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2009年5月10日 (日)

ラ・フォル・ジュルネ金沢2009~アンヌ・ケフェレックコンサート

金沢にはヌーブルジェのチケットだけ前売りで用意し、あとは市内観光でもしているつもりでした。ところが、金沢では東京と違って当日券が余裕で残っていました。
しかも、ほとんどが1,500円です。
というわけで、観光もそこそこに、ついつい気になるコンサートを聴いてしまいました。

昨年のル・ジュルナル・ド・ショパン以来、やはりお気に入りのアンヌ・ケフェレックは、5/2の125と5/3の231を聴きました。

125のプログラム

1.デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K.573
2.幻想曲 ハ短調 K.475
3.ピアノ・ソナタ第14番 K.457

231のプログラム

1.ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
2.ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
(管楽器:シンフォニア・ヴァルソヴィア・ソロイスツ)

今回のケフェレックは、昨年のオペラシティホールで感じたように、艶があって洗練されていて、とても良かったです。

K.475とK.457は3月に浜離宮ホールで聴いたばかりです。
この時は、記事にも書いたように、今ひとつ音が前に出てきていなかったものです。
今回はそんなことはなく、よくピアノは鳴っていて、迫力がありました。

K.330はチャーミングな曲ですから、ケフェレックにお似合いだろうなと思っていましたところ、まさにその通りで、大変楽しい演奏でした。ケフェレックは、独特の洒落たパッセージの弾き方を時折みせます。それはやりすぎると端正さをかいて危ないと思うのですが、K.330については、ほどよく色艶を与えていたと思います。
趣味がいいのですね。

ピアノの管楽器のための五重奏曲は、モーツァルトがピアノ協奏曲でよく見せる、ピアノと管楽器との掛け合いの部分だけを抜き出したような、大変美しい楽曲で、私の大好きな曲です。
生で聴くのは初めてでした。
CDで聴くのと違って、ダイレクトな感じはないものの、柔らかいアコーティスックな音と、
合奏の息づかいがわかって、心が安らぎました。
そして、何と言ってもこの曲の聴かせどころといえる、第2楽章の管楽器がソロで美しいメロ
ディーを順に奏でる部分をうっとり聴けて、大変満足でした。

もともとピアノソロ以外はほとんど聴かない人間なのですが、生を聴くとまんざらでもありません。特に今回は古典的な様式を理解する上で、管楽器や弦楽器を聴けたことは大変勉強になりました。

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