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2009年6月14日 (日)

ヌーブルジェ・ミニライブ@タワーレコード渋谷店~美味しすぎです!

一昨日、昨日、そして今日と、滅多に渋谷などに行かない者が、3日も連続で若者であふれかえる不況知らずの街に足を運んでしまいました。

さて、3時開始ということで、余裕を見て40分ほど前にタワーレコード渋谷店に到着しました。
6階クラッシックCD売り場に上がっていくと、角の方のスペースに、ヤマハのピアノが用意され、その前に、30席
程度の椅子が並べてありました。
数名がすでに腰かけていて、あと、席取りのために物をおいてある椅子もいくつかありました。

早めに行って正解でした。
私は前から2列目のほぼ演奏者の真横に陣取ることができました。
ピアノとの距離は、ほんの1.5メートルほどです。
ここまで間近で聴くのはもちろん初めてです。

しばらくすると、時間前だというのにヌーブルジェがするすると現れ、ちょっとこちらを見て軽く会釈をすると(もしや私も覚えられたかなあ、もう何度も近くで会ってますから)、やにわに、バッハ:イギリス組曲第2番のプレリュードを弾きだしたではありませんか!
うぉ、感激です。
そして、しばらく弾いた後、今度はショパン:ノクーターンのop.15-1を弾きだし、その途中から即興的な軽やかなパ
ッセージをサラッと弾いてのけ、またするすると立ち去っていきました。

軽い指らしと、ピアノの感触を確かめにきたようでした。

さて、3時になり、司会はキングレコードの女性、通訳はカジモトの女性でミニライブ&インタビューが始まりました

まずは、挨拶がわりに先ほど指ならしした、バッハ:イギリス組曲第2番プレリュードの演奏です。
CDになっているサントリーホールの炎のような演奏とはひと味違い、ナントのラ・フォル・ジュルネのプロモーション
動画のように、少しスピードを落とした端正でしっとりした演奏でした。
ダンパーペダルには足はかけていましたが、使用する場面は少なく、様式感を重視したような演奏です。
やはり、ここ2年でバッハに対するアプローチも変化してきているようです。

ここで、インタビューとなり、来週のリサイタルの曲目についてだとか、作曲や編曲を手がけていることについての質問がされました。
ヌーブルジェは、まず「コンニチハ」と日本語で挨拶したあと、やや訛りのありそうな英語で答えました。
ネイティブの英語でないだけに、英語が苦手な私でも、少し聞き取れました。

来週のリサイタルは、前回と趣向を変えて、あえて、ドイツ物中心にしたとのことです。
ベートーヴェンのソナタを日本のリサイタルで演奏するのは初めてなので楽しみにしているそうです。
作曲した曲の数はきちっと作ったものとなると、よくわからないらしく、編曲は少ないながらもベートーヴェンやフォ
ーレのミサ曲などを行ったとのこと。
作曲をすることは、演奏する際に、作品を理解するというより、作曲者の「感情」を理解するうえで、大変役に立って
いるそうです。「useful」という単語がはっきり聞き取れました。

インタビューが終わり、2曲目は、やはり指ならししていた、ショパン:ノクターン第4番 ヘ長調 op.15-1でした。
サントリーホールライブにバラード2番といっしょに弾かれた曲。
あの演奏で、私はいっぺんにこの曲のファンになってしまいました。
それを、こんな間近で聴けるとは、本当にラッキーです。

CDでのライブ感あふれる鮮烈な音とはまた違って、ピアノのダイレクトな音を堪能できました。そして、中間の嵐の部分の、超人的なテクニックといったら!
ヌーブルジェは、演奏に入ったとたん、さっと顔つきが変わり、音楽だけの世界に没頭ができるようです。
それが、あの集中力と緊張感に満ちた演奏につながるのですね。

予定は2曲だったようですが、司会の方のアンコール要請に応えて、聴いたことのない、現代曲のような演奏が始まりました。
ピアノを打楽器のように、そしてリズミックに扱い、幻想的な音を綴っていく。弱音から強音までの凄まじいダイナミックレンジの広さ。低
音部の大音量は地響きのように鳴り響きました。
現代曲など、およそ好んで聴く者ではないのですが、間近で現代ピアノの特性を最大限生かすこのような演奏が繰り広
げられると、思わず息を飲んで聴き入ってしまいました。

司会者がおそるおそる「あの、今の曲は何でしょうか・・・」と尋ねると、なんと、ヌーブルジェの即興的なオリジナル曲だったとのことです。

これでライブはお開きとなり、この後サイン会が行われた模様です。

今日は、お隣に(一応)ドイツからの追っかけファンの方がいらして、追っかけどうし、おおいに盛り上がってしまい、楽しみも倍でした。

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ヌーブルジェコンサート鑑賞記」カテゴリの記事

コメント

まゆまおさま:

>私はこの中では「La Valse」がとても気に入っているので(邪道でしょうか?)

あれは凄い演奏ですね。ヌーブルジェはいつも挨拶がわりに弾くらしいです。ヌーブルジェの優れたところが余すところなく発揮できるのでしょう。

>なるほど、譜面を見て聴いてらっしゃるのですね。

ハハハ、このブログを始めてから、そういうCDの聴き方をすることもあります。
それと、ピアノを習い始めた影響もあります。

>女らしく(?)感覚で聴いて楽しみたいと思います・・・。

本来それで十分ですよね(^_^)

>楽譜を見ながら聴けば勉強になると思います。

これはその通りで、一番の近道ですね。
ベートーヴェンの1番コンチェルトも、たまたまシフのテキストにカデンツァの楽譜が載っていて、見ていったので、演奏が大変よくわかりました。

ハンマークラヴィーアは楽譜を持っています。絶対弾けないのにもかかわらず(^^;)
シャコンヌはバイオリンの原曲を今聴いてます。
難敵のブラームスソナタはだいぶ覚えてきましたが、この際楽譜見た方が手っ取り早いかなと思い始めてます。

>ヤフオクにも少し出てますね。

最前列のほぼ真ん中ですね。しかも3枚も。
どういう人なのでしょうね。

まいくま 様

改めて、N響定演とミニライブのリポート拝見いたしました。

伺えなかった者としては、あくまで想像の域を出ませんが、
今週末には聴けるであろうヌーブルジェ氏の美音を
想像しながら読ませて頂きました。
本当に羨ましい限りです・・・。

ミニライブの選曲は、
サントリーホールライブのCD販売とリンクしていたのでしょうが、
私はこの中では「La Valse」がとても気に入っているので(邪道でしょうか?)
どこかで生で聴く機会があるといいなぁと思っています。

>楽譜など見て勉強します。

なるほど、譜面を見て聴いてらっしゃるのですね。
譜読みの遅い私には、その域に達することは到底出来ません・・・。
現状ではヌーブルジェ氏の良さを
皆様の100分の1にも理解してないでしょうけれど、
女らしく(?)感覚で聴いて楽しみたいと思います・・・。

>こだわり過ぎて、バカみたいな気がしていたのですが、

そんなことはないですよ。
過去にN響のコンサートで
最前列でスコアを広げて聴いている人がいて
演奏者は大層引いたそうですが、
確かに音楽の勉強をしている人なら
楽譜を見ながら聴けば勉強になると思います。

20日は、私にはもったいないような良い席が取れてますが、
ヤフオクにも少し出てますね。
プレミアなどはついてませんが、最前列です。
http://search.auctions.yahoo.co.jp/jp/search/auc?p=%A5%CC%A1%BC%A5%D6%A5%EB%A5%B8%A5%A7&auccat=0&submit=%B8%A1%BA%F7&alocale=0jp&acc=jp
(席番までバレバレですが・・・。)

まゆまおさま:

昨日お友達になった方はプロ演奏家で「リサイタルの曲、もちろん勉強してますよね!」と意見をいただきました。
こだわり過ぎて、バカみたいな気がしていたのですが、その言葉を聞いて安心しました。

あと数日、楽譜など見て勉強します。

さぼてんさま:

正体ばれちゃいましたかね(^_^;)
がっかりでしょう?

案外、客は少なかったですね。
やはりまだまだマイナーなのですね。
でも、そこが嬉しいところですが(^o^)

20日、私は8列目の真ん中へんです。
もしかしたらお会いできるかもしれませんね。

私もミニライブいきましたーーー!まゆまおさん情報ありがとうございます。いやー美味しかったです。私は3列目にいたので、まいくまさんの正体がわかってしまったかも(笑)わたしも追っかけに近くなりつつあります。彼のライブの見る回数を重ねるほどどんどんファンになっていきます~~ 私は本日のショパンのノクターンのおかげで今日一日夢見心地でした!サインは買わなきゃだめみたいにいっていましたが、私は家から持参のCDをもっていきしてもらいました。ほとんどのお客様はライブで帰られ、サイン会はちょっと寂しい感じでしたので、ちかづいて話そうと思えば話せましたが止めました(笑)
ちなみに昨日もまいくまさんN響行かれたみたいなのでわたしのれぽは必要ないですね(ってまいくまさんのような詳細なれぽできませんが)誰かがアンコールの有無をきいていましたが、N響2日目ではありませんでした。
20日楽しみですねーーー!!私は鍵盤側ではありませんが2列目で音を最大限堪能します~!

まいくま 様

こんばんは。
お疲れのところみっちりとリポートして頂きありがとうございました。

本日、私は全然別の世界(お子ちゃまバレエ)に浸かっていた為
残念ながら、今は読んでも頭に入りそうもありませんが、

明日以降落ち着いて読ませて頂き、今週末のリサイタルに備えたいと思います。

まずは御礼まで。

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