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2009年5月18日 (月)

ヤノシュ・オレイニチャク リサイタル@みなとみらいホール

ボランスキー監督の映画「戦場のピアニスト」のピアノ演奏と演奏シーンに出演したというポーランド人のオレイニチャク。
テーマ音楽となった嬰ハ短調の遺作のノクターン(レント・コン・エスプレシオーネ)は大変印象的でした。

地元のホールということもあって、初めてライブを聴いてきました。5/17(日)のマチネーです。

プログラムは以下のとおりオールショパンプログラムでした。

【前半】
ノクターン選集(7曲)
 ハ短調(遺作)
 嬰ハ短調(遺作)
 第4番ヘ長調Op.15-1
 第5番嬰ヘ長調Op.15-2
 第13番ハ短調Op.48-1
 第17番ロ長調Op.62-1
 第19番ホ短調Op.72-1

【後半】
ワルツ選集(9曲)
 第3番イ短調Op.34-2「華麗なる円舞曲」
 第6番変ニ長調Op.64-1「子犬のワルツ」
 第7番嬰ハ短調Op.64-2
 第8番変イ長調Op.64-3
 第9番変イ長調Op.69-1「別れのワルツ」
 第10番ロ短調Op.69-2
 ホ短調(遺作)
 イ短調(遺作)
 第12番ヘ短調Op.70-2
※演奏順は違いました。

【アンコール】
スケルツォ第2番
シューマン:幻想小曲集より「飛翔」

映画での演奏は、「演歌」系の印象でした。
けっこうベタな感じかなと思っていたのですが、案外ナイーブな音の作り。

嬰ハ短調は映画とはだいぶ異なる弾き方をしていましたね。あまり激情しない。
実は映画の演歌的嬰ハ短調を期待していたので、少し拍子抜けではありました。
ルバートは結構していたものの、ベタベタというほどではなく。
遺作のワルツが、あまり聴いた覚えがなく、その分新鮮で印象に残りました。

ほとんど楽譜を見ていましたが、一部暗譜で弾いていたものもあり、あとアンコールは暗譜です。暗譜で弾いている曲の方が、闊達でノっているように聞こえました。

アンコールの2曲は、ノクターン、ワルツとは明らかにタッチを変えてきて、ガンガンとピアノを響かせていました。むしろこちら系の方が本質の人なのでしょうか?
ただ、技術的には若干厳しいものがあった気がします。

ハ短調のノクターンと、4番、19番のノクターンがヌーブルジェのCDにあります。
ヌーブルジェがいかにインテンポで構成感を大事に弾いているのかが良くわかります。
もちろん、だからといって詩情が足らないわけではなく、ほのかなフッと見せる詩情がなんともたまりません

モダンな演奏と言えましょう。

これに対して、この日のオレイニチャクは、友人の言葉を借りれば「アンティークな演奏」という表現が似合いそうです。

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