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2009年6月17日 (水)

ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番に挑む

ヌーブルジェ・リサイタルまであと3日。

挑むと言っても弾いてみるわけではありません。
リヒテル盤を聴いてもなかなか仲良くなれないので、とうとう楽譜を手に入れて譜面を見ながら聴いてみることにしました。

この曲はブラームスがまだ19歳という若さの時に作曲した曲。改訂をしたため2番目のソナタとなったのであるけれども、実質は一番最初のソナタといえます。
改訂後は、クララ・シューマンに献呈されているとのこと。
(この頃から人妻クララに恋してたのですかね。)

19歳の若者が創ったにしては、なんとまあ、重々しく、屈折しているのだろう、というのがリヒテル盤を聴いての印象です。
あまりブラームスとはお友達になりたくないな、というのが正直なところです。

そして、ヌーブルジェのプロモーション動画を見てしまったことで、ヌーブルジェのアプローチがわかってしまいました。
ブラームス、若いじゃない!大いに情熱的でもある。
というところですね。
以前、インタビュー記事で語っていたとおりです。

さてさて、では楽譜をなぞってみます。

第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ・マ・エネルジコ
4分の3拍子のソナタ形式。
まず、音だけ聴いていると、3拍子であることがよくわかりませんでした。
「ダン、ダダダダダダッ:ダン、ダダダダダダッ」
ですからね。
これ、楽譜見ると
「ダン ダ、ダダダダ、ダー:ダン ダ、ダダダダ、ダー」
って、ちゃんと3拍子になってます。当たり前ですけど。
とにかく、第1主題はスタッカティシモの和音の連打です。

第2主題は左手の三連符に乗せて、右手が下降のメロディーを柔らかに奏でるはずです。
「ティーラリーラ、ラーーー、ティーラリーララーーー」
このあたりは、3拍子であることが良くわかるところです。

リピートなしで展開部に。
右手スタッカートの単旋律であわただしく第1主題の短い展開。第2主題、第1主題、第2主題とめまぐるしく展開が続いて、あっという間に再現部。

第1主題がカノン風に再現。続いて第2主題再現。
そしてピウ・モッソのコーダ。最後はピアノで終了。

あれ、案外シンプルな構造しているのがわかりました。
経過部分がド派手なだけに、構造をわかりにくくしているのですね。きちんと主題を押さえるとわかります。

第2楽章 アンダンテ・コン・エスプレッシオーネ
なんでも、ドイツの古い民謡「私は辛い」を主題とするそうです。ブラームスよ、そんなに辛かったのか。
この楽章は変奏形式なので比較的わかりやすいでしょうか。

主題と3つの変奏。
変奏が進むにつれて、だんだん楽譜がにぎやかに、つまり、和音だらけになります。
主題と第1変奏は短め。第2変奏は最初のうち楽譜が3段で低音から高音までレンジが広い。
和音が増えてきて、深刻に。
第3変奏は、苦悩から回復したような明るさがある。最後は右手がアルペジオで降下して唐突な終わり方。

第3楽章 スケルツォ(アレグロ)
第2楽章と主題が同じなので、楽章が変わったとは始めわかりませんでした。
「ティー、ラー、ラー、ラー」「タラタタッ」になっただけです。
三部形式。
主部はAAA’
トリオはBBB’終止部
主部にもどり、右手華麗なトリル。最後ピウ・モデラートでトリルに乗せてトリオ主題が現れ、テンポⅠでオクターブ連打で終止。
これも意外とわかりやすいですね。

第4楽章 フィナーレ(ソステヌート‐アレグロ・ノン・トロッポ・エ・ルバート)
序奏付きのソナタ形式。
序奏、どこかで聴いたことがある。
そう「もののけ姫」のテーマです。

「もののけ」を使った第1主題。
ルバートして弾くらしい。
和音の連打を経て、旋律的な第2主題。スタッカートで駆け上がって、特徴的なオクターブの連打。
この「ディダダダダー、ディダダダダー」がやけに特徴的なので、経過部分にもかかわらず目立ってしまって、構造がよくわからなかったようです。
ここでリピート。
展開部はまず、提示部最後の特徴的な連打から始まり、ゆったりとしたアルペジオ。
アニマートで和音が連打されたあと、第1主題が厚みをもって展開、続いて第2主題がまあブラームスにしてはコミカルに展開。

ここで序奏が短く再現したのち、再現部。第1主題が再現しそして、ちょっとブロードウェイ風に第2主題が再現。
特徴的なオクターブ連打「ディダダダダー」が再現し、終結へ。
コーダでは、モルト・ソステヌートとテンポを落とし、幻想的な雰囲気のトリルとスケール、半音階的上昇などがありアルペジオで終止。

これも、ソナタ形式としてごくオーソドックスな作りだったのですね。

いやいや、やはり楽譜を見ると、すっごく良く曲がわかります。
すこーし、ブラームスと近づけたかもしれません。

「タララ」とか「ディダダ」とかわけのわからん擬音語ばかりになってしまいました(^^;)楽譜を載せられれば良くわかるところ、そこまで暇がありません。

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