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2009年2月16日 (月)

アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調op.22~「オーヴェル・シュル・オワーズ音楽祭2005年ライヴ」【CD聴記2】

【4曲目】

ショパン:3つのエコセーズop.72-3(ニ長調、ト長調、変ニ長調)

ショパンの16歳の時の作品と言われていますが、内容が充実しているので、もっと後年の作品という説もあります。

ほとんどCDには収められていないのでは。
コンサートで弾かれるとしたら、アンコールでしょう。

聴いてみると、大変楽しい曲です。ショパンらしさ満載で、躍動感に溢れています。ヌーブルジェのブリリアントな音色、キレのよいタッチにまことに良くあっています。

【5曲目】

ショパン:ワルツ第17番変ホ長調「ソステヌート」(遺作)

ショパン20歳の頃の作品。ちと変わったワルツです。
あんまり記憶にないのですが、聴いたことはあったようです。

ヌーブルジェはゆっくりと、インテンポで「ズン、チャッ、チャッ」と優雅に弾きます。およそワルツっぽく感じません。
こういう曲なのだ、と思って聴けば、悪くないです。

そう言えば、ル・ジュルナル・ド・ショパンで弾いたワルツもワルツっぽくなかったですね。

敢えてそういう解釈なのでしょうか。

手元にジャン=マルク・ルイサダの演奏がありました。
こちらは、きちんとワルツになっていました。

【6曲目】

ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調op.22

一応、ショパン初期の頃の名作ということになってます。(ポロネーズが21歳、アンダンテが24歳)

映画「戦場のピアニスト」でも、戦後の演奏会で主人公シュピルマンが弾いていたような覚えがあります。

確かに、アンダンテ・スピアナートは美しいです。ポロネーズも、絢爛豪華で弾き映えがする曲です。
ですが、私は今までどうもこの曲はピンときませんでした。というより、はっきり言って好きではありませんでした。

くどいのですよね。装飾もうるさい。ポロネーズの終結部、もう終わりと思ってからの長いこと長いこと。

楽譜で確認すると、終結部のソロに入ってから、ページにして4ページちょっと、小節にして58小節、演奏時間にして約1分半以上もコーダ的演奏が続くのです。
極めつけは、最後の最後のアルペジオが、上がって下がってを5回も繰り返します。シューベルトの終わり方もじれったいですが、良い勝負です。

というわけで、何度もこの曲に接してはいるものの、最初から最後まで集中して聴いた記憶があまりありません。

ところが、ところがです!

このヌーブルジェの演奏を聴くと、アンダンテ・スピアナートの出だしの右手の甘く美しいメロディからぐいと引き込まれ、ポロネーズに入ると、軽快なリズム、美しくキレのある音、そして豪快なフォルテに、目くるめくようで、全く飽きることなく、最後まで集中できたのでした。

いやー、良い曲だったのですねぇ。あっという間に宗旨替えです。

この曲の他のピアニストのCDは今手元にはなく、LP(古い!)やライブで何回か聴いたきりですが、この曲に関する、これはベスト盤と言っても、言い過ぎではないくらい、素晴らしい演奏でした。

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