最近のトラックバック

« NHK交響楽団定期演奏会評(音楽の友8月号)&ルイサダ評 | トップページ | 休日にまたビデオ鑑賞 »

2009年7月19日 (日)

ホロヴィッツなみの辻井伸行チケット

私の地元近くのホールで秋に辻井伸行氏のリサイタルが開かれ、今日はそのチケットの販売日でした。
そのホールで先着順に300枚販売されるとのことだったので、たまたま都合がついたので、早起きして出向いてみまし
た。
おそらく、これだけメディアで騒がれているので、相当早く並ばないと買えないという予想はしていました。

発売時間は午前10時、私が現地に着いたは朝6時15分頃でした。
すると、ホール入り口に通じる敷地入り口のあたりに立て看板があり、係員とおぼしき人が、集まってきている人々
に懸命に説明をしていました。

私もすぐ呼び止められ、辻井伸行リサイタルのチケットの購入は、もうほとんど不可能です、とのこと。
え!と聞き返すと、すでに200名以上の行列ができており、300枚に対して1人2枚づつまで買えるので、まずもう無理
だろうとのことでした。

看板の張り紙を見てみると、昨日の21時の段階で、もう購入不能状態だったそうです。
何ということでしょうか。
一番先頭は一昨日から2日間徹夜。

行列をざっと眺めてみると、ビニールシートや椅子持参で、並ぶ気満々の人たちであふれかえっていました。

甘かった。
メディアの力と、日本人のミーハー度を甘く見すぎていました。
もっとも朝4時台に起きて、6時に行った私も十分ミーハーではありますが・・・

こんなにクラッシックチケットのために並ぶのは、私の知る中ではウラディーミル・ホロヴィッツの初来日以来のことです。

国際コンクールに優勝したところで、まだ彼はスタート台に立ったばかり。
これから2年間300コンサートという過酷な演奏ノルマが待っているし、盲目のハンデのため、レパートリーを増やす
にしても、健常者の何倍もの努力が必要でしょう。
また、彼の演奏はCDや動画で視聴するかぎり、素直で透明な感じを受けますが、より深い感動を聴衆に与えるために
は、精神的にももっと成熟していかなければならないでしょうし、課題は山積だと思われます。

あまりにも一気にもてはやされてメジャーになってしまい、中身が追いついていかないと、息の長い芸術家になれない危惧もあります。
日本人聴衆は身びいきもあるし、ハンデに対する判官びいきもあることでしょう。
できれば、ヨーロッパできちんと修行して、本場の聴衆にしっかり評価されるような演奏家に育ってほしいものです

翻(ひるがえ)って、わがヌーブルジェは、サントリーホールをまだ満杯にできず、「音楽の友」で批評もしてもらえないマイナーな存在です。
私にとっては、かえってその方が嬉しい面もあります。
『フフフ、彼の素晴らしさにはまだ少数の人しか気付かないのだ』
という、少しいやらしい感覚ではありますが。

しかし、きっとフランスを中心にヨーロッパで地道にコンサートを重ねていけば、向こうでしっかり認められ、いづれ日本でも大きく取り上げられるようになるでしょう。
このブログがその時、こんな前から追っかけていたおバカがいたのだ、などと言われるようになったらファン冥利に尽きます。

« NHK交響楽団定期演奏会評(音楽の友8月号)&ルイサダ評 | トップページ | 休日にまたビデオ鑑賞 »

随想」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ホロヴィッツなみの辻井伸行チケット:

« NHK交響楽団定期演奏会評(音楽の友8月号)&ルイサダ評 | トップページ | 休日にまたビデオ鑑賞 »

twitter

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ