピアノ。せぜいC2かC3あたりではないでしょうか。
調律によってもだいぶ変わりますが、あまり色気のある音ではありませんでした。
そして、60~70人程度の小さな会場でしたから、音がダイレクトに伝わってくるのです。

演奏もデッド、音もデッドで、音量だけはものすごい(さすがプロ)ので耳には厳しいものがありました。

ぜひとも、きちんとしたコンサートホールで、一度聴いてみたいと思いました。

メジューエワ、また一人お気に入りの若いピアニストが増えました。

余談ですが、この日メジューエワは楽譜を見ながらの演奏でした。
譜めくりは、おそらく、学生アルバイトか何かの女性でした。
その譜めくりが、大変上手で、メジューエワも全くストレスを感じておらず、見ている方も安心でした。おまけに、メジューエワと同様素敵な女性です。

過日、ジャン=マルク・ルイサダのリサイタルのときに、譜めくりした男子は、まったく集中力がなく、タイミングも最悪で、演奏に影響を与えてしまっていたのと大違いでした。

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