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2009年5月27日 (水)

「ムジカノーヴァ」ヌーブルジェインタビュー

ピアノの教師と学習者のための雑誌「ムジカノーヴァ」6月号に、ヌーブルジェのインタビュー記事が載っています。(取材・文:堀江昭朗氏)

ピアノは遊びで即興的に弾いたのがスタート

まるで、ピアノの森のカイみたいですね。

8歳で習い始めたのは遅かったのかも知れませんが、情熱でカバーです。けれど、そんなこともあってテクニックには自信がありませんでした。

確かに、8歳はピアニストとしては遅いですね。そして、なんと、今ではあれだけ安定的なテクニックをみせるヌーブルジェが、自信がなかったとは!

12歳になってから1曲を丁寧に仕上げることの重要さに気付き、さらにテクニックを磨くためにマニアックなくらいに練習曲を弾きまくりました。

練習曲マニアだったとは!しかし、天才と思っていましたが、相当な努力を積んだのですね。(当たり前か)
CDになっている、ツェルニー50番の練習曲もそのひとつだったようです。

練習曲っぽくならないようにメロディ・ラインに気を配り、バスや和声の動きを丁寧に表現し、曲ごとのキャラクターを際立たせるように工夫しました。練習曲をエレガントに弾くためのこの経験は、他の作品を弾くのにも役だっています。

なるほど。ヌーブルジェの深い解釈の秘密はこのあたりにあるのですね。これはピアノ学習者には大変示唆に富む内容です。
私は恥ずかしながら今ツェルニー30番の練習曲に取り組んでいますが、とかく音楽的にはおざなりになりがちです。ヌーブルジェを見習って、真剣に丁寧に音楽を作っていけば、きっといわゆる「曲」を練習する時に役立ちますね。

さて、今回の来日公演の曲目(バッハ/ブラームス:シャコンヌ、ブラームス:ソナタ、ベートーヴェン:ハンマークラヴィーア)についてです。

《シャコンヌ》は16歳の時にパリ音楽院で賞を取った作品で思い入れもあります。・・・・・・左手の訓練のためにも弾きこんだ作品なんです。

なんと、16歳のときに、あの左手だけのシャコンヌを。
そもそも、この曲も練習曲ですから、やはり練習曲マニアだったんだ。

こ難しく思われているブラームスでも、対位法が使われていたりして知的に構築された《ハンマークラヴィーア》でも、彼らの音楽への情熱にスポットを当てて演奏したいと思っています。音楽について熱っぽく語るブラームスやベートーヴェンの姿をイメージしたい。

6月のリサイタルは、どうやら「熱い」演奏が期待できそうです。
ブラームスの2番のソナタは聴いたことがなかったので、今リヒテル盤で予習中です。でもリヒテルをもってしても、あの曲が素晴らしいとはなかなか思えてきません。たしかに「こ難しい」。ヌーブルジェはどう聴かせてくれるのでしょうか。
ハンマークラヴィーアもある意味「こ難しい」ですし、なんといっても長い。どれだけ集中させてもらえるか、大いに期待したいです。

17歳でパリ音楽院を卒業してすぐデビューしたことについては

早すぎる一本立ちだったのかもしれません。・・・この若さで演奏できる場のあることを感謝しています。・・・・・・僕にとっては音楽活動するのが最も自然なこと。これからも自分のペースで活動できたらと思っています。

日本で言えば、高校2年生くらいで芸術専門の音楽大学を卒業してデビュー、という感じです。
確かに、日本で考えたら無謀に近いですね。
しかも、8歳でピアノを本格的に始めたのですから、わずか9年です。そう考えると、努力も凄かったのだろうとはいえ、やはり天才なのでしょうね。

ぜひ順調にメジャーなピアニストに成長してほしいですが、そうなるとだんだん周りが放っておかないでしょうから、ペースを乱される可能性もあります。
まだ若いのですから、ぜひぜひ、焦らずじっくりと研鑽を積んで、さらに素晴らしい音楽を聴かせてほしいと願ってやみません。

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コメント

KA-TSU さま

ヌーブルジェは安易に「うけ狙い」のプログラムを組むような人ではないようですね。

「ハンマークラヴィーア」だけは以前から知っていますが、そうそうこの長大なソナタを聴くものでもありません。

「シャコンヌ」は以前の記事にも書いたとおり、今年のラ・フォル・ジュルネでわずか150席あまりの小さな会場で聴きました。それは鬼気迫るものがありました。
今度は大きなホールでの演奏ですので、また違った趣を味わえるのではないかと、今から楽しみにしています。

たびたび失礼いたします。

私も6月20日のリサイタルに行きます!
ただ、私は守備範囲がかなり狭く、今回の演奏曲目は普段あまり
聴かない曲ばかりなのです。

「シャコンヌ」の左手だけの演奏ってあまり想像できないのですが、
まいくまさんは以前聴かれたんですよね?とても良かったようですし、
ブラームスやベートーヴェンも熱い演奏が期待できそうですので、
私もしっかり予習して臨もうと思います!

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